12月15日はナーキ祝いです。種子取祭によって、畑に蒔かれた種がしっかりと大地に根を下ろしすくすくと生育し、来春にはしっかりとした種をつけるようにと祈願する。神司六人と公民館執行部は、早朝、村オンの国仲御嶽、清明御嶽、西塘御嶽にて祈願する。神司のウブ入りがある。各御嶽の氏子は、各御嶽にて神司を先頭にしてかく御嶽の親神様に祈願する。女性はウブ入りをするが、男はその間、御嶽の庭に敷いたご座の上に座って待つ。やがて、ミシャクをいただきながら、男は『ウフミシャク』の唄を唄い、女は『願いの盃』を唄う。花城御嶽では、トゥヌイ元の阿佐伊家から祈願が始まり、東美崎御嶽、花城御嶽と三ケ所を廻って祈願する。夜は、ナーキ祝いの精算を行う。
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大(うふ) み し ゃ く
この古謡は、ぷい(豊年祭)、なーきよいに六山の氏子たちがそれぞれの祖神にみしゃく(お神酒)をささげながらうたわれる
一、祖神うやがみぬ 守まもろすぬ みぶけん
根にぎういぬ 本むとぅういぬ 大みしゃこ※1
『(蔵内くらんちぬ しらなみぬ 大うふみしゃこ)』※2
中盛なかむらし 端盛はたむらし むやそい
ピャシヨーホ ピャシヨーホ
エーヤハ エーヤハ
エーヤハ エーヤハ
二、根にうすいぬ 大みしゃく
はやしばどぅ 世やのーる
うやきーしゃーが 世やのーる
うやき 世なほしぬ
はーやーせーばどぅ 世やのーる
ピャシヨーホ ピャシヨーホ
エーヤハ エーヤハ
エーヤハ エーヤハ
注)豊年祭の時は※1に代わり※2の歌詞を唄う