ゆがふ館正門入り口の真正面におかれたパネル。
竹富島の代表的な古謡『しきた盆』です。
16世紀頃の竹富島最大の偉人である西塘大主が
つくったとされるこの古謡は、島人から「竹富島の国歌」だ。
と言わしめるほど島にとって重要な古謡です。
しきた盆とは、置かれたお盆のことを指し、
竹富島について謡われています。
1番~4番までは、竹富島について謡われており、
5番、6番では、八重山の頭目の始まり
7番、8番では、八重山の琉球王国における行政府の始まり、
9番、10番では、八重山の造船の技術の始まり、
11番は、竹富島に捧げる教訓が謡われています。
現在では、種子取祭サチブドゥイでのハイライトのひとつ
として、舞踊曲として奉納されます。
今でこそ、節歌化(三線が入る)されて舞踊曲となっているしきた盆(しきた盆節)
ですが、古くから、銅鑼と太鼓で節を取り、みんなで祝いの席で謡われていました。
ちなみに、しきた盆の歌詞の周りの竹富島のイメージは、
金斗鉉氏が描いています。まさに竹富島の雰囲気にピッタリです。
しきた盆のウタが、一番最初にみなさまをお出迎えいたします。
(ta)