March 15, 2010

「竹富島のデイゴを救おう!」講演会

 昨晩、竹富島まちなみ館において、
「竹富島のデイゴを救おう!」講演会が開催されました。

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昨晩は64名の島民ならびに観光客の皆さまが足を運ばれました。

この講演は、2010年2月27日に発足した
“竹富島のデイゴを救おう!実行委員会”
の活動の一環として行なわれています。

現在、デイゴヒメコバチの影響でデイゴが枯死している光景を、
八重山の到るところで目にします。
こうしたなか、竹富島の有志のみなさんが、
竹富島内の156本のデイゴを、デイゴヒメコバチによる被害を人的レベルで防ぎ、

1 薬剤の注入
2 枯死したデイゴの除去
3 新たなデイゴの植樹

などの活動を展開します。

これらの活動を支えるため、
島内に募金箱を設置して募金を呼びかけたり、
7月にはチャリティコンサートを計画しています。

講演会では、これからの実行委員会の動きを後押しする様々な情報が
提供されました。

講師は
独立行政法人森林総合研究所研究コーディネーター 福山研二氏 ならびに
沖縄県森林資源研究センター主任研究員 喜友名朝次氏

福山氏は、「なぜ害虫は悪さをするのか」と題し、
自然の大きな枠組みのなかで繰り広げられる特定生物の異常繁殖とその終結を分かりやすく
説明してくれました。
 アフリカで発生したデイゴヒメコバチは、天敵が存在しない地域に徐々に活動範囲を広げています。
つまり、被害が拡大している地域では天敵が不在であり、これがデイゴを枯死させる最大の要因
であるとのことです。
デイゴヒメコバチの被害が拡大した原因は、侵入害虫を船舶や飛行機などで知らずに
運搬させてしまう人間の行為や、喫緊の課題である地球温暖化にあると説明してくれました。

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喜友名氏は、「デイゴヒメコバチの生態と防徐」を講演し、
現在、奄美大島まで被害が及んでいる“デイゴヒメコバチ”について詳しく解説してくれました。
 デイゴヒメコバチは、2003年には台湾、シンガポールなどでの被害が報告されたのち、
八重山では2005年頃から被害が及んでいます。八重山に流入した原因は、
風や気流によってもたらされたと見られています。
 メス1匹が400個もの卵を産み、僅か1.5mのデイゴの苗に4,700匹も発生するなど、
旺盛な生殖活動を行うデイゴヒメコバチからデイゴを守るには、
現在は薬剤の散布しかないと解説されていました。

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竹富島のデイゴを救おう実行委員会では、
バイエルクロップサイエンス社や森林総研による実証実験の労力提供や、
HPを立ち上げ、島内のデイゴを守るための薬剤を購入(概算で1,052本が必要)
するための募金を呼び掛けます。

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ブログをご覧のみなさまも、竹富島に赤い花が咲くデイゴを残すために、
ぜひご協力下さるようお願いいたします。

(ta)

投稿者 takidun : March 15, 2010 10:21 AM