竹富島では、
16日、17日と二日続けて神事が行われました。
一昨日の16日には七夕願いが執り行なわれています。
旧暦7月7日に行われる七夕願いは、
別名ナンカショーロ(七日精霊)とも云い、
ご先祖さまを迎える一週間前にあたります。
各家庭では、
お盆の一週間前に霊前に料理を供えたり、衣類や書物の虫干しを行ないます。
竹富島で執り行われる祭事では、
夕刻の6時30分、世持御嶽の境内にたたずむ弥勒奉安殿の扉が開き、
今年はじめて弥勒の御面がお出ましになります。
弥勒のお出ましについては、虫干しの意味合いを持つと云われています。
昨日(17日)は節祭(シチマツリ)が執り行われています。
太古の正月とも云われ、
旧暦干支“己亥(つちとゐ)”の日取りで執り行う
この祭には、
土地を祓い、井戸水の清めをし、諸作物に荒風、毒虫の
発生なく、来年度も豊作であるよう土地の神に祈念します。
午前中は、祭主である竹富公民館執行部と神司は、
竹富公民館が管理するムラオン(村御嶽)3か所を参拝したのち、
種子取祭を統一したネーレカンドゥ(根原金殿)に、
タナドゥイ(種子取祭)が49日後に執り行うことを伝えるために、
根原屋を訪れます。
午後には、竹富島の25か所の井戸を、神司は分担してムーヤマ
(六山)の神々に縁の深い井戸を巡り、花米一合、線香一結を供えます。
夕刻には、七夕願いと同様、竹富公民館執行部と有志たちは
ミルク奉安殿の前に集い、ミルク神の御面のお出ましを待ちます。
(ta)
投稿者 takidun : August 18, 2010 03:02 PM