台風13号と秋雨前線の影響で、
10月13日以降、
本来の陽ざしを見ることができない竹富島。
ここ連日続く豪雨により、集落の白砂の道は
大きな被害を受けています。
なかなか気づかないのですが、
西集落は、東集落に比べると土地が低く、
雨水は東集落から西集落へ向かって流れます。
そのため、西集落の外れへと
さながら「川」の様になった雨水が流れていきます。
ところが、竹富島は隆起サンゴ礁の島。
溜まった雨水は、数日後には地下へと浸み込み、
海へと戻っていくので、道路冠水による被害はありません。
しかし、大量の雨水によって白砂が流れ去った道は、
凹凸が激しく、通行もままなりません。
現在、観光関連事業者の方々を中心として、
美しい道に戻そうと復旧作業に励んでいます。
今日も一日ぐずついた天気予報。
美しい道に戻るのは、
竹富島に陽ざしが戻ってからになりそうです。
さらに、9月18・19日に八重山を襲った台風11号の突風の影響で、
竹富島の島づくりの2神がまつられている清明御嶽のテリハボク
が大きく傾いています。
樹齢数百年とも推定される神聖な御嶽の木です。
むやみに伐採せず、
現在、竹富公民館では、竹富町教育委員会、
沖縄県森林資源研究センターに相談をしながら
巨大なテリハボクを生かすよう調整しています。
地球温暖化の影響により大型化した台風の爪あとは、
八重山の小さな島に生きる人々にも、大きな負担を強いています。
(ta)