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2014年07月のブログ記事

2014年7月26日

盛夏の一日

穏やかな風もピタリと止まり、

じりじりと音が聞こえるかのような暑い暑い一日。

今日は前庭で「夏の庭の日」が開催されています。

おかげで大勢の子どもたちがゆがふ館を訪れてくれました。

コラムの音を感じたり、展示物を眺めたり。

それに飽きると、館内を駆け巡ります。

0726yugafu

そして、疲れてヨイサでお昼寝。

暑い暑い竹富島とゆがふ館で過ごしたこと。

幼いころの盛夏の一日。

記憶の片隅に置いていただけたらな…。と思います。

 

(ta)

 

2014年7月18日

ブー(苧麻)の糸

choma

収穫したブー(苧麻)の皮を剥ぎ、

水に浸してパイという道具を用いてさらに剥ぎ

繊維を取り出します。

その後、これらは紡がれて麻糸となり、

民具や織物へと形づくられていきます。

(ta)

2014年7月14日

キシノウエトカゲの来館

「自然環境が育んだ文化的景観」として、

島全体が西表石垣国立公園に指定されている竹富島。

種子取祭や“竹富島のまちなみ”、八重山ミンサーなどの織物など、

文化面が大きくクローズアップされている島ですが、

西表島にはかなわないものの多様な動植物を育む島でもあります。

 

7月4日(金)の昼下がり、何気に事務室カウンターから正面入口を眺めると、

奇妙な生き物が入って来るのを目撃。もしかしたら、キシノウエトカゲ!

と思いカメラを取り出し館内を追い掛け回し、

すばっしこい動きにも関わらずなんとか撮影に成功。

環境省に確認してもらったところ、キシノウエトカゲに間違いないとのことでした。

kisinouetokage1

キシノウエトカゲ(VU 絶滅危惧Ⅱ類)

日本固有種で、宮古諸島と八重山諸島のほとんどの島に分布する日本最大のトカゲ。

大きな個体は全長400㎜に達する。国指定天然記念物。

 

6月18日には集落をぐるりと囲む環状線で、

久しぶりにヤエヤマセマルハコガメに遭遇しました。

最近、天然記念物に出会う機会が増えているような気がします。

semaru

セマルハコガメ (VU 絶滅危惧Ⅱ類)

八重山諸島の石垣島と西表島のみに分布する。石垣島では近年進められた

森林伐採によって生育場所が著しく縮小してしまった。国指定天然記念物

 

以前も、リュウキュウキンバトやヨナクニカラスバトの天然記念物や

希少種のズグロミゾゴイ(鳥類)がゆがふ館を訪れたことを

ブログでご紹介していますが、

こうした希少種に出会う機会があるほど、

多様な生き物を育む豊かなところで暮らしているのだな・・・。

という優越感に浸ったりしています。

(ta)

2014年7月12日

平成26年度の豊年祭(プイ)

竹富島では、7月10・11日の二日間に豊年祭(プイ)が執り行われました。

竹富島の豊年祭は毎年、旧暦6月の二回目のミズノエ(壬)・ミズノト(癸)

の日を選んで執り行われます。

台風8号の影響が心配されましたが、

六山(ムーヤマ)の氏子たちがそれぞれの御嶽に集う「オンプイ」、

竹富公民館執行部が主だった御嶽を参拝する「トゥヌイプイ」、

二日間いずれも良い天候に恵まれました。

今回は、オンプイに竹富公民館執行部が参拝する

国仲御嶽、清明御嶽、西塘御嶽での参拝をご紹介しましょう。

0709onpui01

国仲御嶽での参拝。神司はウブ入りを行ったのち、拝殿での儀式を行います。

供物は、3合花(お米)、酒、ウサイ(現在はお菓子で代用)、ミシャク(御神酒)。

マーシュ(塩)、ピン(ニンニク)は供えません。

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清明御嶽での参拝。公民館執行部は九十九拝の拝礼を行います。

現在は簡素化されて二礼二拍一礼での拝礼が中心ですが、

一年間の感謝祭である豊年祭は古来の形式で続けられています。

0709onpui04

西塘御嶽での参拝。西塘御嶽の参拝を執り終えると、

六山の氏子たちが神司を迎えに集まります。

その後、オンプイは六山の氏子たちが中心となって進んでいきます。

(ta)

 

 

 


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