August 27, 2008

節祭

 竹富島における節祭は、古代の正月と云われており、
土地の大祓い、井戸水の清めをし、所作物に荒風、毒虫の発生なく、
来年度も豊作であるようにと土地の神に祈念します。
 旧暦干支の「つちのとゐ」の日をもって祭日と定め、
家毎の戸主は海水(潮の花)で火の神の霊石を洗い清め、
香炉の白砂を新たに浜からとってきたものと入れ替えます。
また畑からススキの芽を取って家の四すみの軒にさし、
土地の神に家内安全のため魔祓いの願いをします。
 現在行われてはいませんが、
その翌日は節振舞(チチフルマイ)と言って四つ組の膳に料理を載せ、
来年度もまた豊作で食膳を賑わしてくださいとの意から、
家族一人一人に振舞われていたそうです。
 また、福を迎え入れるということから、
迎え入れることは何でもあれ大変喜ばれるが、
出すことは嫌われており、特に金を出すことは禁じられていたそうです。
また物音をたてること、土地を動かすことも禁じられており、
祭が開始してからの三日間は物忌として畑仕事をせず、
大地に感謝をささげます。

 往古はこの三日間の入港船を歓迎し、出帆を嫌うため、
浜には監視人を置いて厳重に船の出入港を見守ったそうです。

 なお、節の夜はマジューヌ(魔物)が出没すると云われており、
子どもたちの格好の「肝試し大会」であったそうです。

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(ta)

投稿者 takidun : August 27, 2008 02:03 PM
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