■バックナンバー■

第一回

第二回

第三回

第四回

第五回

第六回

第七回

第八回

第九回

第十回
・第3回・

第3回に登場いただいたのは、いんのた(西集落)にお住まいの大山祐達(おおやまゆうたつ)さんです。
祐達さんは、1948(S12)年12月15日丑年生まれの射手座で、血液型はB型です。長い間、関東で生活をされ、東京郷友会の会長をするなどずっと島を愛してこられましたが、5年前に竹富島に帰ってこられ、昨年は町並み調整委員会の委員長、今年は副公民館長をされています。
今回は、そんな祐達さんにいろいろと伺ってみました。

祐達さんは10代で島を離れられていますが、戻ってこられたのはなぜですか?
:大山家の本家を空き家にはしておけないって思って。東京で家庭を持ったときからずっと、子供がひとり立ちしたら、老後は自分の生まれた島で暮らそうと思ってたんでね。

現在、どんなお仕事をされていますか?
:石工職人として働かせてもらってます。竹富島の石垣塀は、島独特の景観をつくりだしているので、とっても重要と思ってます。まだまだ未熟だけどがんばってますよ。

島の中で好きなところはどこですか?
:景色として好きな場所はいっぱいありますね。でも毎日のように行くのは、西塘御嶽ですね。考え事をしたり、願い事をしたり。心が本当に落ち着くところですね。

では最後に、何かメッセージをください。
:島の人たちに聞いて欲しいことがあります。

このゆがふ館は、国の税金を5億円以上かけて建てられました。またそれだけではなく、これまでにも数十億円が竹富島に投じられています。それは先祖が培ってきた貴重な文化遺産である、町並み、伝統芸能、織物などに対する国からの評価であり、対価だと思ってます。

これだけの大きな金額が、人口320人にも満たない小さな島に投じられていることは、竹富島自体が公的な要素の強い国の財産でもあるということを、私たちはもう一度よく認識しなければいけません。もちろん島人の私有財産ではあるのですが。

生活の便利さは多少欠くかもしれないですが、より忠実に町並みを守り、文化遺産を守り、この竹富島を守っていくことが、島で暮らす私たちの責任であり、使命であると思っています。




【取材記者から一言】

竹富に帰ってきたばかりなのに、去年は町並調整委員長、今年は副公民館長と忙しいですね。
それだけ祐達さんが島の人たちに信頼されているということではないでしょうか。
これからも身体に気を付けて、島のために共にガンバリましょう!!


竹富島ゆがふ館 all right reserved.
(当サイト内に記載された文章・写真などの画像の無断転載を禁じます)
info@taketomijima.jp