竹富島恒例の清掃検査が4月24日に行なわれました。
この検査の歴史は古く、明治時代にはすでに検査が行なわれて
いた記録があります。
これは、役人が疫病の流行を防ぐために、島民に島内を
清潔にするよう指導したのが起原であると伝えられています。
昭和初期には、畳を上げ、軒の下まで検査するほど徹底してたそうです。
竹富島が美しいのは、こうした習慣が残っているからと言えます。
現在では、春季、秋季と年2回となり、以前に比べて緩やかになった
とは言えども、検査不合格の屋敷は、集落放送で不合格者として
名前を挙げられます。
こうした点を考えると、ある意味では厳しい検査といえそうです。
また、清掃検査は、集落内の様々な集計を行なうことにより、
島内での環境美化費や祭事行事の際の拠出金の徴収などに
活用されます。
祭事行事を維持するためにも必要な統計調査とも言えるでしょう。
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高くそびえ、その先に咲く黄色の花。
何十年かに1度しか咲かないといわれる
“リュウゼツラン”が開花しています!
株の真ん中から天に向かって真っ直ぐに伸びた茎の上に花を咲かせています。
昔はアイホーシ(今の港の東側)にたくさんあり、
葉からは繊維をとって織物に使ったそうです。
また、子どもたちにとっては遊び道具。
葉の先の刺を使って大きな葉っぱに落書きをして遊んだそうです。
今日の竹富島は曇り。
曇りとはいえども、島内を散策するにはもってこいの日和です。
さらに風も穏やかで、とても過ごしやすい一日となりました。
こうしたなか、ゆがふ館には、約1,200名のかたにご来館いただきました。
立川女子高等学校の修学旅行生約130名、
外資系コンサルタント会社マッキンゼーの社員研修、
よくゆがふ館にご来館いただく常連の観光客、
そして、初めて竹富島を訪れる団体ツアーの方々。
マッキンゼーのみなさま、
“お祈りシーサー”は見つかりましたか?
シッカイトミーハイユー
またのご来館をお待ちしております。
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ゆがふ館正門入り口の真正面におかれたパネル。
竹富島の代表的な古謡『しきた盆』です。
16世紀頃の竹富島最大の偉人である西塘大主が
つくったとされるこの古謡は、島人から「竹富島の国歌」だ。
と言わしめるほど島にとって重要な古謡です。
しきた盆とは、置かれたお盆のことを指し、
竹富島について謡われています。
1番~4番までは、竹富島について謡われており、
5番、6番では、八重山の頭目の始まり
7番、8番では、八重山の琉球王国における行政府の始まり、
9番、10番では、八重山の造船の技術の始まり、
11番は、竹富島に捧げる教訓が謡われています。
現在では、種子取祭サチブドゥイでのハイライトのひとつ
として、舞踊曲として奉納されます。
今でこそ、節歌化(三線が入る)されて舞踊曲となっているしきた盆(しきた盆節)
ですが、古くから、銅鑼と太鼓で節を取り、みんなで祝いの席で謡われていました。
ちなみに、しきた盆の歌詞の周りの竹富島のイメージは、
金斗鉉氏が描いています。まさに竹富島の雰囲気にピッタリです。
しきた盆のウタが、一番最初にみなさまをお出迎えいたします。
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今年もホッカル(リュウキュウアカショウビン)が
竹富島を訪れています。
今年ものどかな歌声を島人に聞かせてくれることでしょう。
竹富島ゆがふ館裏門石垣にて
(ta)
昨日の竹富公民館議会にて、今年度の祭事行事の日取り が決定しましたので、皆さんにお知らせいたします。
ちなみに今年の種子取祭奉納芸能は、 10月17日(金)、18日(土)となっています。
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昨日、平成20年度竹富公民館執行部が関係各所に
新執行部の挨拶回りを行っています。
それに伴い、今朝の八重山毎日新聞には、
平成20年度の竹富公民館役員が掲載されています。
諸々の課題を抱えてのスタートですが、皆さん暖かいご声援のほど
よろしくお願いいたします。
平成20年度竹富公民館役員
● 館 長 宇根勝末
● 副館長 阿佐伊孫良
● 主 事 前本賢二郎
● 幹 事 宇根小百合
● 事務局 阿佐伊 拓
● 顧 問 内盛正玄 赤山喜介 前本隆一
● 議会議員 内盛正玄 赤山喜介 前本隆一
仲村渠隆雄 上間 毅 島仲彌喜
内盛正聖 上勢頭 保 小底朝吉
● 衛生部 大浜 勝 上野 寛 前本 一
● 監 査 細原京子 富本 宏 生盛洋尚
● まちなみ
調整委員会 三浦彰徳 上勢頭美穂子 高那弘子 田中耕一
上勢頭同子 田中郁子 野原義克 阿佐伊 拓
吉澤信一 井上勝義 根原哲也 登野原栄立
● 財産管理
委員会 内盛正弘 内盛正亀
上勢頭 保 新田長男
登野原栄立 生盛大和
● 公民館運営
検討委員会 内盛正聖 友利 勝
上勢頭 篤 上間 学
野原 健 水野景敬
● 祭事部員 内盛正弘 狩俣吉勝
須崎要一 藤井幸吉
野原 健 水野景敬
(ta)
本日は、竹富町立竹富小中学校入学式が
挙行されました。
新入生は、小学校5名、中学校2名
生徒数は小学生が29名、中学生6名の合計35名となります。
式場にはおじぃやおばぁを始め多くの島民が参加し、
演壇にはたくさんの花々が新入生の門出に彩りを添えます。
式典のなかで、石垣安志校長は、新入生の皆さんに次の
約束をお願いしています。
~新小学生のみなさんへ~
1 はみがきをきちんとすること
2 朝は自分でしっかりと起きること
~新中学生のみなさんへ~
1 目標を持ち、計画を立て、きちんと実行すること
2 感謝の気持ちをしっかりと持つこと
3 故郷を心に染み込ませること
特に新中学生のみなさんは、3年後には島を離れ、石垣島、
遠くは沖縄本島で生活をすることになります。
やがて、みなさんは島を離れることになりますが、自らを育んでくれた
生まれ島のことを忘れずに、一生懸命に勉学に勤しんでください。
と話をされていました。
私たち島人は、皆さんの努力を
「かいしくさや うつぐみどぅ まさりょうる」(うつぐみに勝る美風はなし)
の精神で応援します。
学校生活を楽しんで、たくさんの思い出を作ってくださいね。
(ta)
初夏を思わせる陽気のなか、
「春の全国交通安全運動・竹富町出発式」が行われました。
出発式は、全国の交通事故で亡くなられた方への黙祷からはじまりました。
八重山署の署長さんのお話によると、去年の人身事故は138件
そのうち3名の方が尊い命を奪われたそうです。
竹富町長の挨拶では、
出会いや別れが多い春、飲酒運転が増えるそうです。
「飲んだら乗らない、乗るなら飲まない!」
をしっかり肝に銘じ、交通ルールを守りもしょう。
とのことでした。
今年のスローガンは
「よくみよう くるまとじてんしゃ しんごうき」です。
明日は入学式!
新一年生、また新入園の子供達が安全に登校、登園できる地域にしたいですね。
ホッカルの鳴き声もいよいよ聴けるようになりました。
ニンガチカザマーイも去り、デイゴが徐々に咲きはじめました!
いよいよ竹富島が映える季節が訪れます。
今日の竹富島の気温は28度。
湿度60%以上と蒸し暑い一日となりました。
こうしたなか、石垣島のみやら保育園ご一行14名が、
オバーガイドや素足ツアーでのガイドで知られる
マッチャンおばーにわらべ歌を習いにご来館されました。
竹富島には数多くのわらべ歌が残っています。
島内だけでなく、八重山の各地域でこうした歌を継承し、
歌い続けることにこそ、価値があると思います。
みやら保育園の先生方、ご来館有難うございました。
今度はたくさんの園児とともにご来館くださいませ。
(ta)