竹富島の豊年祭 1日目

今日明日と、竹富島では豊年祭がおこなわれています。

竹富島の豊年祭は氏子が中心となる祭事で、豊年の感謝の祈りを捧げます。
ニライカナイから頂いた種子が、豊かな実りをもたらし
作物の収穫を無事終えたことに感謝します。

豊年祭では「シュナイ」というお供え物があり、前日に準備をします。
「シュナイ」は、海の物・畑の物・山(森)の物を材料にし、
味噌・白ごま・ニンニクを基本とし和え、それに塩・砂糖・鰹節などを使い調味します。
基本の料理方法は、
1 材料を切る
2 茹でる
3 水分を絞る
4 材料と調味料を和える

papaya
↑パパイヤを茹で終わり、冷ましているところ

御嶽ごとに用意するシュナイは、使用する調味料の分量が少しずつ違い個性があります。
また、シュナイの材料には下記のような意味の願いが込められています。
・タプナ(長命草):長寿
・マミナ(もやし):若返り
・マンジュナイ(パパイヤ):子孫繁栄
・カーナ(海藻):健康

豊年祭2日間、ゆがふ館では平成16年制作の記録映像を上映していますので、
是非、ご来館いただき豊年祭の様子をご覧ください。