July 16, 2009

竹富島の星見石

 昔の人たちは、今と違ってカレンダーというものがなく、
草木のかたちや、模様、星の出没などで春夏秋冬の季節を定め、作物を育てていました。

1647(正保4)年、宮良親雲上長重(みやらぺーちんちょうじゅう)は、
琉球王から頭職を拝命し、その後「星見石」を八重山の各地域に建て、
すばる座(俗名ムリカ星)を観測して作物の種子を蒔く時期を定めました。

hoshimiisi.jpg

 星見石には穴があいていますが、
この穴からすばる星座を見て麦、粟、米の種子を蒔く時期を観測していました。
すばる星座は天の真中を通る星座として特に農民から親しまれ、
民謡や伝説に取り上げられています。

竹富島の「星見石」は現在、赤山公園にのこされています。
昔は島の北部に置かれていたそうですが、
1953(昭和28)年に赤山丘を公園化する際に移動しているので、
残念ながら現在では星を観測することができません。
しかし、開発が進み多くの星見石が姿を無くしていくなかで、
竹富島の星見石は星の運行の用はなさないものの、
私たちにそのたたずまいを間近に見せてくれます。

 竹富島にご宿泊される方は、天気に恵まれますと満天の星空を
眺めることができる特典があります。

 今年の夏も、たくさんの宿泊客の方々が竹富島から眺める星を
満喫することでしょう。

(た)

投稿者 takidun : July 16, 2009 09:04 AM