沖縄県の史跡に指定され、
重要伝統的建造物群保存地区における
伝統的建築物(保存物件)である、
西塘御嶽拝殿の修復工事が、
11月8日より始まっています。
本来なら、昨年度(平成23年度)の
修復事業として計画されていたのですが、
東日本大震災の影響で予算を確保できず、
今年度の事業として実施されています。
(ta)
島の祭祀を執り行うムラオン(トゥクルウガン)
でもある西塘御嶽は、
竹富島にとって主要な御嶽のひとつ。
西塘御嶽拝殿の北面には、
今もなお島民から敬愛される
竹富島最大の偉人、西塘大主のお墓があります。
【1970(昭和45)年の西塘御嶽拝殿 (写真提供:伊藤亞人氏)】
11月17日に執り行われる
十月祭では、
西塘御嶽での参拝はありませんが、
元旦に初詣に訪れる大勢の人々のことを考慮し、
急ピッチで作業が進むことでしょう。
今年度は、
西塘御嶽拝殿のほか、
・喜宝院蒐集館南休憩小屋
・東金城屋(仲筋集落)
都合3件の修復事業が今年度に実施の予定です。
投稿者 takidun : November 11, 2012 11:11 AM