October 17, 2007

種子取祭第1日目

竹富島のタナドゥイ(種子取祭)は、種子下ろしが祭事の主なテーマですが、豊穣祈願と多彩な芸能の結びつきが大きな特色だといえます。
 その日程は、年中行事の節願いの己亥の日から数えて、49日目の戊子の日を種子取の祈願にあて、その前後10日間が祭祀の期間として意識されます。毎年、旧暦9・10月中にめぐりくる甲申の日から甲午の日までを祭祀の期間にあてています。この間祭祀は、いくつもの儀礼を経ながら、祭事の諸準備や芸能の稽古を含めて進行していきます。
特に7日目・8日目の奉納芸能の日は、2日間にわたって70余りの芸能が奉納され、島は華やぎます。

 いよいよ今日10月17日、タナドゥイの第1日目を迎えます。

 タナドゥイの第1日目(甲申)をトゥルッキと呼んでいます。かつては島の役員や古老、有志たちが弥勒奉安殿の神前に集まり、種子取祭に取りかかることをミルク神に報告し、祭事に関する計画や予算、また仕事の役割についての決めることがならわしです。

 この日、芸能を演じる人々は、玻座間村の人は国吉家(玻座間村ホンジャー宅)・仲筋村は生盛家(仲筋村ホンジャー宅)に集まります。両村の芸能を統括するホンジャーの神前でタナドゥイの祭祀に奉仕することを誓い、出演者は「手の誤り・足の誤りなく、きちんと演じることができますように」と恭しく祈願し、誓います。

 芸能の組織として、各村にはそれぞれ踊りを担当する踊部と、狂言を担当する狂言部がありますが、その踊部・狂言部に新しく入る者のための儀式「スンイリ(新入り)」も、ホンジャーの神前で行われます。このとき、重箱に盛り合わせたご馳走の「スズルフタムリ」を持参するのが、スンイリの習いだといいます。
(YI)

投稿者 takidun : October 17, 2007 03:48 PM
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