April 13, 2013

カンビラキ (神開き)

「カンビラキ」
~新しく神司(カンツカサ)に就任すること。~

『竹富方言辞典』(前新透編・南山舎発行)より

竹富島には、島の神々と人々との仲介役を務める
カンツカサと呼ばれる女性の神職が居られます。
カンツカサは世襲で継承されており、
本来なら各御嶽に存在するのですが、
時代の流れとともに輩出が難しくなっています。
こうしたなか、
一昨年、玻座間御嶽(ウーリャオン)の神司が引退されたのち
空席となっていたウフツカサ(大司・神司の長のこと)でしたが、

http://www.taketomijima.jp/blog/archives/001018.html

昨日(4月12日)
玻座間御嶽の神司が新たに就任し、
島の神々にご紹介するとともに、
新たな門出を祝うカンビラキが行われました。

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神司を輩出する赤山屋(ハーヤ)の床の間(ザー)
左手には、赤山王を祀るザーが置かれている。

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8時30分から各御嶽へ新たな神司の就任のお知らせを始める。
ムラオン(国仲御嶽~清明御嶽~西塘御嶽~世持御嶽)を全神司がそろって参拝する

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ムラオンを参拝後、神司はそれぞれの御嶽に報告を行うため二手に分かれる。
新神司は、仲筋御嶽神司とともに幸本御嶽と小底場、ニーランへと参拝する

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その後、玻座間御嶽とゆかりのある美崎御嶽、親泊御嶽の参拝を終えた
新神司は、玻座間御嶽へ就任のあいさつを行う。
その際、赤山屋の親戚をはじめ玻座間御嶽の氏子の皆さんが
神司のシンボルであるかんざしと神衣装を身にまとう姿を祝いました。

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玻座間御嶽氏子が主催する祝賀会にて
上座には赤山屋の方々と玻座間御嶽神司、下座には三集落の顧問、
上座東側(右手)には神司のみなさん、下座西側(左手)には竹富公民館執行部

これで、
島民の精神的な拠りどころであるムーヤマの御嶽
の神司も5名となりました。

「種子取祭」をはじめとする
今年度執り行われる竹富島の祭事は、
5名の神司が祈りを捧げます。

(ta)

投稿者 takidun : April 13, 2013 09:05 AM