秋の初めの祭で、大地の大祓い、井戸水の清めをし、
諸作物に荒風、毒虫の発生なく来年度も豊作であるように
と土地の神に祈念する節祭(シチマツリ)。
節祭の当日の夜は、マジューヌ(魔物)が出ると云われて
います。子どもたちにとっては肝試しの一日になりそうです。
節祭を迎える前に竹富公民館執行部は25箇所の井戸の
清掃を行ない、線香を立てる白砂を用意します。
そして、当日には神司がそれぞれが担当する井戸に花米1合、
線香1結を供え、土地の神に祈願します。
竹富島で一番最初に掘られた井戸
ハナックンガーに祈願する花城御嶽神司
世持御嶽の西にある
オーセカーに祈願する玻座間御嶽神司
竹富島は全国的に知られる観光地ですが、レンタサイクル
で島内を巡る観光客の傍で、井戸に祈願をする神司を拝見
すると、伝統をひたむきに守る島人の心意気が感じられます。
今日も素晴らしい天気でした。
ご来島の方々はお楽しみいただけたことでしょう。
そして、陽も落ちつつある18時30分に彌勒奉安殿では、ミルク神が
お出ましになりました。今年二度目のお姿を拝見することができました。
そして三度目のお出ましは今日から49日後、種子取祭です。
(TA)
投稿者 takidun : September 2, 2007 07:20 PM