2014年12月24日
ナーキ祝い
タナドゥイ(種子取祭)で蒔いた種子の生長を祈願するまつり、
ナーキ祝い(ナーキヨイ)は昨日執り行われました。
ナーキ祝いは祈願祭。
日を旧暦11月のツチノエ・ツチノトまたはキノエ・キノトで選びます。
神司ならびに竹富公民館執行部は、
国仲御嶽、清明御嶽、西塘御嶽を参拝したのち、
ムーヤマ(六山)の神司として、
ひとりの氏子としてそれぞれの御嶽へ参拝します。
ムーヤマの氏子たちは、参拝の順序はそれぞれ異なりますが、
氏子の統括者であるトゥヌイムトゥでの参拝、
ムーヤマでの参拝は共通しています。
ここでは、花城御嶽の動きをご紹介しましょう。

花城御嶽のトゥヌイムトゥ(殿居元)、アサイヤのジージョオンでの祈願。

アサイヤのザートゥク(床の間)での祈願。

東美崎御嶽での祈願。祝日とあり大勢の子どもたちも集いました。

花城御嶽のウブ入り。拝殿奥のウブと云われる聖域は年に5回
(十月祭、ナーキ祝い、二月祭、四月祭、豊年祭)のみ入ることを
許されています。ただし、入るのは女性のみ。
男性は入ることを禁じられています。
花城御嶽では、
9時30分頃からトゥヌイムトゥの参拝が始まり、
祭の精算を終えたのが22時40分。
丸一日かけて祭を行います。
(ta)
2014年12月18日
『ゆがふ館だより』No.46発行しました。
『ゆがふ館だより』No.46(2014年12月15日号)
発行いたしました。
特集は「種子取祭の祈願と儀式について」です。
館内にて配布いたしますので、
ご来館の際はぜひお手に取ってください。

(ta)
2014年12月12日
「前原基男写真展 あんやたん」開催中!
ゆがふ館ギャラリーの展示替えを行い、
12月12日から「激動期と復興へのうねり」を展示しております。
戦後復興と復帰の頃の那覇の様子がわかります。
ぜひご来館ください!

2014年12月8日
シロハラの来館
例年よりやや遅い寒気を迎えた八重山地方。
寒さが厳しくなればなるほど、
小さな鳥たちがゆがふ館に訪れます。
それは、寒さを凌ぐためではなく、
館内の床面で暮らす虫たちを捕食するため。
石や草などの逃げ場がない館内は、
鳥たちの格好のえさ場です。
今日はシロハラがゆがふ館へと闖入してきました。

館内に入ろうと試みたものの、
窓ガラスにぶつかって脳震とうを起こしているシロハラ。
カラスの襲撃も恐らくなかろうかと判断し、そのままにしておきました。
(ta)
2014年12月2日
平成26年、師走
祭事行事が集中する竹富島の秋、
9月1日のユーンカイからはじまり、
11月27日の十月祭をとり終えると、気が付いたらもう師走。
今年の八重山地方は降雨量が少なく、
西表島、小浜島、黒島、鳩間島、新城島では10月30日から、
石垣島と竹富島では11月20日から29日まで、
夜11時から翌朝6時まで夜間断水が行われています。
11月下旬まで気温も28度近くまであがり暮秋とも思えぬ暑さでしたが、
12月を迎えるとともに気温も平年並みまで下がり、
恵みの雨ももたらしてくれています。

今日の竹富島はどんよりした雲がかかり、厚手の上着が必要な一日になりそうです。
大阪よりご来島いただいた私立宣真高等学校のみなさん、
生憎の天候ですが、
八重山での修学旅行の思い出をたくさんつくって下さいね。
(ta)