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第7回は、竹富島きってのおしどり夫婦、大山栄一さん・ミツ子さんを紹介します。
栄一さんは、生粋のテードゥンヒトゥ。7月31日生まれの、血液型はB型。ミツ子さんの出身は久米島。6月7日生まれのO型です。
お二人の日々の楽しみは、もっぱら海を歩くこと・・・もちろん獲物目当てに。潮の干満に合わせた生活のリズムは、規則正しいのか、正しくないのか…。深夜二人そろって浜に下りることもしばしば。その日の収穫は、ミツ子さんの手にかかると、すぐさまごちそうとなり食卓へのぼります。

ニカイヤー(大山の屋号)を訪ねてくる島人も多く、大山家はいつもにぎやか。また、ときに旅人も訪れてくるのは、かつてニカイヤーで民宿を営んでいた名残なのでしょうか。さあ、そんなお二人にいろいろ聞いてみましょう!


栄一さんが島を離れたのはいつですか。また、島に帰ってきた動機は?
昭和38年に島を離れて以来、沖縄本島で生活していましたが、父(貞雄さん)の島での一人ぐらしが心配で、平成16年に帰ってきました。島のことをよく知っている父でした。種子取祭になると居ても立ってもいられなくなる、典型的なテードゥンヒトゥだったので、生前もっといろんなことを聞いておくべきだったなぁと思います。


帰ってこられて、島での生活はいかがですか。
あらためて、自然?とりわけ海の豊かさを実感しています。そして、竹富島はとにかく忙しい!
今年度は主事という大役を仰せつかいましたが、種子取祭だけが忙しいと思っていたら、それは大きなあやまりだと気付きました。日常生活でも掃除や様々な組織の集まりが多いうえ、島には昔ながらの行事が多くあり、絶えず数々の仕事が舞い込んできます。


ミツコさんは、先日のサニチ(旧3月3日)はどのように過ごしましたか。
干潮の時間をねらって浜下りして、スヌルやギラをとってきました。おかげでフクロウにならなくてよかったです。


栄一さんに、主事の抱負をうかがいたいのですが。
あいのた(東集落)を盛り上げると同時に、うつぐみの心を再確認し、島全体への目配りを利かせていきたいですね。

【取材記者から一言】

栄一さんは、何でもさりげなく模範を示し、島人から慕われています。ミツ子さんは、ゆがふ館のおそうじと同時に、館内の案内もしてくれる、ありがたい存在です。おかげでゆがふ館はいつもピカピカです。
いつも頼りになるお二人。お世話になってばかりで申し訳ございません。
この恩はいつか必ず返しますので、待っていてください。

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