September 15, 2010

ユーンカイ(世迎い)

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~はるか昔、竹富島の西、トゥードイの浜に、
“根”の国から訪れた神々が、
穀物の種子を満載した船に乗って竹富島を訪れます。
その船は、ニーラン神石に船のとも綱を曳き、
竹富島に沢山の穀物の種子をもたらします。~

竹富島におけるニライカナイ信仰の原点ともいえる
ユーンカイは、旧暦8月8日、新暦の9月15日に執り行われました。

沖縄にはニライカナイ信仰と呼ばれる、
はるか彼方、海を渡って訪れる来訪神を招き入れる世界観があります。
それは、石垣島川平集落のマユンガナシや西表島古見集落が発祥と
されるアカマタ・クロマタの来訪神も同様です。

竹富島では、
西桟橋とコンドイ浜の中間に位置するニーラン神石に、
早朝、祭主の竹富公民館執行部と神司が祈願に訪れます。
ニーラン神石の面前で「トンチャーマ」謡いながら、
手招きをする所作を行い、神々を迎え入れます。

ニーラン神石での儀式を終えた一行は、
仲筋集落に入り、仲筋集落の人々から歓迎を受けます。
その後、
ニーラン神の伝承と深いかかわりがあると考えられる
幸本御嶽を参拝したのち、
年に2回しか参拝しない(プイ・ユーンカイ)
幸本御嶽の東側にある小高い丘、小底場(クックバー)に登り、
八重山中に穀物の種子を配ります。


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幸本御嶽で祈願する5名の神司

その後、ンブフルの丘を越えて玻座間集落に入った一行は
仲筋井戸の前で、玻座間集落の人々からの歓迎を受けたのち、
西塘御嶽前にてガーリ(願礼)を行い、世迎いの儀式は終了します。

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(ta)

投稿者 takidun : September 15, 2010 03:34 PM