20061226
凧作り教室(ブログ)
1月5日の凧あげ大会に向け、今日は1日かけて自分オリジナルの凧を作ります。
子ども育成会とNPOたきどぅん共催の凧作り教室の開催。
凧には様々な種類があり、みんな憧れの凧はあるようですが、
先ずは、基本中の基本、“アヨナー”に挑戦!
単純な構造の基本の凧を自分の力作れるようになれば、
あとは、それを応用していくだけ。
そして、本日、凧作りを教えてくれる先生は、昇助さんと栄一さん。いろんな凧を作ったことがある島の先輩。
どこをどう工夫すればいいかは、何度も凧を作ったことがある人たちならわかること。
何度もやり直しと工夫をくり返し、自分の納得いくとして、飛ぶ凧を作ってきた島の先輩直伝の凧つくり。
おじいが作った凧について、話を聞いて自分が作る凧のイメージがふくらみます。
おじいに教えてもらいながら作れば、大丈夫。
さあ、凧つくりのはじまり。
凧の骨格となるのは竹。
今となっては、材料はすべて買って揃えることができますが、
それでは、面白くありません。
島のくらしでは材料を調達するところからが基本です。
織物も糸となる植物、例えば苧麻や芭蕉を採取するところから始まり、はたまたそれを育てるところから・・・
そうやって守られてきた竹富島の伝統があるからこそ、今の竹富島があるのです。
島の生活の本質を子どもたちにも気づいてもらうため、
実際に体験して感じてもらおうと、いう側面を併せ持った、凧つくり教室なのですが、
とにかく楽しく体験できることがモットーです。
島の中には何カ所か竹が自生しているところがあります。
凧つくりに適した竹選びのポイントをおじいに教えてもらい、
自分たちで竹を探し出します。
凧をつくるのに向いている竹の他に、釣り竿に適している竹も生えています。
太く成長しているもの、そして、できるだけまっすぐのびている竹を選びだします。
自分たちの背丈の何倍もある竹。
“アヨナー”には縦軸となる竹と横軸となる竹の2本が必要です。
それぞれの役割りにあうように削りだし、
おじいにしっかり教わりながら・・・
おじいは今までにいくつも作っては直し調整したりと、
工夫してよく飛ぶ凧を作ってきたのです。
凧が飛ぶ決め手となるのは、しゃくを取る行程。
凧がうまい具合に風を受ける角度になるよう、慎重に調整していきます。
さあ!
投稿者 takidun : December 26, 2006 05:16 PM