この1年間に立てた諸祈願の願解きと、
豊作の願いが叶った事への感謝を意味する祭祀・結願祭が、
15日・16日の2日間にわたり行われました。
初日、神司の方々が、清明御嶽・西塘御嶽・幸本御嶽にわかれて夜籠りをします。
2日目、早朝から島中の御嶽を、神司をはじめ公民館執行部と有志が参拝し、
願解きを行います。
午後からはマイヌオン(清明御嶽)の神前にて、
狂言が2題、舞踊が6題奉納されました。
演目は次の通りです。
1.始番
2.赤馬節(東集落)
3.世果報口説(仲筋集落)
4.松にゃーま(西集落)
5.芋掘狂言
6.竹富ガンギ(東集落)
7.大原越路節(仲筋集落)
8.マサカイ節(西集落)
舞台と観客の一体感は結願祭ならではのもの。
諸々の祈願の結びにあたる祈願が結願の本意ですが、
「始番狂言」のセリフにも、
「島中、村中や いみさん・くーさん心一寸結びてぃり」
とあるように、結願祭は、島中村中の、幼き者も貧乏人も、
心をひとつに「結ぶ」祭事でもあるのですね。
(YI)