NPOたきどぅんでは、フィリップモリスジャパンの助成をいただき、
竹富島らしい観光スタイルを確立させるための
「どぅゆくい(癒し)観光」事業を展開中です。
それは文化遺産を掘り起こし、それを観光資源として、
現在に活かしていこうという目的です。
空き屋敷の整備もそのひとつ。
本格的な夏の到来に伴い、集落内ではレンタサイクルを利用した
観光客の方を大勢見かけるようになりました。
以前は、自転車による島内観光が盛況である一方、
観光スポット周辺は、自転車を放置したままの傾向がありました。
最近は、空き屋敷を整備して作った駐輪所のおかげで、
観光客のマナーの問題も改善されつつあります。
空き屋敷の整備の一環として、
自転車置き場に隣接する井戸「アーラカー」に、
この度、手押しポンプを設置いたしました。
竹富島には水に大変苦労した時代がありました。
井泉からの水汲みは女性や子供たちの仕事でした。
放置されたままの井戸を再活用することによって、
あらためて水の大切さを認識したいものです。
かつて、井戸端は婦人たちのコミュニケーションの場でもました。
今後、旅人が観光の合間のひととき、
アーラカーの水で手足をすすぎながら、
さまざまな情報を交換する場であってほしいものです。
尚,飲料水としては使用できませんのでご注意下さい。
投稿者 takidun : July 10, 2007 11:49 AM