May 06, 2008

珠玉のことば

 ゆがふ館には、竹富島の教訓「うつぐみ」を中心とした島人の
言葉がならべています。

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 島民が「うつぐみ」について思いを表現しています。
 
 いくつかをみなさんにご紹介しましょう。

●「うつぐみ」
土地の生産性が低いところでは、協力しあわなければならない。
山や川や田があるところとは違う。そして
旱魃、台風、病害虫などの災い。
うつぐみの心はそうした自然環境の厳しさがあったから
生まれた精神性だろう。

●「子供には子どものシクブン。」
親や生産人、老人にもシクブンがある。
みんなそれぞれに
一人ひとりのシクブンを持って生まれてきている。
それぞれのシクブンをいかしあう。
それがうつぐみの心。

●石を積むときは削らないで組み合わせる、揃えるところは揃える。
大きな石、小さな石、形の良い石。石一つひとつにそれぞれの形があり役割がある。
どの石をどこに使うか、表に使うか、裏に使うか、基礎に使うか、上に飾るか、
それを見極めて積んでいく。
野面積みを見ると、うつぐみの精神だなぁって思う。
「みんないかす。」

●「くやーならー」
「みーはいゆー」(三拝云)
人が出会ったときに、敬いながら挨拶する
前置きの言葉と「ありがとうございます」の言葉。
すごく優しい言葉です。

●祭りでも、心を一つにしてこそ成功できる、
うつぐみの心で踊りをする。
皆が合わそうとすると、そういう「心が見えてくる」
言葉にしなくても、皆が相手を大事にできるもの。

●ここは小さな島で、川もないし畑は石ころだらけでしょう。
こんなところで一所懸命農業やったって、
天候に恵まれなかったら、
何か起きたら、
もう収穫ができないわけですよ。
「空のことは自分たちには決められない、」
どうにもできない。
だから神に祈ったんだと思います。

●「神加那志、親加那志」
神にまさるものなし、親にまさるものなし、という意味です。

●「竹富は違う」と言われる。
常に願いをして、
浄化している気の流れがあって、
それが他の場所とは違うと思います。

八重山地方の伝承からは、
「言葉は竹富から習いなさい」とされています。

 古謡「霧下りアヨー」に代表される竹富島から伝えられる
珠玉のことばをぜひご覧いただきたいと思います。

(ta)

投稿者 takidun : May 6, 2008 11:00 AM
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