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~ 竹富島ウェブログ ~

 

2018年7月14日

ナンバンサイカチ

ゴールデンシャワーとも呼ばれるインド原産マメ科の植物、
鮮やかな黄色の花が房状に降り注ぐように咲きます。

nanbansaikachi

2018年5月12日

リュウキュウアオバズク

ゆがふ館の前庭に数日前からかわいらしいお客様がきています。
全国的に夏鳥として飛来するアオバズクと
沖縄県内で留鳥として生育しているリュウキュウアオバズクがいるそうです。
耳羽がなく、黄色い目が丸くクリッとしており、なんともかわいらしい姿です。

アオバズク

2017年11月19日

冬支度

種子取祭も盛大に挙行し、ほっと一息つく竹富島。
昨日まで半袖で過ごせる気候でしたが、
全国的な冬将軍の到来で、竹富島もすっかり肌寒い一日となりそうです。

そんな一日の始まりに、
島の先輩から、「面白い鳥がいるので撮影しに来るように」との連絡があり、
牧場に足を運んだところ、カモのような中型の鳥が腐葉土の上で餌を啄んでいます。
確かに、竹富島では滅多にお目に掛かれない鳥です。
調べてみると、ツル目クイナ科のオオバンという鳥でした。

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残念ながら、上等な写真は取れませんでした・・。

「オオバン」
沖縄県内各地に留鳥として生息し、
方言名で「クミラー」と呼ばれるバンの近縁種であるが、
ひと回り大きく中型のカモとほぼ同大。
全体が黒く、特に額(額板)とくちばしが白いので
バンとの区別は容易である。
ほとんど水面で活動しているので、泳いでいる姿を見ることが多い。
県内には、冬季に渡来し、ダム湖や湖沼で越冬する。
【 参照:改訂版『沖縄の野鳥』- 沖縄野鳥研究会編 - 】

気がつけば、
アカショウビンの鳴き声も聞かれなくなり、
サシバの勇壮な姿も見なくなり、
北からは馴染みのない渡り鳥がやって来ています。

今日は、冬支度を始める一日でもありそうです。

(ta)

2017年4月1日

「竹富島憲章」

毎年3月31日は、18歳以上の竹富島民が会員である
竹富公民館定期総会の日にあたります。
平成28年度竹富公民館定期総会では、
制定30周年を迎えた「竹富島憲章」を改定し、新たな文言で憲章を制定しました。
今回は、理念や精神はそのまま引き継ぎつつ、
現在の暮らしに沿った文言に改定された、「竹富島憲章」をご紹介します。

B4憲章

「竹富島憲章」
平成29年4月1日 地縁団体法人 竹富公民館

・前 文
私たちが、祖先から受け継いだ、
まれにみるすぐれた伝統文化と美しい自然環境は、
国の重要無形民俗文化財(※1)、重要伝統的建造物群(※2)、重要文化財(※3)として、
また国立公園として、
島民のみならずわが国にとってもかけがえのない貴重な財産となっている。
私たち竹富人は、
無節操な開発、近代化にともなう破壊が島の心までをも蹂躙することを憂い、
これを防止してきたが、
美しい島、
誇るべきふるさとを活力あるものとして後世へと引き継いでいくためにも、
あらためて「かしくさや うつぐみどぅ まさる」の心で
島を活かす方策を講じなければならない。
私たちは今後とも竹富島の文化と自然を守り、
住民のために活かすべく、ここに竹富島住民の総意に基づきこの憲章を制定する。

※1「竹富島の種子取」昭和52年(1977)5月17日指定
※2「竹富町竹富島重要伝統的建造物群保存地区」昭和62年(1987)4月28日選定
※3「旧與那國家住宅」平成19年(2007)12月4日指定

・保存優先の基本理念
竹富島を活かす島づくりは、すぐれた文化と美しさの保存が
すべてに優先されることを基本理念として、次の原則を守る。

1.「売らない」島の土地や家などを島外の者に売ったり、無秩序に貸したりしない。
2.「汚さない」海や浜辺、集落など島全体を汚さない。また、汚させない。
3.「乱さない」集落内、道路、海岸などの美観を、広告、看板、
        その他のもので乱さない。また、島の風紀を乱させない。
4.「壊さない」独特の農村集落景観、美しい自然環境を壊さない。
        また、壊させない。
5.「活かす」 伝統的祭事行事を、島民の精神的支柱として、民俗芸能、
        地場産業を活かし、島の振興を図る。

一、美しい島を守る
竹富島が美しいといわれるのは、
沖縄の古い農村集落景観を最も良く残し、美しい海に囲まれているからである。
これを保つために次のことを守り、守らせる。

1.建物の新・改・増築、修繕は、伝統的な技術と様式を踏襲する。
2.屋敷囲いは、サンゴ石灰岩による従来の野面積みとする。
3.広告、ポスター等は、むやみに掲示しない。
4.樹木は、伐採せず植栽に努める。
5.交通安全、道路維持のために、集落内への車両乗り入れを極力避ける。
6.海岸、道路などにゴミ、空きカン、吸い殻などを捨てない、捨てさせない。
7.空き家、空き屋敷の所有者は、地元で管理人を指定し、清掃及び活用を図る。
8.観光客のキャンプ、野宿は禁止する。
9.草花、蝶、魚貝、その他の生物をむやみに採取することを禁止する。

二、秩序ある島を守る
竹富島が、本土や本島にない魅力があるのは、
その静けさ、秩序のとれた落ち着き、善良な風俗が保たれているためである。
これを保つために次のことを守り、守らせる。

1.島内の静けさを保つために、物売り、宣伝、車両等の騒音を制限する。
2.海水浴場等以外での水着、裸身は禁止する。
3.標識、案内板等は公民館の許可を得て設ける。
4.車輌は、常に安全を確認しながら徐行する。
  また、環状線においては安全速度を遵守する。
5.島内の清掃に努め、関係機関による保健衛生、防火訓練を受ける。
6.水、電気等資源の消費は最小限に努める。
7.映画、テレビ、その他マスコミの取材は公民館へ届け出る。
8.自主的な防犯体制を確立する。

三、観光関連事業者の心得
竹富島のすぐれた美しさ、豊かな人情と魅力をいかすには
旅館、民宿、飲食店等、また、施設、土産品店、運送業など
観光関連業事業者の規律ある接遇は大きな影響がある。
観光業もまた島の振興に大きく寄与するので、従事者も次のことを心得る。

1.島の歴史、文化を理解し接遇することで、来島者の印象を高める。
2.客引き、リベート等の商行為は行わない。
3.運送は、安全第一、ゆとりをもって行う。
4.看板は、公民館の許可を得て設置する。
5.賭け事等はさせない。
6.飲食物は、できるだけ島産物を使用し、心づくしの工夫をする。
7.23時以降は、島の平穏に努める。
8.土産品等は、島産品を優先する。
9.来島者に本憲章を理解してもらい、協力をお願いする。

四、島を活かすために
竹富島のすぐれた良さを活かしながら、住民の生活を豊かにするために、
牧畜、養殖漁業、養蚕、薬草、染織原材料など一次産業の振興に力を入れ、
祖先から受け継いだまちなみや伝統工芸を活かし、祭事行事、芸能を守っていく。

1.伝統的祭事・行事には、精神的文化を学び、積極的に参加する。
2.伝統工芸に必要な諸原料の栽培育成を促進し、原則として島内産物で製作する。
3.創意工夫をこらし、技術後継者の養成に努める。
4.まちなみを形づくってきた技術、経験を継承していく。
5.観光業は、島本来の姿を活かしながら推進していく。
6.製作、遊び、行事などを通して子ども達に島の心を伝えていく。

五、竹富島を守るために
竹富島は、もともと島民が、
こつこつと積み上げてきた手づくりの良さが評価されてきたのである。
外部の資本が入れば島の本質は破壊され、
民芸や観光による収益も住民に還元されることはない。
集落景観保存も島外資本の利益のために行うのではないことを認識し、
次に掲げる事項は、事前に公民館と調整委員会に届け出なければならない。

1.不動産を売買しようとするとき。
2.所有者が、名義を変更しようとするとき。
3.土地の地番、地目、地積に異動が生ずるとき。
4.賃貸借をしようとするとき。
5.建造物の新・増・改築、取り壊しをしようとするとき。
6.その他風致に影響を及ぼす行為がなされようとしているとき。

この憲章を円滑に履行するために、
公民館内に集落景観保存調整委員会を設け、
町、県、国に対しても必要な措置を要請する。

昭和61年(1986)3月31日制定
平成29年(2017)3月31日改定

※ 参考 竹富町民憲章
昭和47年(1972)「竹富島を生かす憲章案」
昭和46年(1971)「妻籠宿を守る住民憲章」
上記の精神を引き継ぎ、修正、追加を行い、案を作成した。

2017年2月20日

サンゴ礁保全の取り組み(石西礁湖自然再生協議会)

昨日は、

石垣島の八重山商工高校にて第20回石西礁湖自然再生協議会が開催されました。

 

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石西礁湖自然再生協議会とは

 

我が国を代表するサンゴ礁生態系である石西礁湖は、

漁業や観光など地域経済を支える存在であり、

多くの人が活動する場となっています。

その石西礁湖が、赤土流出などの陸域からの環境負荷、高水温等による白化、

オニヒトデの大量発生等により、撹乱を受け、大きく衰退していることから、

「かつてのすばらしい石西礁湖のサンゴ礁を取り戻したい」、

「もっと美しい海を見てみたい」、

「サンゴとともに生きる地域をつくりたい」

という熱い思いを持った、

地元住民、市民団体、漁業や観光関係の団体、研究者、行政機関など多様な主体が集まり、

石西礁湖自然再生協議会が平成18年2月に発足しました。

協議会では、まず、石西礁湖の自然再生に向け、どのような目標に向かって進むべきか、どのような活動をすべきか、

それぞれの構成員ができることは何か、などについて議論を行い、平成19年9月に「石西礁湖自然再生全体構想」をまとめました。

現在は、全体構想に基づき、目標実現に向けた活動の実施について意見交換を行っています。

 

http://sekiseisyouko.com/szn/entry/aboutszn.html

 

20回目を迎えた石西礁湖自然再生協議会では、

昨年(2016年)の大規模な白化について、環境省が実施した数値結果の報告がありました。

昨年は、6月から9月にかけて30℃を超える高海水温の状況が続きました。

その結果、

7月下旬から8月中旬までのサンゴの被度は(海底面をサンゴが覆う割合のこと)29%、白化率89.6%、死亡率5.4%でした。

通年は、台風来襲による海水温の低下があるのですが、

昨年は台風の通過が僅かで、海水の撹拌が少なく、海水温の低下が大幅に遅れました。

9月下旬から10月上旬の数値はさらに悪化し、被度20%、白化率97.1%、死亡率56.7%。

その後、気温の低下に伴いサンゴの若干の回復が見られたものの、

11月下旬から12月下旬での調査は、被度12%、白化率91.4%、死亡率が70.1%との数値が出ております。

 

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昨年7月の竹富東沖でのサンゴの白化(写真提供:Akira Uesedo)

 

いわば、陸地であれば森の7割が消失したといえる大規模なサンゴ白化。

 

地球温暖化の進行や天候不順は人為的に防ぐことができません。

研究者や有識者、業界団体で構成される石西礁湖自然再生協議会では、

大規模なサンゴの白化現象を受け、どのような対策が考えられるか意見交換が行われました。

サンゴがストレスを溜める要因となっているバクテリアや

赤土に生息するバクテリアなどの研究ならびに対策を進めたり、

サンゴに付着する藻類を食べる魚類の漁獲を制限するなどの意見がありました。

石西礁湖自然再生協議会では、

地域と連携してサンゴ礁の再生に向けての取り組みや、

重要性を普及啓発する活動を進めています。

(ta)

2016年10月18日

意外なヤモリ

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「ヤモリは家に居るもの」のイメージがありますが、

今日は、意外なところでヤモリの姿を見かけました。

ゆがふ館に自生する

ボタンボウフウ(長命草・タプナ)の花に群がる虫たちの

「ハンター」としてのヤモリです。

(ta)

2016年6月29日

粟の収穫

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本日はちょっとした嬉しい出来事がありました。

星のや竹富島のスタッフが、

島の大先輩から指導を受けて育てていた粟を収穫しています。

 

竹富島にとって「粟」は重要な作物。

特に種子取祭は粟の播種儀礼の儀式でもあります。

〝観光の島”として一躍全国的に有名となった竹富島ですが、

その一方で、神事の供物として捧げる粟を育てる方々が少なくなり、

島内で危機感を募らせていた矢先のニュースでしたので、

この収穫は島にとって大変喜ばしいことといえるでしょう。

 

今回、星のや竹富島のスタッフにいくつかの質問をさせていただきました。

Q 粟の栽培を始めたきっかけは?

A ・何か島の為に出来ることはないか?と考えていた。

・島内で粟を育てる人も減っている中で将来的には星のやで作った粟で種子取祭での

奉納に活用出来るようなものが出来たら。

Q 粟を育てる中での苦労は?

・まずは、種まきの際にあまりの種の小ささに種まきをしていても何処にどの位、

蒔いたのかが分からなかった

・また、間引きの際も粟と粟の間隔が分からなく、結果、小ぶりなものになってしまった。

Q 今年、収穫した粟の活用は?

・星のや内で乾燥させてて脱穀する

・毎年、小中学校で行われているイーヤチ作りに参加させて作り方を習い、

可能ならお客様にも提供できたら嬉しい

・来年以降は栽培範囲を広げ、より多くの粟の収穫が出来たらと考えている。

 

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粟を栽培した星のや竹富島スタッフの皆さんと前本隆一さん

 

ご指導なさった前本隆一さんからもコメントをいただきました。

 星のやでの粟の出来は?何か一言?

・残念ながら豊作とは言えず、少し黒っぽいところが多い。本来なら収穫時期にはもっと金色になっている。

・来年以降も星のや竹富島さんにはぜひ続けてほしい。

・竹富島で収穫した「粟」で種子取祭を行ってほしいと願っている。

・私が年で作れなくなっても竹富の粟が後世まで残ってほしい。

 

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星のや竹富島のスタッフたちが考えて行動した小さな活動は、

竹富島の神事を継承していくうえでとても大きな力となるだろう。

とてもあたたかな気持ちにさせてくれたニュースでした。

(ta)

 

 

2016年4月27日

ジャコウアゲハの交尾

「やがて梅雨入りか・・・?」
とのささやき声も聞こえ始めた八重山地方。
今日は幾度となくさながら滝のような土砂降りが襲った竹富島。
陽の傾きに気付くころ、
雨が収まるとともに無数の蝶が嬉々として飛び出してきました。

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ふと館外をみると、
ジャコウアゲハの交尾を見つけました。

さりげないところにある、竹富島の豊かな自然の姿です。

(ta)

2016年3月18日

ウルズン

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旧暦二月に吹き荒れる強風「ニンガチカジマーイ」
もようやく過ぎ去り、八重山地方はウルズンを迎えます。

竹富島では、
12日に総ての草葉に感謝する“二月祭”、
15日に竹富小中学校卒業式、
18日は竹富保育所の卒園式が行われました。

今年の冬は例年以上に寒さが厳しかったからでしょうか、
デイゴの蕾は昨年・一昨年よりもあまり見かけられません。

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しかし、
高校へ入学する生徒たち、
島に馴染み、島民から可愛がられた方々が島を離れる頃は、
デイゴが深紅の花を蓄え、
「また戻っておいでね」
と別れのメッセージを伝えてくれることでしょう。

(ta)

2015年9月11日

国仲御嶽の夕べ

1年間の願いを解く祭祀、結願祭を間近に控える竹富島。

祭を前に島内の御嶽はそれを迎える準備が始まっています。

台風13号・15号で大きな被害が出た国仲御嶽ですが、

竹富公民館執行部および有志のご尽力によって美しい姿を取り戻しています。

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鬱蒼とした繁みがなくなり、日差しが入る光景には違和感がありますが、

あちらこちらにフクギやテリハボクの幼木の姿が窺え、

これも長い年月をかけて元に戻っていくことでしょう。

国仲御嶽に祀られる園比屋武の神は、

500年もの歳月を経て、この輪廻をご存じであるかと思います。

(ta)


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