June 12, 2010

ギンネム(ギンゴウガン)

 ひとしきり雨が落ちたあとになごみの塔に上ると、
木々の緑の鮮やかさが際立ちます。

 その木々の緑の多くが、
現在、竹富島一番の厄介者となっているギンネム。

竹富島の通説によると、
大正時代、近代竹富島の基礎を築いた上間廣起先生が、
薪の代用として台湾から持ち込んだといわれています。

ginnemu0612.jpg

瓦工場や製糖工場が稼働していた頃や、
各戸で山羊を飼育していた頃まで
大いに島に貢献してきたギンネムですが、
工場の廃止や過疎化の著しい進行、島の産業構造の変化によって、
活用されなくなり、次第に手に負えないほど繁殖します。

 それもそのはず。
ギンネムのひとつの花には200個の種子ができるのです。
さらに、他の種子を阻害する物資を発しているともされ、純林を形成します。
一昔前は薪を確保するために所有者まで明らかにされていたギンネム。
今では有効な活用が見いだせずにいます。


昔は島のほとんどが畑で、島の隅々まで生活の営みが感じられた竹富島。
今後は、このギンネムの有効活用が最大の課題かもしれません。

(ta)

投稿者 takidun : June 12, 2010 11:14 AM