January 14, 2011

こぼし文庫の修復

今日の竹富島は雨。
あいにくの天気ですが、
大勢の観光客が竹富島を訪れています。

多くの皆さまがゆったりとした時間を満喫する、
竹富島観光の目玉である水牛車観光。

その水牛車観光を初めて立ち上げたことで知られる
新田観光さんの受付窓口の東側の家屋では、
赤瓦を屋根から下ろし、修復作業を行っています。

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この建物は「こぼし文庫」と名づけられ、
1972(昭和47)年5月15日、
沖縄が日本に復帰した日に、
随筆家の故岡部伊都子氏が
竹富島の子どもたちへ寄贈された家屋です。

当ブログでもこぼし文庫と故岡部伊都子氏との深い
繋がりについて何度かご紹介しています。

http://www.taketomijima.jp/blog/archives/000684.html


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全国竹富島文化協会が発行する会誌『星砂の島』の最新号では、
岡部伊都子さんの追悼特集が組まれています。


今年度の文化庁による

「竹富島重要伝統的建造物群保存地区保存修理事業」

による修復工事は「こぼし文庫」の1件。
昨年度はこぼし文庫の南側にある
竹富島最古の家屋で1866(慶応2)年に
建てられた場儀納屋(バギナヤ)が修復されています。


保存物件を修復するにあたり、
費用の1割は所有者が負担します。
そのため今回の修復では、
竹富公民館より管理を委託されている
竹富小中学校PTAのみなさんが、
竹富小中学校教職員、児童生徒と一緒になって
サルビア、インパチェンス、マリーゴールドの苗を育て、
島人に販売し費用を捻出しています。

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竹富小中学校校門の見事な花々のディスプレイとプランター

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赤山公園の花壇とプランターには、
サルビア70苗、インパチェンス80苗、マリーゴールド70苗
が植えられています。

快く購入した島人に育てられる3種類の花は、
暖かくなる頃には竹富島を鮮やかに彩り、
訪れる人たちの目を楽しませてくれることでしょう。

さらに、
修復されたこぼし文庫を訪れる子どもたちの元気な姿を、

名言「沖縄に照らされて」が刻まれた石碑から、
岡部先生は変わらぬ温かい眼差しで見守っていることでしょう。

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(ta)

投稿者 takidun : January 14, 2011 04:06 PM