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~ 竹富島ウェブログ ~

 

2021年9月9日

令和3年度種子取祭奉納芸能の中止について

去った9月5日、竹富公民館は、

令和3年度竹富公民館タナドゥイ議会(第3回議会)を開会し、

10月3日から10月12日まで挙行される

種子取祭の奉納芸能の中止を決定いたしましたので、

ブログをご覧の皆さまへお知らせいたします。

 

昨年度も奉納芸能は挙行せず神事のみ執行しましたが、

今年度は、前年度同様に執り行うことについては、

竹富公民館執行部と有志、神司の皆さまで話し合いがもたれます。

今年度は、新型コロナウイルスの変種株が猛威を振るい、

その影響で国の緊急事態宣言の延長が続いており、昨年度とは対応が異なるかもしれません。

 

ゆがふ館も現在も開館できず、

皆さまへ竹富島の暮らしをご紹介することが出来ず、大変残念に思いますが、

台風と同じで、暴風が吹き荒れる際は、

静かに過ぎ去るのを待つしかありません。

 

ブログをご覧の皆さまも、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めつつ、

おからだを気遣いながら、お過ごしくださいませ。

(ta)

 

 

2021年6月3日

パンデミック下での島の祭祀

5月24日に新型コロナウイルス感染症による沖縄県の緊急事態宣言が発出して以降、

沖縄県内の感染状況の悪化が連日報道されています。

石垣島でも、昨日(6月2日)は13名の感染者が確認され、

八重山管内での感染者は累計646名となりました。

 

幸いなことに、現時点では竹富島住民の感染者は出ておらず、

5月30日にはほとんどの島民が2回目のワクチン接種を完了しておりますが、

感染状況の悪化は予断を許しません。

 

こうしたさなか、4月1日に新執行部体制となった竹富公民館は、

本年度最初の祭りである「四月大願い」を5月20・21日に執り行っています。

 

  

5月20日 幸本御嶽での夜籠り

5月21日 花城御嶽

 

願いは変わらずとも、感染症予防への配慮は十二分に行わなければなりません。

昨年度同様、今年度の執行部も多くの島民が関わる祭祀の執行に注意を払います。

 

昨年は、結願祭と種子取祭の奉納芸能が中止となりましたが、

今年は果たしてどうなるのでしょうか。

今後の感染状況の収束を願うばかりです。

 

(ta)

 

2020年10月10日

令和2年度竹富島の種子取祭について

 

今年の種子取祭は、

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、

神事のみを執り行い、

「乾鯛の儀式」「庭の芸能」「舞台の芸能」を行わないことに決まりました。

 

つきましては、

かのえ とら(10月14日)かのと う(10月15日)の2日間は、

奉納芸能は執り行わず、神事のみとなります。

また、この2日間は水牛車観光は全店休業、

その他レンタサイクル、飲食店の大部分の店舗もお休みとなります。

 

種子取祭の奉納芸能を楽しみにしている皆様方におかれましては、

来年の種子取祭の奉納芸能が滞りなく挙行できるように、

新型コロナウイルス感染症の拡大が収束するよう、

密接、密閉、密集の “三密” を避け、

不要不急の外出を控え、

ソーシャルディスタンスの取り組みを理解し、

マスクの着用、うがいなどを励行して感染拡大防止に努めましょう。

 

なにとぞご理解をよろしくお願いいたします。

 

竹富島ビジターセンター運営協議会

2020年8月24日

新型コロナウイルス感染症の影響による竹富島の種子取祭の挙行について

去った8月20日(木)

地縁団体法人竹富公民館は

公民館議会(結願・敬老議会)において、

今年度の種子取祭の挙行について審議いたしました。

その結果、

新型コロナウイルス感染症の拡大防止と予防の観点から、

7日目の庚子、8日目の辛丑の日に挙行する

「乾鯛の儀式」「庭の芸能」「舞台の芸能」

を執り行わないことに決定いたしました。

その他詳細については、次回の種子取祭議会にて審議されます。

 

(ta)

 

 

2020年5月12日

竹富島ゆがふ館の再開について

日本政府による新型コロナウイルス感染拡大緊急事態宣言(4月6日)

を受けて4月7日より閉館しておりました、

西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館は、

竹富町緊急事態宣言解除(5月7日)ならびに

沖縄県による緊急事態宣言一部解除(5月14日)を受け、

5月21日(木)より再開することと決まりましたので、

皆さま方へお知らせいたします。

 

今後につきましては、国内ならびに沖縄県内、

八重山圏内の感染者状況を注視しつつ、

予定が変更になる恐れがあることを予めお伝えいたします。

 

なお、竹富島内は、

竹富町緊急事態宣言が解除されたにもかかわらず、

殆どの事業者は営業自粛を継続しております。

また、竹富島住民の皆様方におかれましても、

島内のパンデミック(感染爆発)が発生しないよう

高い意識を保ちながら生活しています。

 

竹富島は小さな島ゆえ、

ひとりの感染が、多くの住民を巻き込む危険性と

常に隣り合わせの環境で暮らしているからです。

 

これからご来島いただく皆様方におかれましては、

引き続き竹富島の取り組みにご協力くださいますよう、

よろしくお願い申し上げます。

 

西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター運営協議会

 

2019年4月16日

令和元年度竹富公民館年間祭事行事表

4月に入り、竹富公民館も新執行部体制となりました。
その新執行部の最初の大仕事が、1年間の年間祭事行事を定めることです。
2日の夜、新執行部は顧問、神司とともに1年間の年間祭事行事を協議し、
その後、
10日の竹富公民館初議会で承認され、
15日の集落ごとの月例会にて公けとなりました。

今回の祭事行事表をみてみると、今まで掲載されていなかった
種子取祭の最終日にあたる「ムヌン(物忌)」が載っていることに気付かれます。

ムヌンとは“安息日”のことで、大地や身体を休ませるばかりでなく、
作物に災いをもたらす害虫たちを島外へ送り返す儀式が行われていました。
ムヌンはタナドゥイムヌンばかりでなく、往古は毎月執り行われる儀式でしたが
戦後の混乱のなか、祭祀が生活に大きな負担をかけているといった議論から、
タナドゥイムヌンは整理の対象となり、省略されました。

今年度は、失われつつある祭祀を継承していこうといった観点から、
年間祭事行事表に掲載されています。

(ta)

平成31年度竹富公民館祭事行事表

2018年10月6日

平成30年度 竹富島の種子取祭

平成30年度 竹富島の種子取祭

・ 9月4日 (つちのと ゐ) シチマツリ (節祭)
  古代の正月といわれる。新しい季節を迎えたことを神々に祈り、
  作物を育む大地と命の水(井戸)に感謝する神事。
  古来より節祭から49日目の「つちのえね」の日を祭日とする
  種子取祭に入るとされている。
  本年は、10月23日が“つちのえね”の日にあたり、その日に種子を蒔く。
  それより4日前の“きのえさる”の日から種子取祭の日程に入るとされている。

・ 9月17日 (旧暦8月8日) ユーンカイ (世迎い)
  竹富島にニライカナイから訪れた神々によって、
  種もみがもたらされる神事が行われる。

1.10月19日 (きのえ さる)種子取祭初日
  初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。
  玻座間、仲筋の両地区の長者(ホンジャー)の前で無事に
  奉納芸能が尽くせるようにと祈願する

2.10月20,21日,22日
  種子取祭の諸準備。狂言、舞踊の稽古に充てる

3.10月23日 (つちのえ ね)
  神司はそれぞれの御嶽にてタナドゥイのウッカイ(ご案内)を行ったのち
  公民館役員と合流して玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、根原家などを廻り
  種子取祭の願いを行なう。
  男生産人(18歳~69歳迄)は、
  早朝から幕舎張りなどの奉納芸能の舞台を設営する。
  出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。各家では種まき。
  主婦はイイヤチ(飯初)作り。
   
4.10月24日 (つちのと うし)
  ンガソージといって、前日に蒔かれた種子がしっかりと土につくように、
  精進を尽くす日とされる。
  家主がブママンガン・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を招いて
  イイヤチ戴みの儀式などもある。
  また、この日はフクミといい芸能の稽古の総仕上げの日。
  夜には公民館役員、石垣・沖縄・東京の各郷友会長などが
  ブドゥイドゥン・キョンギンドゥンを訪ねて挨拶し激励する。
  
 (午後5時00分頃 竹富公民館主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館で開催)

5.10月25日 (かのえ とら)
  バルヒル願いの日、奉納芸能初日
 ● 午前06時00分頃
  彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願
  玻座間御嶽では神司たちの祈願
  その後、両者は世持御嶽で合流し、バルヒルの願い、イバン取りの儀式がある。
  場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。

 ● 午前08時00分頃 玻座間村東集落主事宅へ参詣
 ● 午前09時30分頃 世持御嶽へもどる
 ● 午前10時00分頃 庭の芸能を奉納
  棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、腕棒、馬乗者
  の順で行われる。
  玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。
  その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
  曽我兄弟で初日の芸能は終了
 ● 午後05時30分頃 イバン(九年母)戴みの儀式がある
  世乞い(ユークイ)が始まる。
  ユークイは、種子取祭を統一した根原金殿をまつる根原屋から始まり、
  その後三集落に別れてユークイが深夜まで行なわれる。
 ・東集落 宇根屋、與那国屋、内盛屋、主事宅、顧問家を回り最後は宇根屋。
 ・西集落 赤山屋、上盛屋、国吉屋、主事宅、顧問屋、公民館長家、
  各家を回り最後は有田屋。
 ・仲筋村 生盛屋、島仲屋、各家を回り最後は顧問家。
 ● 午後10時00分頃  未定 (石垣への船の臨時便あり)

6.10月26日 (かのと う)
 ● 午前05時00分頃 三集落のユークイの一団は、
   根原屋でユークイ留めを行なう。
 ● 午前05時30分頃 世持御嶽へ。イバン返上を行ないユークイは総て終了。
  二日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、それを祝して
  仲筋村のシドゥリャニが奉納され、前日同様の乾鯛の儀式が行われる。
 ● 午前08時00分頃 玻座間村西集落の主事宅へ参詣の儀式。
 ● 午前09時30分頃 世持御嶽へもどる。
 ● 午前10時00分頃 庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
 ● 仲筋村の舞台の奉納芸能が終日行なわれる。
  別途奉納芸能演目がある。
  仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種子蒔狂言、天人狂言などがあり、
  最後は鬼捕りで奉納芸能は終了
 ● 午後05時30分頃 芸能の奉納はすべて終了
 ● 午後06時30分頃 (当日決定)石垣行臨時船便あり。
  種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。

7.10月27日 (みずのえ たつ)
  男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。

 ● 午前10時00分頃 竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会幹部との懇談会。
 ● 午後(時間未定) 支払議会を開催し、種子取祭の日程は総て終了する。
   
8.10月28日 (みずのと み)
  種子取祭物忌(タナドゥイムヌン)。現在は省略している。

2018年4月16日

平成30年度竹富公民館祭事・行事表

平成30年度竹富公民館祭事・行事表
     ↑ ↑   
【 コチラをクリックしてください 】

昨晩開催された集落ごとの月例会にて公けとなった、
「平成30年度竹富公民館祭事・行事表」を
ブログをご覧のみなさまへお知らせいたします。

毎年恒例ではありますが、
今年の9月も毎週祭事行事が行われるほどの大変忙しい月となります。
9月17日の世迎いと結願の夜籠が同日に行われるほか、
十五夜祭は9月24日(振替休日)に挙行されます。

(ta)

2017年12月24日

鍛冶屋の願い

今日はクリスマスイブ。
八重山地方でも、クリスマスツリーがいくつも見られ
南の島のクリスマスを楽しんでいるようです。
その一方、旧暦でみると今日は11月7日。
全国的に旧暦の11月7日はふいご祭といわれ、
鉄器がもたらす恵みに感謝する一日でもあります。
(11月8日に行われる地域が多い)

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鍛冶屋御嶽での祈願。香炉は右から「風」「火」「水」。

本日、竹富島では
農作物の収穫を飛躍的に向上させた鉄器に感謝する
「鍛冶屋の願い」が執り行われました。

「鍛冶屋の願い」は、
終戦後の昭和24年、貧しい暮らしに追い打ちを掛けぬよう
祭事を整理し縮小しましたが、その廃止した祭祀に含まれていました。
しかし、「鉄でできたクワやヘラがあってこそ私たちは食べ物をいただける」
ということで、神司は願いを絶やさずに続けていました。
そこで竹富公民館は、
平成14年に「鍛冶屋の願い」を竹富公民館の祭祀として復活させ、
現在では公民館の祭事として執り行っています。

(ta)

2017年10月27日

平成29年度種子取祭はじまる。

10月24日のトゥルッキの儀式より、
平成29年度の種子取祭がはじまりました。
配役も定まり、
それぞれの役を担う方々も、
30・31日の奉納芸能に向けて着々と準備を進めています。

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10月24日(甲申の日) 玻座間民俗芸能保存会のトゥルッキ(国吉屋)

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10月25日(乙酉の日) 奉納芸能の稽古(玻座間民俗芸能保存会)

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10月26日(丙戌の日) 奉納芸能の稽古(玻座間民俗芸能保存会)

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10月26日(丁亥の日) 奉納芸能の稽古(竹富小中学校教職員ならびに学校生徒)

ただ、大いに気になるのが台風22号(サオラー)の動向。
本日12時現在の予報によると、
八重山地方には明日(28日)の午後あたりに最接近しそうです。
明日は、奉納芸能の会場となる世持御嶽に幕舎を張る「幕舎張り」の日。
また、種子取祭で最も重要な「祈願」の日にあたります。

どのような形で奉納の二日間を迎えるにせよ、
タナドゥイを迎えようとする島民の心構えには変化はありません。
台風は足早に過ぎ去っていただき、
世持御嶽の神前にて、
手の誤り、台詞の誤りのないように、
心穏やかに芸能を奉納できますように。

(ta)


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