八重山の古典民謡において、
新春を飾る代表的な唄といえば、
殆どの方が「鷲ぬ鳥節」を連想します。
元日の早朝、
凛とした空に太陽が水平線から顔を覗かせる頃、
東の空に大きく羽ばたくカンムリワシ。
まさに一年のはじまりを祝うに相応しい唄といえます。
昨日の竹富島では、
新年に相応しい出来事が二つありました。
ひとつめは、
大きな猛禽類が無事に保護されたこと。
竹富島の北西部で怪我をして飛べなくなったところを、
松竹荘のみなさまが保護してくれました。
タカやワシなどの大型の猛禽類も、
弱ってしまえば、カラスやネコの餌食になってしまいます。
もしかしたら、カンムリワシ・・・!?
と心躍らせて松竹荘に取材に行きましたが、
カンムリワシではなく、タカ目タカ科のミサゴ。
【ミサゴは、環境省レッドデータブックの準絶滅危惧(NT)と評価されています】
元日に保護されたときは、かなり衰弱していたとのことですが、
昨日時点では一応に落ち着いており、ほっと一安心です。
仕事始めの1月4日に石垣島の環境省指定の動物病院に搬送するよう
準備を進めています。
松竹荘のみなさま、シカイト ミーハイユー!
ふたつめは、
竹富ぶなる(婦人)会、竹富青年会の共催による
新年成人合同祝賀会が開催され、
大勢の方が新年と二人の成人の門出を祝ったことです。
19時30分からはじまった式典には、
島人は勿論のこと大勢の観光客も足を運び、
会場のまちなみ館は立ち見になるほどの大盛況でした。
新年と二人の成人を祝うため、
東、西、仲筋の各支会をはじめ様々な余興が披露され、
新春に相応しい竹富島の夜となりました。
竹富青年会による「ロンドンの花売り娘」は会場を大いに沸かせてくれました
余興を楽しんだ後は、出席者全員で巻き踊りとクイチャーを踊ります
縁起の良い話題を紹介することができた竹富島。
楽しみな卯年になりそうです。
(ta)
投稿者 takidun : January 3, 2011 09:45 AM