October 09, 2004

旧與那國家 基礎編

以前からお知らせしております「旧與那國家」の修理状況の続編です。

これまで、学術調査、解体、調査・記録、そして材づくり、材集めと、時間をかけて慎重に行われてきましたが、いよいよ組み上げていく段階にきました。

そこでまず「基礎」づくりです。
竹富島の民家は、基礎石(「イシジ」)として「ムッスンイシ」や「菊目石」と呼ばれるサンゴを使います。この基礎石をサンゴ石でするということは、身近に手に入れることが出来る素材であることや、高湿度で雨の多いこの地域で、中に細かな穴が空いているサンゴは水はけが良く、柱の木を腐らせにくくすることといった利点があるのです。ただし現在では国立公園内でサンゴの採取が禁止されているため、かつて基礎石として使っていた古材をストックして、再利用して使っています。
さてそのムッスンイシを海の中から集めてきて、イシジとして整形し、固めた地面の上に柱の間隔に並べます。この時、斜めになってたり、それぞれのイシジの高さが違うと、家のバランスが悪くなり、倒壊の危険性があるので、大変慎重に行われます。今では大型の建設機械があったり、コンクリートで固めた基礎で済ませたりするのですが、そうもいかなかった昔の人の技術と苦労は尊敬できますね。

屋根葺き用の赤瓦が干されていました。
なんかきれいでした。


投稿者 takidun : October 9, 2004 01:45 PM
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