December 24, 2011

オオクイナの保護

竹富島民具づくり教室のメンバーが
凧づくりに夢中になっている午前中のゆがふ館に、
怪我をした鳥の保護の依頼がありました。

昨夕、
竹富小中学校西側の仲筋御嶽前路上にて、
足を骨折した鳥が
カラスに襲われていたところを、
心ある島人によって保護され、車の助手席にて
安置されていました。

11時頃にゆがふ館スタッフが保護を交代しましたが、
普段なかなかお目にかかれない珍鳥。

鳥類図鑑を調べてみると、
オオクイナであることが判明しました。

(ta)

ookuina.jpg

オオクイナ (ツル目クイナ科)
EN (絶滅危惧種B類)

全長約25僉F部から胸が赤褐色で背面暗褐色。
下面は黒色で白い横縞がある。
種としては南アジアや東南アジア、フィリピン、台湾に分布する。
本亜種は八重山諸島に留鳥として分布する日本固有亜種で、
亜種の中で最大。
沖縄北部にもわずかな記録がある。
個体数に関する資料は見当たらないが、
生息地面積が少なく分断されており、
個体数などの継続的減少が予測されることから、ENに改められた。
野生化したネコやイヌの存在や、
シロハラクイナの分布域拡大による餌の競合も懸念される。

『改訂レッドリスト付属説明資料 鳥類』 平成22年3月
環境省自然環境局野生生物課 編集発行

希少種を保護する際、竹富町教育委員会へ報告し、
対応を協議しなければならないのですが、
今日は生憎の土曜日で役場はお休み。
そのため、
環境省石垣自然保護官事務所の自然保護官や
竹富島在住の竹富町文化財審議委員へ相談したのち、
石垣島の動物病院へ搬送いたしました。

ゆがふ館では、
今までリュウキュウツミやミサゴ、
リュウキュウキンバト、アカショウビンなどの
鳥類を保護してきましたが、
リュウキュウキンバト以外のENの保護は初めて。

オオクイナは完治したのち、
保護されたところでふたたび放されます。
元気になってまた竹富島に戻ってこられることを
願っています。

投稿者 takidun : December 24, 2011 03:29 PM