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2015年11月のブログ記事

2015年11月13日

タナドゥイの奉納芸能

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平成27年度の種子取祭。
カノエトラ(庚寅)・カノトウ(辛卯)の奉納芸能の二日間も、
降雨もなく盛会裏に執り行われました。
サチブドゥイは、初日午前6時から執り行われるミルク興しからはじまり、
庭の芸能を8点、舞台の芸能最後の演目「曾我兄弟」まで35点を奉納しました。
その後、集落毎に行われるユークイ(世乞い)の儀式を執り終えたのは深夜1時すぎ。

二日目のアトゥブドゥイは午前5時から行われたユークイどめの儀式を経て、
シドゥリャニの奉納、前日に引き続き乾鯛の儀式を行ったのち、
庭の芸能8点、舞台の芸能27点を奉納しました。

今回のブログでは、サチブドゥイ・アトゥブドゥイのスナップをご紹介しましょう。

 

11月10日 サチブドゥイ
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ミルク興し 
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バルヒルの願い
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西集落主事の参詣
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西集落主事の参詣
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庭の芸能 五番棒(玻座間民俗芸能保存会)
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庭の芸能 ジッチュ(西集落)
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庭の芸能 腕棒(仲筋集落)
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庭の芸能 馬乗者(玻座間民俗芸能保存会)
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舞台の芸能 玻座間長者
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舞台の芸能 世曳き(玻座間民俗芸能保存会)
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舞台の芸能 伏山敵討(玻座間民俗芸能保存会)
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舞台の芸能 マンノー(東集落)
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舞台の芸能 三人天川(東集落)
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舞台の芸能 元タラクジ(西集落)
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舞台の芸能 竹富口説(西集落)
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舞台の芸能 曾我兄弟(玻座間民俗芸能保存会)

11月11日 アトゥブドゥイ

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ネーレ(根原屋)でのユークイどめ
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シドゥリャニの奉納 (仲筋民俗芸能保存会)
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弥勒(玻座間民俗芸能保存会)
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天人(仲筋民俗芸能保存会)
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種子蒔(仲筋民俗芸能保存会)
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畑屋の願い(仲筋民俗芸能保存会)
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鬼捕り(仲筋民俗芸能保存会)

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2015年11月9日

ンガソージ(大精進)の日

今日は11月9日、己丑(つちのとうし)の日。
「戊子(つちのえね)に蒔いた種子がしっかりと土に付くように」
と静かに見守る日です。
ンガは“大きい”の意、ソージは“精進”との意味があり、
ンガソージ(大精進)と云われています。
かつてのこの日は、音も出さず静かに過ごす日とされ、
淹れるお茶も濃く出さず薄くしていただいていたそうです。

現在では、
種子取祭奉納芸能の二日間、観光業は一斉にお休みするので、
普段より大勢の来島者が訪れる日となり、
こうした雰囲気はあまり感じられませんが、
その名残りは島にいくつも残されています。

例えば、玻座間民俗芸能保存会の庭の芸能を行うメンバーは、
集落のはずれ(今年は浄化センター前)で最終チェックを行います。
これは、集落内では静かに過ごし芸能の稽古は集落外で行われるという
「仕組み」がかつては西桟橋で行われていたことに由来します。

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2012年のタナドゥイでのフクミ。
西桟橋近くの旧ビジターセンター跡地で行われた。

ンガソージの夜は、
明日の奉納を迎えるにあたりフクミ(稽古総見)が、
芸能の統括者にあたる国吉屋、生盛屋をはじめ三集落の集会所で行われます。
必ず奉納しなければならないジーキョンギン(呪狂言)をはじめ、
フーブドゥイ(集落を代表する舞踊)などの最終チェックを行います。

タナドゥイのハイライトである奉納を迎える前日であるンガソージ。
芸能を奉納するメンバーをはじめ、裏方を務める人々にとっても
気が引き締まる一日です。

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2015年11月7日

タナドゥイの祈願

4日のトゥルッキで今年のタナドゥイ(種子取祭)が始まった竹富島。
5~7日の3日間は祭の準備に充てられます。
今夜も各集会所では、10日・11日の奉納芸能に向けての稽古が行われ、
夕刻の17時からは
奉納芸能の会場となる世持御嶽の清掃が島を挙げて行われます。

そして、明日はタナドゥイで最も大切な祈願の日、
戊子(ツチノエネ)の日にあたります。
竹富島のタナドゥイの象徴でもある戊子の日。

神司の皆さんは、
祖神である六山(ムーヤマ)の神々のもとへ足を運び、
世持御嶽で奉納芸能が執り行われることをご案内します。
また、竹富公民館執行部は午前8時から行われる
18歳から69歳までの男性が総出で取り組む幕舎張りのあと、
神司と合流し、世持御嶽、国仲御嶽、清明御嶽を参拝したのち、
6つの村の種子取祭を統一した根原金殿(ネーレカンドゥ)が祀られる
根原屋(ネーレ)を参拝します。

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2011年のタナドゥイ祈願のネーレのザー(一番座)。
まだ供物は捧げられていない。

タナドゥイにおける重要な儀式のひとつである、
主事宅への参詣の準備もこの日で仕上げ、
主事の晴れ舞台を祝い、多くの島民が一番座へ参拝に訪れます。
それぞれの家の一番座にもイバン(オヒシバ)とユッキ(ススキ)を飾り、
タナドゥイの祈願の訪れを屋敷神にお知らせします。

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2015年11月5日

トゥルッキ

昨夜のトゥルッキの儀式を経て、
平成27年度のタナドゥイ(種子取祭)が始まります。
がんじがらめという意味を持つ「トゥルッキ」。
この日を境に、
11月10日・11日に執り行われる奉納芸能に向けての役割分担が決まり、
神々と無事にタナドゥイの奉納を執り行えるよう約束します。
その役割は、神前へ神供物として捧げられる奉納芸能の演者ばかりでなく、
タナドゥイの奉納を統括する総務係、会計を担う経理係、
お酒や花米などの供物を管理するクーバン係や供物係、
裏方を務める座待(ザータイ)係など、総勢153名が役に縛られます。

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11月4日、国吉屋でのトゥルッキ。ホンジャー(長者)のザーの前にて。

しかし、役に縛られる方々だけのタナドゥイではありません。
タナドゥイを心待ちにしている島のお年寄りや子供たち、
帰省する大勢の島出身者がタナドゥイの盛り上げ役を担います。
さらには、地謡や舞踊をたしなむ方々や民宿の常連客、
そして島を訪れる観光客の皆さま。

大勢の方々がそれぞれの思いを持って、
今年のタナドゥイ奉納の二日間を迎えます。
実は、
それがタナドゥイの奉納の醍醐味といえるでしょう。

(ta)


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