July 28, 2010

学習会「豊年祭教室」

 昨晩(27日)、ゆがふ館テードゥンシアターにて
学習会「豊年祭教室」を開催いたしました!

 神職の神司(カンツカサ)3名をはじめとする
38名の方がゆがふ館を訪れ、竹富島の豊年祭を学習しました。

八重山では現在豊穣を祝う祭を豊年祭と呼称していますが、
古くはプール、プーリン、プイなどと呼んでいます。
竹富島では2日間にわたって執り行われ、初日はオンプイ、
二日目はトゥヌイプイといいます。

先ずはゆがふ館が所蔵している豊年祭(2006年)の映像を
観て、祭事に携わる人々の動きを知ります。


続いては、波利若御嶽の神司である新田初子さんによる
豊年祭の供物「シュナイ」について解説をしていただきました。
シュナイは9つの皿に味噌と白ゴマの和えものを盛り付け、
膳に載せて竹富島の島立ての6神に供えます。
材料は、タプナ(長命草)、パパイヤ、もやし、カーナ(海草)、
タコ、豆腐などを用います。

pui-kyoushitsu.JPG


なぜこれらを供物として捧げるようになったのかは、
残念ながら現在では分りませんが、
それぞれ次のような意味があります。

タプナ   ~ 大地に生きる力の象徴
パパイヤ ~ 子宝に恵まれる。栄り繁昌の象徴
もやし   ~ いつまでも若々しくある。若さの象徴
カーナ   ~ 大海に生きる力の象徴

それぞれ膳に載せ、供物にささげる際の方角が決まっており、
何らかの示唆が含まれています。
さらに、九つの皿の中央には、タプナを盛り付け、タコと豆腐
を9切れを盛り付け、藁で縛ります。

最後は、参加者全員で「豊年祭の道歌」を謡い、
ゆがふ館入口でガーリを行いました。


今回の学習会では、
豊年祭という大きな流れのなかで、
供物などの小さな決まりごとがいくつもあることを
学ぶことができ、大変興味深い会でした。

神前で唱える祝詞に、シュナイのカンフチ(神口)
が存在するなど、こうした世界に携わらないと分らない
ことを知ることができました。

講師の新田初子さん、
ご参加いただいた皆さま。

シカイト ミーハイユー

竹富島における“様々な世界”の探訪は、まだまだ続きます。

(ta)

投稿者 takidun : July 28, 2010 12:54 PM