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2015年06月のブログ記事

2015年6月24日

節目の慰霊の日

今年の6月23日は、
太平洋戦争における沖縄戦の組織的戦闘が終結して70年目となります。
竹富島では竹富町内の英霊を弔う第54回竹富町戦没者追悼式が、
10時より再建された竹富町出身戦没者慰霊之塔にて行われ、
遺族、竹富小中学校児童生徒をはじめ100名もの人々が参列し、
先の大戦にて落命した人々の御霊を弔いました。

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11時からは、喜宝院蒐集館境内に置かれた
独立歩兵301大隊第1中隊、通称:大石隊の9柱の英霊を弔う
慰霊祭が行われています。

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今回は、高知県より大石喬隊長の御愛孫も竹富島に足を運び、
竹富中学校の生徒たちも、県内では稀な大石隊の足跡と、
大石隊戦没者慰霊塔について説明を受けていました。

戦後70年目の節目の慰霊祭。
平和を享受する観光客の傍らで、
平和の土台を創った方々への祈りに包まれていました。

(ta)

2015年6月19日

夕暮れ

今日は旧暦の5月4日。沖縄県内ではユッカヌヒー(4日)といい、
ハーリー(爬竜船漕ぎ競争)が県内各地の漁港で行われており、
航海の安全や豊漁を祈願します。
ユッカヌヒーにはもうひとつ。
ハーリーの鐘の音とともに梅雨が明けると云われているとおり、
ユッカヌヒーを迎えるといよいよ梅雨明けとなります。
ところが、
今年の沖縄地方の梅雨明宣言は6月11日に気象庁から発表されていますので、
ユッカヌヒーよりも8日も早い梅雨明けを迎えたことになります。
季節外れの台風6号が5月に襲来した以外はまとまった降雨がない八重山地方。
巷では水不足の心配する声が聞かれますが、
たわわに稔った稲の収穫を農家が終えた頃の、
雨台風の到来を心待ちにしたいと思います。

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画像は昨日の定期船最終便が去ったあとの夕暮れの竹富東港。
大勢の来島者が訪れる3月や4月ほどではありませんが、
今月も多くの来島者が竹富島を訪れます。
ご宿泊の皆さまの多くは西桟橋へと沈む夕陽を眺めに行くことでしょうが、
竹富島独特の時の流れを感じることができるのは、意外な場所にあるような。
そんな気がしてなりません。
些細なところで感じる竹富島の雰囲気。
ぜひ満喫していただきたいと思います。

(ta)

2015年6月4日

東京竹富郷友会創立90周年記念公演

来る6月7日、
東京竹富郷友会創立90周年を記念する公演が
東京都北区王子の「北とぴあ」で開催されます。

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竹富島では、記念公演にあたり芸能を提供するための稽古が行われており、
昨晩は最終の総稽古が竹富小中学校体育館で行われ、
大勢の島民や宿泊客が見学に訪れました。
今回竹富島から提供するのは
「芋堀り狂言」と「三月三日浜遊び」の2点。

結願祭で毎年奉納される「芋掘り狂言」。
奉納とは異なり舞台での演技となるので、
アドリブが効いた名演技を大いに期待しましょう。
果たして、東京で収穫できる芋の名は・・・。

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「三月三日浜遊び」は、
旧暦3月3日のサニチで行われる浜遊びを舞台化しています。
この芸能の一番の見どころは、
東京郷友会創立90周年を記念して、
3つの集落(東・西・仲筋)が合同で芸能を提供すること。
舞台だからこそ出来るのであり、島ではまず観ることができないでしょう。
芸能の島として名高い竹富島ですが、芸能はそれぞれの集落で継承されています。
それが、「サニチの浜遊び」を通じて一つの舞台に上がるのです。
また、浜遊びということで海に因んだ芸能が数多く含まれ、
踊り、古謡、わらべうたありと大変ユニークな構成となっております。

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大いに楽しみな今回の芸能公演。
竹富島だけではなく、
石垣・沖縄・東京の各郷友会からも芸能が提供されます。
東京郷友会員をはじめ、首都圏在住の竹富島ファンの皆さま、
お楽しみに!

(ta)


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