September 24, 2010

平成22年度種子取祭の日程について

平成22年度(2010年)
種子取祭の日程について

竹富島のタナドゥイ(種子取)

8月17日(つちのと ゐ)、シチマツリ (節祭)
古代の正月といわれる。新しい季節を迎えたことを神々に祈り、作物を育む大地と
命の水(井戸)に感謝する神事。古来より節祭から49日目のつちのえねの日を祭日
とする種子取祭に入るとされている。

9月15日(旧暦8月8日)、ユーンカイ (世迎い)
竹富島にニライカナイの国から神々によって、種もみがもたらされる神事が行われる。


本年は、10月5日がつちのえねの日にあたり、その日に種子を蒔く。
それより4日前のきのえさるの日から種子取祭の日程に入るとされている。


1. 10月1日(きのえさる)種子取祭初日
 初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。玻座間、仲筋の両地区の
 長者(ホンジャー)の前で無事に奉納芸能が尽くせるようにと祈願を行なう。

2. 10月2,3,4日
 種子取祭の諸準備。踊り、狂言の稽古を行う。

3. 10月5日(つちのえね)
 男生産人(16歳~65歳迄)は、早朝から幕舎張りなどの奉納芸能の舞台を
 設営する。出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。
 各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。
 公民館役員や神司は、揃って玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、根原家などを廻り
種子取祭の願いを行なう。神司は、その後それぞれの御嶽で祈願して案内をかける。

4. 10月6日(つちのとうし)
 ンガソージといって、前日に蒔かれた種がしっかりと土につくように、
 精進を尽くす日とされる。
 家の主がブママンガンー・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を
 招いてイイヤチ戴みの儀式などもある。芸能の稽古の総仕上げの日。
 午後8時から公民館役員、石垣・沖縄・東京の各郷友会長などが
 ブドゥイドゥン・狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する。
 (午後5時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館で行われる。)

5. 10月7日(かのえとら)
  バルビル願いの日、奉納芸能初日。

● 午前6時
  彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願。玻座間御嶽
  では神司たちの祈願。その後、両者は世持御嶽で合流し、バルビルの願い、
  イバン取りの儀式がある。場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。
● 8時前 仲筋地区の主事宅へ参詣。
● 9時頃 世持御嶽へもどる。
  (午前8時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館で行われる。)
● 9時30分頃から
  庭の芸能を奉納。
  棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、腕棒、馬乗者の順で行われる。
  庭の芸能奉納終了後、玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。
  その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
  曽我の夜討で初日の芸能は終了する。
  (玻座間村の舞踊は、東と西の両集落が一年ごとに担当し、
  担当しない地区は数点を提供することになっており、本年は西地区の担当)。

● 奉納芸能終了後 イバン(九年母)戴みの儀式がある。
  それからユークイ(世乞い)が始まる。
  ユークイは、種子取祭を統一したネーレカンドゥをまつる根原家から始まり、
  その後、三集落に別れてユークイが深夜まで行なわれる。
  西集落 神司の家、玻座間長者宅、顧問宅、各家を回り最後は有田家。
  東集落 宇根家、與那国家、顧問宅、主事宅、各家を回り最後は宇根家。
  仲筋村 仲筋長者家、神司家、主事宅、その後に各家を回る。

● 22時00分頃 石垣への船の臨時便あり

6. 10月8日(かのとう)
  ムイムイ願いの日、奉納芸能二日日。

  5時、三地区に別れていたユークイの一団は、根原家で一つになってユークイ留め
  を行なう。
● 5時30分頃、世持御嶽へ。イバン返上を行ない、ユークイは総て終了。
  二日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、それを祝して
  仲筋村のシドゥリャニが奉納される。その後、前日同様の乾鯛の儀式が行われる。
  その後、玻座間村東地区の主事宅へ参詣。9時頃世持御嶽へもどる。
● 9時30分頃から
  庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
  庭の芸能奉納終了後、仲筋村の舞台の奉納芸能が終日行なわれる。
  仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種子蒔狂言、天人狂言などがあり、最後は鬼捕り狂言
  で全ての奉納芸能が終了。

● 18時30分頃、石垣行臨時船便あり。
  種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。

7. 10月9日(みずのえたつ)
  男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。
● 午前10時頃 竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会幹部との懇談会がある。
  支払い議会を開催して種子取祭の精算を終える。
  夜は全国竹富島文化協会の総会が開催される。

8. 10月10日(みずのとみ)
  種子取祭物忌(むぬん)。現在は省略している。

(ta)

投稿者 takidun : September 24, 2010 04:00 PM