August 04, 2011

美崎浜のヒルギ

先日は満潮でお目にかかることができず、
その代わりに
見事な入日を満喫させていただいた
ミシャシ浜。

0804mishashi01.jpg

あらためて
ミシャシ浜に島人が植えているヤエヤマヒルギ
の植栽状況を確認しに訪れました。

(ta)

ヤエヤマヒルギは、
真水と海水が混ざり合う入り江などに群生し、

“マングローブ”
(亜熱帯や熱帯の河口・潮間帯の泥地に発達する特異な植物群落のこと)

を形成する上で重要な役割を果たす植物です。

竹富島では、
家屋の柱などの材木や織物の染料として
生活の中に密接に関わってきました。

川がないため入り江が存在しない竹富島ですが、
ミシャシ浜付近は隆起サンゴ礁の土壌ではなく、
石垣島から連なる古生層で形成されているため、
真水は地下に浸透せず、湧き水として浜へと流れていきます。

そのため、真水と海水が混ざり合うミシャシ浜では、
以前よりヒルギの植栽が何回も繰り返されてきました。

しかし、ことごとく失敗しています。
それは、
ヒルギが大きくなる前に、
海浜に漂着する流木がヒルギの苗を押し流しているのではないか。
と考えられています。

竹富島では、
「ピンニ木アヨー」に謡われ続け親しまれてきた
ヤエヤマヒルギ。

樹皮からもたらされる鮮やかな朱や黒の色合いは、
西表島へ耕作に通っていた遥か以前から、
島人に愛されています。

投稿者 takidun : August 4, 2011 03:33 PM