September 09, 2004

ふがら

島では、クロツグと呼ばれるヤシ科の植物から「ふがら」をつくりました。
これは以前にも発信しましたが、現在文化財修理中の民家「旧輿那國家」の床や屋根に敷く簀子(すのこ)を作るときに使う縄です。
もともと島の家を作るときは、島の人たちが「うつぐみ」で協力し合ってほとんど造り上げていました。今回は、これまでに普通にみんなが継承していた技術や慣習を継承しようという取り組みで、青年会や壮年会がお年寄りから勉強をしました。
まず下のいくつかの写真がクロツグから繊維を取り出す作業です。
上から、クロツグを倒しているところ、倒したクロツグをはがしているところ、クロツグの繊維質の部分を木に巻き付けながら取っているところです。


次に、先ほどの繊維質の部分を木槌でたたいて、不純物を取り除き、なめしているところです。このたたき具合によって、後の綯い易さが全く変わってくるということです。音はかなりうるさいですが。。。


そして、柔らかくなった繊維質を割き、直径1cmほどの束をつくり、それらを合わせて縄を綯っていきます。この綯う作業は熟練が必要で、なかなかコツをつかめないと綯うことも出来ません。出来たとしても、けば立ったり、太さが一定にならなかったり。。ワラを綯うのと比べても、かなり難しいようです。
昔は年寄りの仕事の一つだったそうで、それも「割く」「綯う」など、それぞれに専門や人数割が決まっていて、協同作業でどんどん作っていったそうです。今回の先生は、松竹昇助さんでした。

今後、機会をつくって、ゆがふ館でも体験できるようにしていこうと思いますので、ぜひ皆さんもいかがでしょうか?
参加されたみなさんはお疲れ様でした。けっこう出来る人、それなりにがんばった人など、いろいろでしたが、本当に貴重な体験になったと思います。

投稿者 takidun : September 9, 2004 11:59 PM
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