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2013年10月のブログ記事

2013年10月31日

もうひとつのゆがふ館のシクブン(役割)

 

syobodan

 

「調べてくれないか」と島の先輩がゆがふ館へ持参した一枚の写真。

そこには、

表彰を記念した往年の竹富町消防団竹富分団メンバーの姿が写っていました。

この写真が、

いつ、何の表彰なのかが判明できずにいるそうで、

現在ゆがふ館ではこれらを調べるため

沖縄県や竹富町へ照会していますが、残念ながらまだ情報を掴めずにいます。

 

ブログをご覧のみなさまのなかには、

写真をご覧になって、

「懐かしいな」と感じられる方も大勢おられると思います。

また、ひょっとすると

若かりし“おじぃ”を見て、

「竹富島へ行こうかな」と思われる方もいるのではないでしょうか。

 

こうした記録の積み重ねを残せること。

分からないことがあればゆがふ館へ相談していただけること。

これらが

もうひとつのゆがふ館のシクブンであることを大変嬉しく思います。

 

(ta)

2013年10月21日

九月大祭(九月大願い)

10月19・20日の二日間、竹富島では

諸作物の成長や人々の安寧を祈願する祭、九月大願いが執り行われました。

旧暦九月に執り行われる祭とあり、

杯には三枚の菊の葉を浮かべ御神酒をいただきます。

初日は19日の17時30分からはじまり、

神司による御嶽での夜籠り。

1019kugatutaisai01

有志による西塘御嶽の参拝

 

二日目は早朝6時から彌勒奉安殿からはじまる

竹富公民館執行部と有志によるムラオン(トゥクルウガン)への参拝。

ムラオンのひとつ、国仲御嶽への参拝をとり終えると、

神司は出迎えの氏子とともにムーヤマへと参拝します。

1020kugatutaisai01

有志による彌勒奉安殿での参拝

 

神司はムーヤマへの参拝後、ムーヤマとのゆかりが深い

ファーオンと呼ばれる美崎・東美崎・西美崎御嶽へ参拝したのち、

世持御嶽、真知御嶽、根原屋へ参拝し

12時30分ころすべて執り終えました。

1020kugatutaisai02

久間原御嶽、花城御嶽神司と花城御嶽氏子による東美崎御嶽での参拝

 

(ta)

2013年10月17日

学習会「竹富島の伝承の地を歩く(パート2)」延期のお知らせ

本日開催予定の学習会「竹富島の伝承の地を歩く(パート2)」は、

天候不良のため延期といたします。

参加ご希望の皆さまにはお知らせいたしましたが、

後日催行が決まり次第、優先してご案内をさせていただきます。

出来るだけ早めに実施したいと存じますが、

島の祭事行事との兼ね合いを考慮しながら

日程を固めていきたいと存じます。

改めて

ホームページ上でお知らせいたします。

 

西表石垣国立公園

竹富島ビジターセンター運営協議会

 

 

2013年10月14日

学習会「竹富島の伝承の地を歩く(パート2)」の開催について

今年度のゆがふ館の学習会は、

平成23年度開催の「竹富島の伝承の地を歩く」パート1に引き続き、

「竹富島の伝承の地を歩く」パート2を開催いたします。

 

竹富島には、

それぞれの時代に営まれてきた暮らしが垣間見える伝承が脈々と受け継がれており、

またこれらが竹富島独特の雰囲気や景観を醸し出しています。

その竹富島の“根っこ”ともいえる伝承とゆかりの地を巡ります。

 

竹富島の観光名所となっている「赤山丘」や「ンブフル」の由来、

竹富島を代表的する民謡の「安里屋節」「仲筋ぬヌベマ節」にまつわる話、

島の元御嶽の「清明御嶽」、仲筋村の守り神が祀られる「埴山御嶽」など、

 

今回は比較的ポピュラーなスポットを

喜宝院蒐集館長の上勢頭芳徳氏が同行し解説いたします。

毎年多くの観光客が訪れる竹富島。

訪れる人々が踏みしめる僅かばかりの土地にも、

先人が大切に語り継いできた伝承が持つ深みや島への想いを感じていただけたらと思います。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

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『竹富島の伝承の地を歩く(パート2)』

● 主 催 竹富島ビジターセンター運営協議会

● 日 時 平成25年10月17日(木)午前10時から午後4時まで

● 場 所 竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館 午前9時50分集合

(石垣島9時30分発の定期便にご乗船ください)

● 順 路 ①竹富島ゆがふ館 ②赤山丘 ③安里クヤマの生家 ④清明御嶽

⑤仲筋井戸周辺 ⑥埴山御嶽 ⑦仲筋ぬヌベマの生家

● 講 師 喜宝院蒐集館長 上勢頭芳徳氏

● 申込み 竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館

(電話0980-85-2488:午前8時から午後5時まで)

先着順で定員15名に達し次第締め切ります。

● 参加費 350円(実費:保険料、バス代)

● 持ち物 お弁当、飲み物、筆記具、タオル、帽子、レインコートなど

野外活動に適した準備や服装でご参加ください。

● その他 雨天時は延期とし、午前7時の天候で判断し、8時までに参加者にご連絡いたします。

 

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2013年10月5日

「アナブリヤー展」開催中!

anapuriya

 

10月5日よりテードゥンギャラリーにて、

普請帳研究会主催による写真展「アナブリヤー」展を開催しております。

普請帳研究会とは、大工の田中文男氏と文化財研究家で竹富島名誉島民第1号の宮澤智士氏によって設立され、

建築および建築物を時間と空間の二つの軸にそって研究する組織で、

機関紙『普請研究』を年4回発行し、当初の計画通り10年後の1992年に40号を発刊後解散しています。

今回の写真展のタイトルにもなっている「アナブリヤー」とは掘立て小屋のことで、

竹富島の昔の家屋は殆どがアナブリヤーでした。

そのアナブリヤーに関する調査研究および修復を1980年代後半に実施した記録を、

歴史環境計画研究所長の秋山邦雄氏の撮影。

フナヤーの修復(1991年)の記録は、

写真家の北田英治氏が撮影した作品を展示しています。

約30年前の竹富島にタイムスリップしたような感覚と、

建築記録という学術的な観点からも写真展をお楽しみいただけることかと思います。

ご来館の際は是非ともテードゥンギャラリーを覗いてみてください。

2013年10月3日

台風23号の来襲

10月に入りほどよい陽ざしと気温になると思いきや、

油断していました。

そう、それは台風。

数日後、八重山地方に台風23号が来襲します。

気象庁によると、

本日12時現在、台風23号は沖縄の南を北に向って進んでおり、

中心付近の気圧は985ヘクトパスカル。

瞬間最大風速は35メートルとの情報です。

今後は発達しながら沖縄島と宮古島の間を北西に向って進むとの予報で、

4日遅くから6日にかけて先島諸島は大荒れとのこと。

 

八重山を訪れるみなさん、

引き続き台風23号のチェックを怠らぬようお願いいたします。

(ta)

 

 


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