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~ 竹富島ウェブログ. ~

 

2016年10月のブログ記事

2016年10月30日

種子取祭初日 トゥルッキ

いよいよ平成28年度のタナドゥイ(種子取祭)も、

10月29日のトゥルッキの儀式をもってはじまりました。

 

旧暦9月~10月の巡りくる甲申(きのえさる)の日から

タナドゥイがはじまるとされており、

「トゥルッキ」とは“がんじがらめ”の意味があります。

種子取祭の配役を決定する日でもあり、

これは、奉納の演者ばかりでなく、

裏方も全てタナドゥイに「縛られ」ます。

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玻座間村のトゥルッキ(玻座間民俗芸能保存会・於:國吉屋)

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仲筋村のトゥルッキ(仲筋民俗芸能保存会・於:生盛屋)

 

今年のタナドゥイは、11月6日の支払議会までの9日間にわたり

執り行われます。

(ta)

2016年10月18日

意外なヤモリ

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「ヤモリは家に居るもの」のイメージがありますが、

今日は、意外なところでヤモリの姿を見かけました。

ゆがふ館に自生する

ボタンボウフウ(長命草・タプナ)の花に群がる虫たちの

「ハンター」としてのヤモリです。

(ta)

2016年10月16日

平成28年度 竹富島の種子取祭

平成28年度 竹富島 種子取祭の日程

・9月8日 (旧暦8月8日) ユーンカイ (世迎い)
竹富島にニライカナイの国から神々によって、
種もみがもたらされる神事が行われる。

・9月14日 (つちのと ゐ) シチマツリ (節祭)
古代の正月といわれる。新しい季節を迎えたことを神々に祈り、
作物を育む大地と命の水(井戸)に感謝する神事。
古来より、
節祭から49日目の「つちのえね」の日を祭日とする種子取祭に入るとされている。
本年は、11月2日が“つちのえね”の日にあたり、その日に種子を蒔く。
それより4日前の“きのえさる”の日から種子取祭の日程に入るとされている。

1.10月29日 (きのえ さる)種子取祭初日
初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。
玻座間、仲筋の両地区の長者(ホンジャー)
の前で無事に奉納芸能が尽くせるようにと祈願する

2.10月30,31日,11月1日
種子取祭の諸準備。狂言、舞踊の稽古に充てる

3.11月2日 (つちのえ ね)
神司はそれぞれの御嶽にてタナドゥイのウッカイ(ご案内)を行ったのち
公民館役員と合流して玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、根原家などを廻り
種子取祭の願いを行なう。
男生産人(18歳~69歳迄)は、
早朝から幕舎張りなどの奉納芸能の舞台を設営する。
出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。
各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。

4.11月3日 (つちのと うし)
ンガソージといって、前日に蒔かれた種子がしっかりと土につくように、
精進を尽くす日とされる。
家主がブママンガン・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を招いて
イイヤチ戴みの儀式などもある。
また、この日はフクミといい芸能の稽古の総仕上げの日。
夜には公民館役員、石垣・沖縄・東京の各郷友会長などが
ブドゥイドゥン・狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する。
(午後6時頃、竹富公民館主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館で開催)

5.11月4日 (かのえ とら)

バルヒル願いの日、奉納芸能初日
● 早朝
 彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願
 玻座間御嶽では神司たちの祈願
 その後、両者は世持御嶽で合流し、バルヒルの願い、イバン取りの儀式がある。
 場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。
● 仲筋地区の主事宅へ参詣
● 世持御嶽へもどる
● 庭の芸能を奉納
 棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、
 腕棒、馬乗者の順で行われる。
● 玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。その順序は、
 玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
 曽我兄弟で初日の芸能は終了
● イバン(九年母)戴みの儀式がある。
 それから世乞い(ユークイ)が始まる。
 ユークイは、種子取祭を統一した根原金殿をまつる根原屋から始まり、
 その後三集落に別れてユークイが深夜まで行なわれる。
・東集落 宇根屋、與那国屋、神司家、顧問家、各家を回り最後は宇根屋。
・西集落 神司家、玻座間長者家、顧問家、公民館長家、各家を回り最後は有田屋。
・仲筋村 神司家、仲筋長者家、各家を回り最後は顧問家。
● 石垣行臨時船便あり(予定)

6.11月5日 (かのと う)

ムイムイの願いの日、奉納芸能二日目
● 早朝
 3集落のユークイの一団は、根原家で一つになってユークイ留めを行なう。
● 世持御嶽へ。イバン返上を行ないユークイは総て終了。
 二日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、
 それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納され、
 前日同様の乾鯛の儀式が行われる。
 その後、玻座間村東地区の主事宅へ参詣の儀式を執り行い、
 世持御嶽へもどる。
● 庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
● 仲筋村の舞台の奉納芸能が終日行なわれる。
 別途奉納芸能演目がある。
 仲筋村長者、弥勒、シドゥリャニ、種子蒔狂言、天人狂言
 などがあり、最後は鬼捕りで奉納芸能は終了。
● 芸能の奉納はすべて終了
● 石垣行臨時船便あり(予定)
● 種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。

7.11月6日 (みずのえ たつ)
  男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。
● 午前 竹富公民館で公民館役員・有志と3郷友会幹部との懇談会。
● 午後 支払議会を開催し、種子取祭の日程は総て終了する。
   
8.11月7日 (みずのと み)
  種子取祭物忌(タナドゥイムヌン)。現在は省略している。

2016年10月4日

種子取祭特集

秋の季節になると島内は種子取祭に向けて準備が着々と進んでいきます。
奉納芸能が目を引き有名ですが、種子取祭は種蒔きをするという農耕儀礼が本質の祭りです。

ゆがふ館では、種子取祭のことをよく知っていただくために、
”種子取祭特集コーナー”を設け、お薦め書籍を紹介しております。

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祭事の様子がわかる入門編から、種子取祭の歴史や奉納芸能で使う方言の意味を解説する専門書、
島の暮らしの中での種子取祭がわかる写真集などなどを取り揃えております。
ご興味のある方は是非お立ち寄りください!

また、種子取祭についてご質問がありましたらスタッフにお声がけください。

2016年10月4日

祭事教室「種子取祭」開催しました。

毎年恒例のゆがふ館の祭事教室を、
昨晩(3日)よる8時より9時20分まで開催いたしました。
今年の教室は、久しぶりに「種子取祭」を取り上げました。

いつもは島の大先輩方を講師にお招きし行うのですが、
今回は、一般社団法人民族文化映像研究所からお借りした
「竹富島の種子取祭」【1980(昭和55)年製作】を上映し、
ご視聴いただいた皆さまから、
現在執り行われている種子取祭との違いやご意見を伺い、
同じくご参加いただいている
島の大先輩方からご教授いただく形式で実施いたしました。

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当日は宿泊客を含め60名もの参加者が集い、
昔の映像への関心の高さが窺えました。

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視聴後、ご感想を含め様々なご意見をいただきました。
神衣装やホンジャー(大長者)の所作の違いだったり、
乾鯛の儀式における酒器の数や供物の配置の違い、
「太鼓」を奉納するメンバーへの衣装の着付方や
シドゥリャニ奉納時の給仕の動きなど、祭に実際に携わる方々のご意見は、
祭に取り組み方々の、タナドゥイに対する姿勢の表れをつくづく感じました。

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今年のタナドゥイへの取り組みに対して、
ご参加いただいた皆さまへの励みになれたらと思います。
シカイト ミーハイユー

(ta)

2016年10月1日

ゆがふ館祭事教室「種子取祭」開催いたします!

毎年恒例のゆがふ館主催による祭事教室。
今回は、
「種子取祭」教室を久しぶりに開催いたします!

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今回の種子取祭教室は、
(財)民族文化映像研究所収蔵の「竹富島の種子取」(55分・1980年収録)
を参加者の皆さんと一緒に観て、
ご参加いただいた先輩方からのご意見を通じて、
36年前のタナドゥイと現在のタナドゥイを重ねあわせてみたいと考えております。
多くの皆さまのご参加をお待ちしています!

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日 付:平成28年10月3日(月)
時 間:よる 8時~9時30分頃
会 場:竹富島ゆがふ館テードゥンシアター
連絡先:ゆがふ館 0980-85-2488
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