2016年3月18日
ウルズン

旧暦二月に吹き荒れる強風「ニンガチカジマーイ」
もようやく過ぎ去り、八重山地方はウルズンを迎えます。
竹富島では、
12日に総ての草葉に感謝する“二月祭”、
15日に竹富小中学校卒業式、
18日は竹富保育所の卒園式が行われました。
今年の冬は例年以上に寒さが厳しかったからでしょうか、
デイゴの蕾は昨年・一昨年よりもあまり見かけられません。

しかし、
高校へ入学する生徒たち、
島に馴染み、島民から可愛がられた方々が島を離れる頃は、
デイゴが深紅の花を蓄え、
「また戻っておいでね」
と別れのメッセージを伝えてくれることでしょう。
(ta)
2016年3月13日
アーカイブ上映会 「雄勝~法印神楽の復興~」
3月11日は、15,894名の尊い命を失い、
2月末現在で行方不明者2,562名、
約174,000名の方々が避難生活を余儀なくされている
未曽有の大災害となった東日本大震災が発生して5年が経過した日。
竹富島ゆがふ館では、地縁団体法人竹富公民館、竹富小中学校と共催し、
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟からご協力をいただき、
「雄勝~法印神楽の復興~」上映会を開催いたしました。
この八重山でも1771年4月の「明和の大津波」により、
約27,000人のうち、約9,200人もの方が亡くなった悲劇を経験しています。
映像の舞台となる宮城県石巻市雄勝町は、
竹富島と同じく国指定重要無形民俗文化財を有する地域。
震災の復興とは、祭の大切さとは、被災した方々を労わる気持ちなどなど、
様々な意味も込めて開催しました。
昼の部は、13時30分より竹富小中学校体育館にて開催し、
竹富小学校高学年生ならびに竹富中学校生徒、
学校教職員、地域より2名の皆さまとともに映像を観ました。

上映前に1分間の黙とうを捧げたのち、
島仲信秀竹富小中学校長よりご挨拶をいただきました。
夜の部は、20時にゆがふ館を会場とし、
地域の皆さま28名、ご宿泊の観光客の皆さま10名、
38名の皆さまとと共に映像を観ました。

上映前に、上勢頭篤竹富公民館長よりご挨拶をいただきました。
インフラの整備、住居の確保は勿論のことですが、
本当の「復興」とは、
その地に暮らす人々に根付いた精神を絶やさぬようにすることである。
手塚眞監督が手掛ける60分間に凝縮された、
雄勝町の人々の「復興」がそのように訴えかけ、
雄勝町の皆さま方が求める「その精神」は、
竹富島に暮らす私たちに共通する考え方、共感する点が多々あると
強く感じました。
今回のアーカイブ上映会は、
昼の部・夜の部の二部制とし、多くの皆さま方にご覧いただきました。
ご協力いただきました、
地縁団体法人竹富公民館、竹富町立竹富小中学校、NPOたきどぅん
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、
ポスターの画像を快くご提供くださった
仙台市歴史民俗資料館ならびに仙台・宮城アライアンスミュージアム事務局、
ニンガチカジマーイの冷たい雨風が吹き荒れるなか足を運んでくださった
竹富島の皆さま、心より感謝申し上げます。
(ta)
2016年3月1日
アーカイブ上映会「雄勝~法印神楽の復興~」の開催について
来る3月11日(金)竹富島ゆがふ館では、
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟のご協力をいただき、
地縁団体法人竹富公民館、竹富町立竹富小中学校、NPOたきどぅんと共催し、
アーカイブ上映会「雄勝~法印神楽の復興~」を開催いたします。

3月11日は、未曽有の大震災となった
東日本大震災から5年が経つ日です。
震災がもたらした数々の悲劇、
今もなお復興にご尽力されている方々、
そして、
宮城県石巻市雄勝町と同じく竹富島は伝統芸能を有する地域であるということ。
様々な思いを込めて、この日に上映会を開きます。
多くの方々のご来場を心よりお待ち申し上げます。
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竹富島ゆがふ館アーカイブ上映会
「雄勝 ~法印神楽の復興~ 」
(おがつ ほういんかぐらのふっこう)
◆ 上映日: 平成28年3月11日(金)
◆ 入場料: 無料
◆ 昼の部: 13時30分~14時30分
会 場: 竹富町立竹富小中学校体育館
◆ 夜の部: 20時~21時
会 場: 西表石垣国立公園竹富島ビジターセンターゆがふ館
◆ 問合せ 竹富島ゆがふ館 (0980-85-2488)
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