竹富島恒例の清掃検査が4月24日に行なわれました。
この検査の歴史は古く、明治時代にはすでに検査が行なわれて
いた記録があります。
これは、役人が疫病の流行を防ぐために、島民に島内を
清潔にするよう指導したのが起原であると伝えられています。
昭和初期には、畳を上げ、軒の下まで検査するほど徹底してたそうです。
竹富島が美しいのは、こうした習慣が残っているからと言えます。
現在では、春季、秋季と年2回となり、以前に比べて緩やかになった
とは言えども、検査不合格の屋敷は、集落放送で不合格者として
名前を挙げられます。
こうした点を考えると、ある意味では厳しい検査といえそうです。
また、清掃検査は、集落内の様々な集計を行なうことにより、
島内での環境美化費や祭事行事の際の拠出金の徴収などに
活用されます。
祭事行事を維持するためにも必要な統計調査とも言えるでしょう。
(ta)
投稿者 takidun : April 25, 2008 05:03 PM