October 06, 2010

チチヌニヌ タニドゥル ヌ ニガイ (種子取祭5日目)

 昨日(10月5日)は、種子取祭において
もっとも重要な一日。
粟の種子を蒔く “つちのえ ね”の日にあたります。

竹富島の氏神および氏神が招いた神がまつられている
御嶽(六山・ムーヤマ)の神司は、それぞれの御嶽を参拝し、
神々に対し、奉納芸能が行われる世持御嶽にお集まりいただくようご案内します。

また、竹富公民館執行部と神司は、
世持御嶽にまつられている火の神、農耕の神、
種子取祭を統一した玻座間御嶽、
島づくりの2神がまつられている清明御嶽、
そして、玻座間御嶽にまつられる根原金殿(ネーレカンドゥ)
の本家にあたる根原屋を参拝します。


八重山では、島々で種子取祭が行われていますが、
竹富島の種子取祭は、“つちのえ ね”に必ず執り行われます。
つまり、
~チチヌニヌ タニドゥル~ (つちのえねの日の種子取祭)
とは、竹富島の種子取祭の象徴ともいえます。

さらに他の地域と異なるのは、
種子取祭が粟の播種儀礼であること。
お米が収穫することが難しい竹富島では、
以前は粟が主要作物として収穫されていたことを物語っています。

つい、きらびやかな7・8日目の奉納芸能の両日に目が向きがちですが、
最も大切なのは5日目の祈願の日であるといえます。

この日、男生産人(18~69歳)は世持御嶽に集って舞台を設営し、
主婦のみなさんは、イイヤチ(飯初)づくりに励みます。

また、芸能を奉納する
狂言人(キョンギンヒトゥ)や舞踊部(ブドゥイドゥン)のみなさんは、
今晩のフクミ(稽古総仕上げ)に向けての稽古に励んでいました。


(ta)

投稿者 takidun : October 6, 2010 08:33 AM