8月5・6日は、竹富島ではプイ(豊年祭)が
行なわれます。
この神事は五穀豊穣を神に感謝する神事で、
沖縄各地で行われており、27・28日には西表島の祖納、干立集落、
昨日は石垣島の大浜集落、8月1日には鳩間島、翌2日には黒島で行なわれます。
“豊年祭”という呼称は、本来沖縄にはなかったそうで、
明治時代から呼ばれるようになったといわれており、学術用語
として現在では使用されています。
八重山では地域によっては、プーリィやプーリン、プール、プイなどと呼びます。
竹富島では、旧暦6月の“みず”の干支で日取りが決まります。
2日間にわたって行われ、初日は「オンプイ」二日目は「トゥヌィプイ」といいます。
初日は竹富島を創建したと云われる六人の酋長(ムーヤマ)の御嶽(オン)に氏子が集い、
神司とトゥヌィムトゥ(氏子の統括者)を中心として五穀豊穣、健康の御礼を述べます。
二日目は神行事の執行者である竹富公民館執行部と神司が中心となって、
ニーラン、幸本御嶽、クックバー(小底場)、真知御嶽、清明御嶽を参詣します。
二日目には仲筋集落(チロリン村前)、仲筋井戸前、郵便局前などで住民が参詣する
執行部と神司を迎え、ガーリ(乱舞)をして神事を祝います。
竹富島のプイは、他の地域とは異なり、比較的静かな祭りいってもいいでしょう。
しかし、豊穣の喜びはどの地域でも同じ。
ガーリをする島民の顔は喜びに満ち溢れ、竹富島の繁栄を神に感謝します。
(た)
投稿者 takidun : July 31, 2009 09:05 AM