八重山毎日新聞にてご案内しておりました、恒例の自然文化学習会。
おかげさまで、募集定員の15名での開催です。
参加お申し込みの方、どうもありがとうございます。
さて、ここでこの学習会について少しおさらいしましょう。
この学習会は、竹富島ビジターセンターゆがふ館を管理運営している竹富島ビジターセンター運営協議会が主催しています。
これまでに「島の薬草探し」「御嶽めぐり」「古謡と歴史を訪ねて」「井戸めぐり」など、竹富島ならではの参加者の皆さんに楽しんでいただけるようなテーマを試行錯誤して企画し、開催してきました。
そして、今回、「『安里屋ユンタ』のふるさとを訪ねて」を開催します。
沖縄を代表する民謡「新安里屋ユンタ」。
この曲は、星克作詞・宮良長包作曲によるものですが、
人頭税時代の竹富島に実在した”安里屋クヤマ”をモデルとした物語歌謡「安里屋ユンタ」をもとにしているものです。
そのクヤマの生家やお墓など、その足跡を実際にたどることができるのも、
竹富島が「安里屋ユンタ」のふるさとだからといえます。
ところで、「安里屋」を冠する歌は、
1 古くから竹富島でうたわれる「安里屋ユンタ」
2 人口に膾炙した、星克作詩・宮良長包作曲の「新安里屋ユンタ」
3 竹富島でうたわれる節歌「安里屋節」
4 石垣島などの他島でうたわれる節歌「安里屋節」
の4種類が知られています。
このように「安里屋ユンタ」は、歌詞や曲調を変えながら、多くのバリエーションを生みだしてきました。
それは島内のみならず、全国的な広がりを見せています。
ということで、今回の学習会は、
クヤマの生涯に迫り、
時代背景を押さえ、
竹富島を散策し、
島の歴史や「安里屋ユンタ」の魅力について触れるきっかけになることでしょう。
学習会の様子はまた後ほどお知らせします。
投稿者 takidun : December 15, 2006 09:30 AM