今日の竹富島も、とてもいい天候に恵まれそうです。
朝日を存分に浴びるゆがふ館は、今日も大勢の皆さまを迎えます。
(ta)
種子取祭も滞りなく終え、
島には穏やかな時間が戻って来ました。
今日は平日とあってか、観光客の皆さまも比較的少なく、
集落はゆったりとした雰囲気が流れています。
奉納芸能の舞台となる世持御嶽です。
幕舎などの片づけも終わり、普段の佇まいを残しています。
御嶽の周りには砂が撒かれ、一層と道の美しさを引き立たせています。
学校では体育の授業が行われていました。竹馬はみなうまく乗れたでしょうか?
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ゆがふ館の展示物紹介「種子取祭シリーズ」
最終回は、「祭りのあと」。
祭が終わったら、みんなさあっと帰っていく。
いつまでもぐずぐずしていない。
何事もなかったみたいに静かになるのよ。
何ていうかなあ、
達成感っていうか。
言葉にならないけれど
あの感じがいいのよね。
重要無形民俗文化財に指定されている種子取祭
の奉納芸能が、17,18日に世持御嶽にて執り行われました。
ここでは、祭の様子を少しだけピックアップして
皆さんにご紹介いたします。
(ta)
ゆがふ館の展示物紹介「種子取祭シリーズ」
5回目は、「奉納の心」。
踊りは「踊る」ものではない。
「奉納する」もの。
種子取祭の舞台に上がるというのは神様から選ばれること、
神様に認めてもらえるということ。
お客さんにはわからない失敗でも
神様はちゃんと見ている。
※奉納
種子取祭の芸能を始め、神様の神前で行われる芸能は全て奉納の意味を持っています。
神様に対してお見せしている芸能を、人間も楽しませて頂いているという感覚です。
ゆがふ館の展示物紹介「種子取祭シリーズ」
4回目は、「島に慣れる」。
祭はシマナライと言って、
教育の場でもあるわけ。
新しく来た人や、若い人が
島に慣れる意味も持っているんだよ。
ゆがふ館の展示物紹介「種子取祭シリーズ」
3回目は、「祭りを支えるもの」
神司になると人の動きがよく見える。
祭りは人に支えられてできているから、
心が一つにならないと続けられないと感じるよ。
ゆがふ館の展示物紹介「種子取祭シリーズ」
2回目は、「祭りの人手」
種子取祭では153もの役割があるよ。
※153種子取祭の運営には男女合わせて153もの役割があると言われています。島の人口は300少々。153といわれるのは種子取祭当日についての役割であり、実際は、祭りの準備の段階から実にたくさんの人達が、いくつもの役割を担っています。何より、祭りはたくさんの人の協力がなければ成り立ちません。石垣島や那覇、東京などの郷友会の仲間の力も借りて、種子取祭は執り行われています。
昨日(10月9日)に竹富公民館にて実施した
秋季清掃検査の集計は以下の通りとなりました!
●人 口 345名 (春季比 +4)
うち男性 158名 (春季比 +6)
うち女性 187名 (春季比 −2)
●戸 数 169戸 (春季比 −3)
●牧場牛 376頭 (春季比 −28)
●馬 2頭
●水牛 19頭 (春季比 −5)
●山羊 35頭 (春季比 −7)
●鶏 206羽 (春季比 +199)
●犬 25匹 (春季比 +1)
●猫 54匹 (春季比 +10)
●乗用車 68台 (春季比 +4)
●貨物車 71台 (春季比 −4)
●マイクロバス 22台 (春季比 −14)
●バイク 50台 (春季比 +8)
●自転車 217台 (春季比 +36)
●船舶 19台 (春季比 −2)
●貸バイク 0台 (春季比 0)
●貸自転車 798台 (春季比 +17)
●生ゴミ処理機 43台(春季比 −5)
●貯水タンク 40台(春季比 −2)
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竹富島では年に2回、定期的に清掃検査が行われます。
島を清掃することは、島に対しての感謝の気持ちと同時に、
住んでいる人お互いが快適に過ごせるような配慮があります。
ブログでは何度も皆さまにご案内していますが、竹富島では
植物の繁殖力がたいへん旺盛です。定期的に清掃を行わないと、
病気やハブなどの巣窟となっていしまいます。
そのため、明治時代末期から疫病の発生を未然に防ぐ為に
清掃検査が始められたそうです。
当時は島の役人らが各戸を周り、畳の下まで調べる徹底ぶり
だったそうです。
島はますますきれいになりました。
種子取祭まで、あと僅かです。
(ta)
いよいよ種子取祭が近づいてきました!
竹富島は種子取祭を迎えるにあたり、どことなく
そわそわし始めています。
各集落の女性は舞踊の稽古を夏場から念入りに行い、
いよいよ、各集落の地謡との音合わせを行います。
男性は狂言の稽古。今年は結願祭奉納芸能との
日取りが短かったため、僅かな休みののち稽古に入りました。
神々に対する奉納芸能。
稽古にも力が入ります。
竹富島は、種子取祭の前にさまざまな島内行事を行います。
先ずは毎月行われる支会定例会を前倒しして開催し、各集落毎の
約束事を確認します。
さらに全戸挙げての清掃検査を行ない、各家庭がきれいな状態で
種子取祭を迎えることができるかの点検、島をあげての桟橋と集落を
結ぶホーシ道の清掃など。
10月11日のトルッキを前に、いよいよ島が“そわそわ”してきます。
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作物の成長を祈願する九月大願い。
今年は竹富島で最大の神事、「種子取祭」よりも前に
執り行なわれました。
四月と九月の大祭及び西塘ばんはじり(7月頃)、
結願祭(9月頃)の4つの神事は、神司が夜籠りをし、
線香の灯を絶やさぬようにします。
(ta)
竹富島と言えば、種子取祭。
この、種子取祭を目前に控えた竹富島は日々忙しさを増しています。
そしてこの時期、種子取祭を皆さんにご紹介するために、
ゆがふ館では、「種子取祭」の特集コーナーを設けました。
種子取祭に関連する書籍を取りそろたコーナー。
「種子取祭って何?」「もっと種子取祭を知りたい!」という方、
こちらのコーナーに是非お立ち寄りください。
また、この特集コーナーの設置に伴い、
書籍販売エリアをリニューアルしました。
来館する方が見やすいようにイメージを膨らませて
レイアウトしてみました。
いかがでしょうか?
ご来館お待ちしております。
ゆがふ館の、竹富島の興味深いことを様々なスタイルで展示しています。
おすすめの展示は色々ありますが、
中でもゆっくりじっくり手に取ってもらいたいのが、
この「本」のシリーズ。
竹富島に関する様々なことを、テーマごとにまとめた本型の展示物。
種子取祭が近づくこの時期、『祭りのこと』の中から、
種子取祭にまつわることを種子取祭が終わるまで
数回にわけ、ご紹介したいと思います。
まずは、
「種子取祭」について。
種子取祭に向かって
どんどん行事が増えて忙しくなる。
「こんな状態で種子取祭か!?」と思っているうちに
もう始まっている。
でも、これが終わらんと正月は迎えられん。
あのエネルギーの高まりは何なんだろうね。
※種子取祭
竹富島の年中行事の中で最も大きな祭事です。
種子取祭は、準備期間も含めてキノエサルの日からミズノトミまでの10日間が祭りの期間。種子がしっかり根づくようにという意味を日取りに込め、5日目に行うタニウルシの儀式は、節祭かた49日目にあたるツチノエネの日に行います。種子取祭は清めた土地に種子度まき始める祭りで、種子が一粒万倍となる豊年豊作が祈願されます。タネウルシの後、6日目のンガソージの日は物音に驚いて種子の発芽を遅らせることのないよう静かに暮らします。芸能を奉納するのは7日目、8日目の2日間です。