March 09, 2011

タペストリー

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ゆがふ館には、間仕切りに使っているタペストリーがあります。
これは、ただの間仕切りではありません。
島の人の手染め手織りのタペストリーは
どこを探しても見つける事は出来ないでしょう。

さて、ゆがふ館も今年で7歳、
ゆがふ館を訪れる方を出迎えていたタペストリーも
風にふかれ、人と触れ合っているうちに痛みもだいぶ目立つようになり、
私たちの手直しでは、どうしようもなくなってきました。
そこで、このタペストリー製作をお願いした、
竹富町織物事業協同組合へ再度製作を依頼しました。

今月には出来上がる予定だということで、
製作途中の民芸館へおじゃましてきました!!

「織り終わった反物がこれだよ」と
テーブルの上に広げてくれた布。

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木綿と麻を織り混ぜた白色の部分と
模様になっている濃い藍染めのコントラストが
目に飛び込んできました。
ドキッとする程の白と藍色ですが、
自然の物だけを使ってるせいか、風合いはやさしく、
触ってみると、柔らかく涼しげ。
竹富島の風がさーっと吹き抜ける様子が目にうかびます。

「織っている途中の物もあるんだよ、来てごらん」と
織り機に乗っている物も見せていただきました。

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こうやって一織り一織り織ってくれているんだなー。ジーン・・・・。
と感動していると、「この布は5種類の糸を混ぜて織ってるんだよ」
と教えてくださいました。
「え?1つの糸を行ったり来たりさせてるんじゃないの?」
よく見ると糸を織り上げる時に使う「ヒ」が5本。

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糸の太さの違う木綿と麻も細い物と太い物とを巧みに使い分け、
この風合いをだしているのでした。

「タペストリーだからね、ちょっと透けた感じも出したかったのよ」
と、さらっと話してくれたおばさんの手は
何十年も前から伝わる伝統工芸を守り続けた、力強くも繊細な手でした。

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また、前回のタペストリーの痛みのひどかった個所を踏まえ、
両端の布は少し丈夫な糸を使い、厚めに織ってあるとのこと。
そんな心遣いも嬉しいですね。

タペストリー製作も大詰めを迎えていて、
残すところ、あと1本の反物を織りあげるのみとなりました。
ゆがふ館でみなさんの目を楽しませてくれる日も近い事でしょう。

投稿者 takidun : March 9, 2011 11:22 AM