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~ 竹富島ウェブログ ~

 

2023年1月21日

学習会「自然学習歩道を歩く」を開催しました。

悪天候のため12月17日から延期となった学習会

「自然学習歩道を歩く」を開催いたしました。

資料はコチラ ↓ ↓

20221217 自然学習歩道を歩く

 

今回の開催にあたっては、中止時の参加希望者へ事前にお声がけし、

不参加となった枠を石垣竹富郷友会員の方々を優先したため、

新聞等での告知は行いませんでした。

また、今回の催行にあたり、

西表石垣国立公園パークボランティアの皆さま、

一般財団法人竹富島地域自然資産財団さまからもご協力をいただきました。

この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

 

1月5日より、館内整備のためゆがふ館が休館のため、

参加者の皆様には前庭にお集まりいただき、

ゆがふ館を取り囲むグック(石垣)やフナヤの説明からスタートします。

今回の学習会では、

竹富島の人々が、暮らしと環境保全を両立するための様々な工夫の積み重ねを

中心に解説しました。

集落をぐるりと取り囲む環状線(がんじゅ道)の解説や、

いままで使われてきたの道への敬意など、

観光スポットとは全く異なる視点で集落を散策します。

ホーシ道(さんばし通り)では、島民が取り組んだデイゴ保全ついて紹介しました。

国の重要文化財「旧与那国家住宅」では、間取りの解説や材木確保の苦労話、

先人の家造りに対するこだわりや巧さについて紹介しました。

散策ルートにはいくつかの御嶽や井戸があります。御嶽と井戸に関する紹介は欠かせません。

竹富島の集落の至るところに様々な歴史の積み重ねがのこり、

その積み重ねにひとつひとつに島民が敬意を持ちながら暮らしていることを

ご参加いただいたみなさまにはご理解いただけたかと思います。

 

(ta)

 

 

 

2022年12月31日

令和4年のスーマ(大晦日)

令和4年も今日で終わり。
明日から新しい1年が始まります。
今年も、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響で休館を余儀なくされましたが、
昨年に比べると大勢の方々にご来館をいただきました。
お越しいただいた皆様、有難うございました。

今年は天候が芳しくなく、例年に比べ「雨マーク」が多い1年でした。
雨模様が多ければ多いほど、ゆがふ館で雨宿りしながら
じっくりと館内を見学される来館者が多かった印象があります。

また、今年は沖縄が日本に復帰して50周年の節目の年。
島の先輩、大先輩方の語りを通じて、その50年を振り返りつつ、
竹富島の暮らしを見つめなおす機会が多い1年でした。

復帰50周年を祝うイベントも今日で終わり。
明日からは新たな年を迎え、新しい暮らしを創造する場が増えることでしょう。

石西礁湖のサンゴ礁の行方、温暖化によって生じる生態系の変化。
温室効果ガスの削減やプラスチックのリサイクルなどなど。
竹富島の往古の暮らしに沢山のヒントが隠されていると感じつつ、
島を訪れる皆様方へ、少しづつ多くの気づきを得ていただけたらと思います。

来年は1月5日から3月20日まで、館内整備のため休館いたしますが、
スタッフは常駐いたします。

また来年もよろしくお願いいたします。

(ta)

2022年12月17日

学習会延期のお知らせ

本日(17日)予定しておりました、

ゆがふ館学習会「自然学習歩道を歩く」の開催は、

天候不良のため延期といたします。

参加を予定していた20名の皆様方におかれましては、

大変申し訳ありませんが、

悪天候によって定期便の運航も間引かれる状況ですので、

ご理解を賜わりますよう、よろしくお願いいたします。

 

2022年12月14日

学習会開催のお知らせ

竹富島ゆがふ館主催による学習会を久しぶりに開催いたします!

今回は、環境省が設定した自然学習歩道を散策し、

竹富島の自然環境やそこから育まれた文化景観を学びます。

多くの皆様方のご参加をよろしくお願いいたします。

 

学習会:「自然学習歩道を歩く」

日 時:令和4年12月17日(土)10時~12時(9時45分受付)

募集数:20名(参加費無料・傷害保険は当方で負担します)

解説員;阿佐伊 拓(NPOたきどぅん職員)

備 考:雨天決行(歩きやすい靴、雨具、飲み物をご持参ください)

申込先:環境省石垣自然保護官事務所 田村 宛

電 話:0980-82-4768

チラシはコチラ ↓

竹富イベントチラシ

2022年11月7日

写真展 竹富島「本土復帰の日」を開催いたします。

今年(2022)は、沖縄が日本国に復帰して50年。
竹富島が国立公園に指定されて50周年の節目の年。
竹富島ゆがふ館では、
地縁団体法人竹富公民館、竹富町教育委員会からご協力をいただき、
倉橋正氏による写真展「竹富島―本土復帰の日―」を開催いたします。
ご来館の折には、ぜひともゆんたくコーナーを覗いてみてください。
70余点もの写真が、1972年5月15日の竹富島にタイムスリップさせてくれるでしょう。

多くの皆様方のご来館を心よりお待ち申し上げます。

 

倉橋 正 氏 略歴

1947年 静岡県生まれ
1969年 東京綜合写真専門学校卒。芸術生活社入社。
月刊美術誌『芸術生活』写真部勤務
1970年 芸術生活誌で横尾忠則氏連載エッセイのカット写真担当。
以後長きに渡り横尾氏との交友・撮影がつづく
1971年 芸術生活誌で横尾氏『日本原景』連載。担当カメラマンに
1972年 日本復帰の直後の沖縄県へ。竹富島では3泊する
1976年 芸術生活社退社。以後フリーに
1978年 『GORO』(小学館)で、横尾氏が「我が坐禅修行記」を連載
その担当カメラマンとなり一緒に坐禅修行
1980年 写真集『Shoot Diary』(編集・横尾忠則)刊行
2015年 東京から静岡県富士宮市へ移住。以後朝霧高原で富士山を撮り続ける

● 掲載媒体

小学館雑誌メディア,世界文化社,家庭画報,東京新聞,西日本新聞
日本アイ・ビー・エム広報誌『無限大』,東本願寺首都圏広報誌『サンガ』など

● 写真写真集

『Shoot Diary』(編集・横尾忠則,1980年)
『アンティック・ビスクドールの世界』(彩鳳堂,1987年)
『御木白日アンティックドールコレクション』(小学館,1989年)
『PERSONA』(1994年)

● 写真個展

1981年 静岡県戸田書店画廊 「横尾忠則 1970-1980」
1982年 横浜伊勢佐木町 ギャラリーこいち
1995年 東京渋谷 アーツラッシュ「赤い実のなる樹の下で」

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倉橋 正 写真展  竹富島「本土復帰の日」
会 場:西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館 ゆんたくコーナー
会 期:令和4年11月7日~令和4年12月31日 午前8時~午後5時
主 催:西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター運営協議会
後 援:地縁団体法人竹富公民館,特定非営利活動法人たきどぅん
協 力:竹富町教育委員会

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2022年6月10日

ゆがふ館前庭の主

長雨と日照不足に悩まされる八重山地方。
6月2日のユッカヌヒ(旧暦5月4日)は既に過ぎ去り、
ハーリーのドラとカネの音で梅雨明け宣言を期待していたのですが、
残念ながらいまだに降雨は止みません。

長雨の影響で気温も低く、生き物たちの活動も例年に比べ鈍かったのですが、
さすがに6月に入ると、様々な生物の姿を目にすることが出来ます。


6月1日夕刻に現れたヤシガニ

竹富島でヤシガニを見るのはさほど難しくはありません。
雑食性で食欲旺盛なヤシガニは、
時折集落内にも出現しますが、
今回登場した場所はゆがふ館敷地の南側の桟橋通り沿いです。
意外なところから現れたヤシガニの姿をみて、
ついつい車を止め、シャッターを押しました。

散歩の途中に出くわしたのか、はたまたゆがふ館の敷地内に居座る主なのか。
小さな竹富島ですが、身近なところに意外な生物が暮らしていたり、
自然界のサイクルにしっかりとヒトも含まれているのだな・・・。
と感じることができたひとときでした。

(ta)

2022年2月11日

ゆがふ館で頒布している書籍のご紹介(その2)

ゆがふ館には、ここでしか購入できない貴重な書籍も頒布しています。
今回は、石垣竹富郷友会西会発行の創立40周年記念誌『なごみ』をご紹介します。

八重山地方の各地域には、
各字の出身者で構成される郷友会(きょうゆうかい)という組織があります。
竹富島には、東京、石垣、那覇を拠点とした郷友会組織がそれぞれ活動しており、
東京竹富郷友会は97年、
石垣竹富郷友会は75年、
沖縄竹富郷友会は71年もの歴史を有します。
そのなかでも、石垣島には、竹富島の3集落ごとの独自の郷友会組織があり、
東集落はあずま会、西集落は西会、仲筋集落は石垣仲筋会が活動し、
種子取祭や各集落の取り組みをサポートしています。

あずま会は創立35周年記念誌、石垣仲筋会は創立50周年記念誌など、
それぞれが活動の軌跡を記していますが、
ゆがふ館では西会の創立40周年記念誌を頒布しており、
濃密な郷友会活動や島との連携などを知ることが出来ます。

『なごみ』は平成18年(2006)に発行し、
石垣竹富郷友会の一大行事である「石垣竹富郷友会大運動会」での取り組み、
太平洋戦争終結直後の竹富青年団発行の『団報』、
喜宝院蒐集館に収蔵されている屋判などの貴重な情報が記されています。

『なごみ』は在庫僅少であと17部ほどしか残っておりませんが、
竹富島の過去と未来を繋ぐ貴重な資料として、
今後も活かされていく書籍となるでしょう。

(ta)

2022年2月1日

ご来島の皆様へのお願い

令和4年1月29日に放送された
NHK『ブラタモリ』では、
「〜竹富島に“生きる”とは?」のテーマで竹富島が特集されました。

・まちなみ保存と伝統的家屋、
・伝承と科学的見地からみた島の成り立ち
・「六山」の伝承と島の暮らし
・農耕と祭祀、そして日常に溢れる祈り

大反響を頂き、島で暮らす私たちは大変うれしく存じます。

しかし、竹富公民館では、この度の撮影に際し特別に許可を出しております。

物見遊山での御嶽への立ち入りは固くお断り申し上げます。
くれぐれもご遠慮いただくようお願い申し上げます。

西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター運営協議会

2022年1月24日

ゆがふ館で頒布している書籍のご紹介(その1)

新年を迎えてもなお新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう沖縄。
八重山保健所管内でも感染者数の増加に歯止めがかからず、
年始の宴も行われることなく、
引き続き感染症拡大防止に努めている竹富島です。

こうしたなか、自宅で心のよりどころとなるのが書籍です。
今回は、ゆがふ館で頒布している様々な書籍をピックアップしてご紹介します。

司馬遼太郎著『街道をゆく6 沖縄・先島への道』

司馬遼太郎が竹富島を訪れたのは、
沖縄が日本に復帰して間もない1974年(昭和49)4月。
沖縄島、石垣島、竹富島、与那国島の見聞録。
竹富島の記述は60頁余にもわたり、
舗装されていないホーシ道(町道大枡線)や宿泊した髙那旅館。
そして、喜宝院蒐集館の上勢頭亨翁との出会いと島に暮らす人々との
触れ合いについて記されています。
司馬遼太郎は、竹富島を訪れる際に事前にかなりの情報を集め、
ある目的をもって来島されています。この小さな島に訪れる目的とは。。。

大作家たる所以が記述の至るところにみられ、
島で暮らす私たちしか知らないようなことまでも事前に調べ上げており、
「うーん、さすが大作家だ」と唸らせるとても読み応えのある内容です。

ゆがふ館へお越しいただいた際は、ぜひともお求めください。
また、全国の書店でも販売しておりますので、
本屋さんへお立ち寄りの際は、ぜひともお目を通して下さい。

(ta)

2020年7月7日

リュウキュウクマゼミ

リュウキュウクマゼミの姿を何とか撮影。
忍び足で近づき目を凝らして。
荒い写真ですが、体に白い線があるのを確認できます。

 

ゆがふ館前にある舟屋(フナヤ―)は、
日々花壇のお手入れをして下さっている方のおかげで、
日々草が綺麗に咲き誇っています。


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