May 21, 2013

ヤエヤマイシガメ

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昨日早朝、
竹富東港桟橋待合所「てぇどぅん・かりゆし館」
の車寄せ前でひっくり返っていたヤエヤマイシガメ。
カラスやネコの襲撃を受けていたのかもしれません。

甲羅に刻まれた無数の傷は、
甲羅のお陰で幾度ともなく救われた証なのでしょう。

暫く保護したあと、藪の中へ逃がしてあげました。

(ta)

投稿者 takidun : 09:13 AM

March 22, 2013

3月22日、竹富島のデイゴ

毎年この時季にご紹介する竹富島のデイゴ。
2010年からご紹介してきたホーシミチ入口の小さなデイゴにも
ようやく蕾がつき、見事な花を咲かせています。

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・『竹富島ゆがふ館ウェブログ』 2010年3月21日
http://www.taketomijima.jp/blog/archives/000856.html

・『竹富島ゆがふ館ウェブログ』2011年3月22日
http://www.taketomijima.jp/blog/archives/000968.html


多くの皆さま方からの多大なご支援ご声援をいただいて
再生した竹富島のデイゴたち。
しかし、
これで終わりではありません。

“救おう!”が完了した
竹富島のデイゴを救おう!実行委員会では、
毎年5月〜6月頃に実施する樹幹注入を継続しつつ、
名称や組織の改編を視野に入れて
デイゴとともに生きる方法を模索していきます。

デイゴに蕾がつくのは、
「デイゴの花を咲かせたい」と思う
島民と訪れる人々による日々の努力の積み重ね。

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No1のプレートが付されたデイゴに咲く花は、
その“積み重ね”を褒め称えているかのようです。

(ta)

投稿者 takidun : 11:00 AM

November 07, 2012

ハブ捕物帳

今日のゆがふ館で起こったちょっとした出来事。

とある建物の柱に大きなハブが横たわり
「駆除したいので道具を貸してくれないか」
とのこと。
興味津々で現場に向かうと、
長さ90僂呂△蹐Δと思われる大きなハブ!
腹部が張り出しているので、
食事を摂ってゆっくり眠っている模様です。

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(ta)

あいにく、
ゆがふ館にはハブを捕獲する
「ハブ捕獲棒」は置いていません。

大きなハブを捕獲するには危険が伴うため、
念には念をということで、
道具を確保してから捕獲しようとのことで、
集まった面々は一旦引き揚げました。

暫くしたのち、
星のや竹富島から「ハブ捕獲棒」を借りてきた
島人が見事捕獲に成功しました。

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今日は立冬。
竹富島も長袖のシャツを着ないと寒いと感じる季節。
それと、もうひとつ。
寒くなる10月下旬から11月にかけては、
ハブが餌を確保しようと活発に動く時季でもあります。

今夜の竹富島の道は、
端を歩かずに真ん中を歩きましょう。
グック(石垣)から、ハブが顔を覗かせるかもしれません。

投稿者 takidun : 11:59 AM

October 27, 2012

長命草(タプナ)の花

シロバナセンダンソウとともに、
竹富島の昆虫類の食糧庫となっているのが、
長命草(タプナ)の花。

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小さな花弁をつけるタプナの花には、
ミツバチやチョウばかりでなく、ギンバエやアリも群がります。

タプナは、
虫たちだけではなく、
私たちにとっても大切な植物。

タプナの葉は、
神行事の供物として神前に捧げられる、
島の暮らしにも欠かすことができない植物です。

(ta)

投稿者 takidun : 08:42 AM

August 20, 2012

ムヌン(物忌)

昨日の出来事。

島民から、屋敷東面の石垣とキャーギ(イヌマキ)の間に
スズメバチが巣をつくり困っているとの相談を受け、
様子を窺ったところ、
ヒメスズメバチが見事な巣を作っていました。

上手に捕獲してゆがふ館に展示しようとの思惑でしたが、
攻撃性が高く獰猛なスズメバチのこと、
さすがに近寄りがたいために駆除することにしました。
昨日は日曜日とあってか、
多くの観光客が訪れている昼間は避け、
夕暮れ時に駆除を決行しました。

時間を費やすこと約1時間。
殺虫剤を使った駆除は成功し、
無事に巣を取り除くことができました。

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人に迷惑がかからないための駆除とはいえ、
殺虫剤の使用は心が痛みます。
こうした心情のなか、
ふと、ムヌンの儀式を思いだし、
蜂の亡骸と巣は海へと流すことにしました。


(ta)

ムヌン(物忌)

「みずのえ」の日を選んで行われた。
二月になると草場物忌と称して虫送りの行事をする。
その日は各戸一人ずつ田畑の作物についている害虫類をとり、
これをブンガシャー(クワズイモの葉)に包んで海へ持っていく。
そこには神司たちがいて、芭蕉の葉柄でつくった小舟に害虫を乗せ、
「パイノーラヌ島、ニーラスクの国に行って虫たちは生活せよ」と
唱えて海に流した。
昔は月毎に行われたが、昭和になってからは4回、
四季ごとにとどめられた。
すなわち2月の草場物忌、4月の穂の物忌、8月の初穂物忌、
12月の止め物忌であり、各戸一人のわりあてで浜に行き、
虫送りの行事をした。

(注)これも祭政分離のため1949年に廃止された。

引用:『竹富島誌―民話・民俗編―』 上勢頭亨 著 法政大学出版局発行


奇しくも昨日は旧暦の7月2日壬子(みずのえね)の日。
今度は、
人に見つからない静かなところで巣をつくるように。
と願いながら、蜂たちを海へと送り出しました。

投稿者 takidun : 09:57 AM

May 31, 2012

ツマグロヒョウモンの羽化

沖縄ではよく見ることができる
ツマグロヒョウモン。
民家の軒下で羽化する姿を見かけました。

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さりげないところにある、竹富島の自然です。

(ta)

投稿者 takidun : 11:23 AM

May 05, 2012

クサゼミ


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ニシューリャ(西盛屋)北の畑に自生するパパイヤ。
その葉の上には小さなクサゼミが出番を待ちます。

さりげないけれど、
竹富島の美しい自然の姿です。

(ta)

投稿者 takidun : 04:06 PM

March 23, 2012

3月22日 竹富島のデイゴ

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多くの人々に支えられて美しく咲き誇るデイゴの花。
今後も、竹富島を訪れる人々の心を和ませられるように、

今年も、新たな“静かな戦い”が始まります。

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(ta)

投稿者 takidun : 09:23 AM

February 15, 2012

コンドイ浜

竹富島唯一の海水浴場で、
遠浅で抜群の透明度を誇るコンドイ浜。

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コンドイ浜 (2012年2月14日)

昼は多くの観光客を受け入れるビーチとして、
夕刻は島民や宿泊客がくつろぐ憩いの場として、
大勢の人々から愛されています。

(ta)

多くの問い合わせをいただく 
“コンドイ”の語源とは、

・コモトキ  (荷を解く場所として)
・コミドマリ (西表島の古見集落へ向かう中継地として)
・コントゥ  (竹富島の神さまのひとり、コントゥフシンガーラの名前から)

などの諸説がありますが、明らかではありません。

コンドイ浜周辺の海岸線は、
西表石垣国立公園における第二種特別地域に該当しており、
普通地域よりも厳しく開発が制限されている地域ですが、
沖縄県が園地を設けており、
トイレとシャワー室を無料で開放しています。

さらに、
夏が訪れるとコンドイ浜管理者が出店を設け、
パラソルの貸し出しや飲料類を販売し、
楽しい旅の思い出をより一層印象深いものにします。

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真夏のコンドイ浜 (2011年7月30日)

しかし、何といっても
コンドイ浜の目玉は沢山のナマコ。
ナマコは海水の不純物を餌とし、
浄化して排出するため、
ナマコの多さは美しい海のバロメーターともいえますので、
嫌がらずにそっとしてあげてくださいね。

今日の竹富島も初夏を思わせるほどの快晴!
3月18日には与那国島で海開きも行われますので、
旅の計画に、
八重山とコンドイ浜での海水浴を加えてみてはいかがでしょうか。

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夕刻のコンドイ浜 (2007年10月29日)


投稿者 takidun : 10:29 AM

January 11, 2012

サナギの移動

竹富ぶなる会から寄贈していただいた
ギョボクに暮らすツマベニチョウの幼虫。

ようやくサナギになりましたが、
桟橋から吹く強風と降雨の影響なのでしょうか、
なかなか羽化してくれません。

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アリやカラスなどによる捕食から防ぐことも考慮して、
羽化するまで事務所に移動してみることにしました。

サナギの色具合をみると、
まだまだ眠っていると思われますが、
無事に羽化することを願います。

(ta)

投稿者 takidun : 12:26 PM

December 24, 2011

オオクイナの保護

竹富島民具づくり教室のメンバーが
凧づくりに夢中になっている午前中のゆがふ館に、
怪我をした鳥の保護の依頼がありました。

昨夕、
竹富小中学校西側の仲筋御嶽前路上にて、
足を骨折した鳥が
カラスに襲われていたところを、
心ある島人によって保護され、車の助手席にて
安置されていました。

11時頃にゆがふ館スタッフが保護を交代しましたが、
普段なかなかお目にかかれない珍鳥。

鳥類図鑑を調べてみると、
オオクイナであることが判明しました。

(ta)

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オオクイナ (ツル目クイナ科)
EN (絶滅危惧種B類)

全長約25僉F部から胸が赤褐色で背面暗褐色。
下面は黒色で白い横縞がある。
種としては南アジアや東南アジア、フィリピン、台湾に分布する。
本亜種は八重山諸島に留鳥として分布する日本固有亜種で、
亜種の中で最大。
沖縄北部にもわずかな記録がある。
個体数に関する資料は見当たらないが、
生息地面積が少なく分断されており、
個体数などの継続的減少が予測されることから、ENに改められた。
野生化したネコやイヌの存在や、
シロハラクイナの分布域拡大による餌の競合も懸念される。

『改訂レッドリスト付属説明資料 鳥類』 平成22年3月
環境省自然環境局野生生物課 編集発行

希少種を保護する際、竹富町教育委員会へ報告し、
対応を協議しなければならないのですが、
今日は生憎の土曜日で役場はお休み。
そのため、
環境省石垣自然保護官事務所の自然保護官や
竹富島在住の竹富町文化財審議委員へ相談したのち、
石垣島の動物病院へ搬送いたしました。

ゆがふ館では、
今までリュウキュウツミやミサゴ、
リュウキュウキンバト、アカショウビンなどの
鳥類を保護してきましたが、
リュウキュウキンバト以外のENの保護は初めて。

オオクイナは完治したのち、
保護されたところでふたたび放されます。
元気になってまた竹富島に戻ってこられることを
願っています。

投稿者 takidun : 03:29 PM

September 25, 2011

キャーンギ (イヌマキ)

日の入りの時間も早くなり、
初秋をようやく感じられるようになった竹富島。

時おり落ちる雨のお陰で、
草葉が嬉々として繁茂します。

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何気にキャーンギ(イヌマキ)を眺めてみると、
深い緑色の葉の上には、
新しい葉が生まれています。

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竹富島の集落でよく見ることができる
イヌマキは、
イヌマキ科の常緑高木で、
本州の房総半島以西から台湾まで分布します。
幹は建築用材として重宝され、
竹富島では家屋の用材として欠かすことのできない存在です。
(参照:『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社発行)


東集落に位置する
丸八レンタサイクルさんの北側には、
多くのキャーンギが植えられており、
いかに竹富島にとって大切な樹木であるかが分かります。

柔らかい種子は子どものおやつとして食されてもいた
キャーンギ。
フクギやヤラボ(テリハボク)と並んで、
竹富島の代表的な樹木です。

(ta)


投稿者 takidun : 10:36 AM

August 04, 2011

美崎浜のヒルギ

先日は満潮でお目にかかることができず、
その代わりに
見事な入日を満喫させていただいた
ミシャシ浜。

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あらためて
ミシャシ浜に島人が植えているヤエヤマヒルギ
の植栽状況を確認しに訪れました。

(ta)

ヤエヤマヒルギは、
真水と海水が混ざり合う入り江などに群生し、

“マングローブ”
(亜熱帯や熱帯の河口・潮間帯の泥地に発達する特異な植物群落のこと)

を形成する上で重要な役割を果たす植物です。

竹富島では、
家屋の柱などの材木や織物の染料として
生活の中に密接に関わってきました。

川がないため入り江が存在しない竹富島ですが、
ミシャシ浜付近は隆起サンゴ礁の土壌ではなく、
石垣島から連なる古生層で形成されているため、
真水は地下に浸透せず、湧き水として浜へと流れていきます。

そのため、真水と海水が混ざり合うミシャシ浜では、
以前よりヒルギの植栽が何回も繰り返されてきました。

しかし、ことごとく失敗しています。
それは、
ヒルギが大きくなる前に、
海浜に漂着する流木がヒルギの苗を押し流しているのではないか。
と考えられています。

竹富島では、
「ピンニ木アヨー」に謡われ続け親しまれてきた
ヤエヤマヒルギ。

樹皮からもたらされる鮮やかな朱や黒の色合いは、
西表島へ耕作に通っていた遥か以前から、
島人に愛されています。

投稿者 takidun : 03:33 PM

August 02, 2011

美崎浜の入日

村の清掃活動を終え、
ふと島北部のミシャシ浜を訪れると、
素晴らしい入日を見ることができました。

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エメラルドグリーンの海が藍色に姿を変え、
柔らかな波がかすかな光によって彩りを添えています。
橙色をした入日の周りから徐々に蒼に染まっていく空と雲。

竹富島の変わらぬ美しい自然の姿です。

(ta)

投稿者 takidun : 09:42 AM

July 18, 2011

親心

豊年祭前日の7月15日。
翌日のオンプイの準備を終え一息つこうと思った矢先、
怪我をして飛べないフクロウがいるとの一報が入り、
急いで
竹富町高齢者コミュニティーセンターへと向かいました。

すると、
階段の手すりにちょこんと座る
リュウキュウアオバズクの幼鳥。

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巣から落下し、右足を骨折した様子です。
まだ飛ぶこともままならないようで、
小さな羽根を一生懸命羽ばたかせながら、
手すりまで上ったのでしょう。

保護するために近寄ろうとすると、
2羽の親鳥が頭上から威嚇してきました。

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親鳥の存在は、保護の不要を意味します。
念のため、
環境省石垣自然保護官事務所に確認を取ったのち、
その場を後にしました。

翌日、施設を利用するお年寄りたちから話を聞くと、
昼過ぎからアオバズクの幼鳥は手すりに避難していたそうですが、
予想していた通り、
ネコやカラスからの襲撃を受けていたそうです。
その襲撃を撃退し続けた2羽の親鳥の献身的なこころ。


豊年祭をおえた昨夕、
再びコミュニティセンターへ足を運びましたが、
幼鳥が襲われた形跡はありませんでした。
恐らく、
無事に安全な場所へ避難できたのでしょう。

それにしても、
竹富島の生態系ピラミッドの頂点に立つ
ネコとカラスの存在が最近気になります。

島内では、
飼いネコの殆どは飼い主によって
避妊されていますが、
野性化したイエネコが徐々に増えています。
これが、
竹富島の生態系を乱す要因にならないことを
願っています。


(ta)


投稿者 takidun : 09:58 AM

July 06, 2011

竹富島の大地

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ナーラサミチ沿い
久間原御嶽の鳥居前から望む
夕刻の竹富島の風景。
この地は現在、牧草地として活用されています。

周囲僅か9卍しかない竹富島ですが、
どことなく広大な土地を感じさせます。

終戦直後は2,000人以上が暮らしていた
この島の大地は、
今もなお、私たちに多くの恵みをもたらせています。

(ta)

投稿者 takidun : 09:18 AM

June 17, 2011

御嶽での小さな世界

四月祭の合間に清明御嶽で見た、
竹富島の小さな世界。

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クロヨナの木。
左手の植物はパパイヤ


クロヨナとパパイヤの隙間には
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サルノコシカケ

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アシナガゴマフキカミキリの交尾


清明御嶽の拝殿には、
クロヨナの下で長い間旅立ちを待っていた
セミたちの抜け殻が残されていました。

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御嶽は、
神と人間との接する場所という位置付けだけではなく、
多くの動植物の命を育む場所でもあります。


竹富島の豊かな自然の姿です。

(ta)

投稿者 takidun : 11:50 AM

June 12, 2011

リュウキュウキンバトの死

八重山では海神祭(ハーリー)とともに梅雨が明ける
と言われていますが、今年はまさにその通り。

いよいよ暑い暑い夏を迎えます。

この時期は、鳥たちの子育てもあともう少し。
幼鳥も巣立ちの時期が近づいています。

今日のゆがふ館には、息も絶え絶えの
幼いリュウキュウキンバトが闖入し、
事務所内の窓ガラスにぶつかって絶命しました。

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亡骸はゆがふ館の裏庭に埋葬しました。

成鳥であれば、この程度の衝突なら軽い脳しんとうで
捕獲することすら難しいのですが、
今日のキンバトは、
幼鳥であることや、
それ故にカラスなどに追われて疲れきって
ゆがふ館に逃げ込んできたことが推測できます。

リュウキュウキンバトは
環境省レッドデータブックの絶滅危ぐIB類(EN)で
国の天然記念物に指定されています。

希少な生き物を失って残念な気持よりも、

長閑(のどか)な竹富島で繰り広げられる
生き物たちの厳しい生存競争を間の当たりにし、
複雑な思いが残りました。

(ta)

投稿者 takidun : 09:43 AM

June 06, 2011

シロオビアゲハ

昨日の夕刻に
花城御嶽前でみることができた
シロオビアゲハの群れ。

DSC01195.jpg

そのうちの一頭を撮影することができました。

さり気ないところに在る、
竹富島の豊かな自然の姿です。

(ta)

投稿者 takidun : 03:00 PM

March 22, 2011

静かな戦い 〜その後〜

昨年3月21日のブログに掲載した
ホーシ道入口の小さなデイゴ。

http://www.taketomijima.jp/blog/archives/000856.html

1年を経過した現在、
竹富島のデイゴを救おう!実行委員会の保護により、
1番のナンバープレートが付されています。

昨年4月24日に樹幹注入を実施した際、
なかなか溶液を取り込まず弱っていたことが伺えましたが、
見事に葉を繁らせ、元気な姿を私たちに見せてくれます。

ホーシ道中ほどの大きなデイゴと比べると
まだまだ小さく、
さらに桟橋から吹き抜ける風の影響もあってか、
その身には蕾を見ることは出来ませんが、
次第に日差しを増していく竹富島です。
このちいさなデイゴにも、
深紅の花が付くことをゆっくりと待つことにします。

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竹富島のデイゴを救おう!実行委員会
のメンバーをはじめ、
島人やご協力いただいた総ての皆さまのお陰で
見事に復活したデイゴの樹、そして花。
静かな戦いはひとまず終結しましたが、
これからも続きます。

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ホーシ道桟橋入口の小さなデイゴは、
私たちに様々な示唆を与えてくれました。
これは、
生物多様性のメカニズムも勿論のことですが、
それ以上に、
もっともっと大切なことを
私たちに伝えている様な気がしてなりません。


(ta)

投稿者 takidun : 09:20 AM

December 22, 2010

シロバナセンダンソウ

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集落の空き屋敷や耕作されていない畑など、
竹富島ではいたるところに群生する
シロバナセンダンソウ。

除草の際、種子や葉が軍手や衣類に付着するため、
“ムチャラー”
と呼ばれ、あまり島人からの評判は芳しくありません。

生命力が強く、ギンネムと共に荒地の象徴ともいえる
シロバナセンダンソウですが、花には沢山の蜜を蓄え、
蝶や蜂、蝿までが群がる虫たちの“食糧庫”ともいえます。

そればかりか、
家畜の餌としても活用することができ、
葉は和えものとして私たち人間も食べることができます。

風が穏やかで陽ざしがこぼれる日には、
竹富島では日本最大級の蝶、オオゴマダラをはじめ
沢山の蝶を見ることができます。

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ゆがふ館の事務所を訪れたジャコウアゲハ


島内のいたるところで多種多様な蝶を見ることができ、
多くの人々の心を和ませます。

それは、
もしかすると、私たちが躍起になって除草している
シロバナセンダンソウのお陰かもしれません。


(ta)

投稿者 takidun : 09:40 AM

December 10, 2010

夕刻の竹富島

ここ連日穏やかな天気がつづく竹富島。

夜の冷込みは冬の到来を感じさせますが、
昼の暖かさは春を思わせるかのようです。

陽も落ちつつある5日の午後6時を少し廻った頃、
日没とは正反対の竹富島の東、
アイヤル浜へむかう途中の美しい光景。

夕焼けに照らされた久間原御嶽の鳥居と、白鷺の姿。

1205kumara-on.jpg

さらにアイヤル浜では、
夕焼けに照らされたアイヤル浜のシルエット。

1205aiyaru.jpg


カンナージ、イナージ、ミジナール、
アイヤル、ニシャール、イロール、パイヤル

竹富島の全てが穏やかな夕色に包まれます。

やがて訪れる漆黒の夜と共に、
様々な顔を見せる竹富島を満喫しにいらしてください。


ただし、少々厚手の衣類を携えることを忘れずに。

(ta)

投稿者 takidun : 12:51 PM

November 21, 2010

小さな生きものたち

雨がピタリと止んだ
十月祭の祈願が行われている
清明御嶽。

台風11号の突風で大きく傾いた
樹齢数百年のヤラボ(テリハボク)に目を向け、
木肌に触れてみると、
沢山の小さな生きものたちの姿を見ることができました。

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竹富島の人々が守り続けてきた
小さいけれど、とても大切な世界がここにもあります。

(ta)

 

投稿者 takidun : 09:15 AM

June 12, 2010

ギンネム(ギンゴウガン)

 ひとしきり雨が落ちたあとになごみの塔に上ると、
木々の緑の鮮やかさが際立ちます。

 その木々の緑の多くが、
現在、竹富島一番の厄介者となっているギンネム。

竹富島の通説によると、
大正時代、近代竹富島の基礎を築いた上間廣起先生が、
薪の代用として台湾から持ち込んだといわれています。

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瓦工場や製糖工場が稼働していた頃や、
各戸で山羊を飼育していた頃まで
大いに島に貢献してきたギンネムですが、
工場の廃止や過疎化の著しい進行、島の産業構造の変化によって、
活用されなくなり、次第に手に負えないほど繁殖します。

 それもそのはず。
ギンネムのひとつの花には200個の種子ができるのです。
さらに、他の種子を阻害する物資を発しているともされ、純林を形成します。
一昔前は薪を確保するために所有者まで明らかにされていたギンネム。
今では有効な活用が見いだせずにいます。


昔は島のほとんどが畑で、島の隅々まで生活の営みが感じられた竹富島。
今後は、このギンネムの有効活用が最大の課題かもしれません。

(ta)

投稿者 takidun : 11:14 AM

May 19, 2010

デイゴの葉

柔らかな緑をまとったデイゴの木


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アトラック液剤を注入した影響でしょう。
新葉にはコブが見当たらず、葉に力強さが
感じられます。


私たちに今出来ることとはどういったことなのか、
海ではサンゴ、島ではデイゴ。

そして、集落では作物の稔りを祈願する
平成22年度最初の神事、
四月大願いが執り行われています。

共にさまざまな思いを感じさせてくれます。

(ta)

投稿者 takidun : 08:51 AM

May 02, 2010

竹富島のデイゴは今・・・

 薬剤注入から1週間経った竹富島のデイゴ。
木々を覆う葉に、心なしか鮮やかさが増したような気がします。

 先日、当ブログで紹介したホーシ道入口の
デイゴにも葉がつき、とりあえず一安心です。
体力が衰えたデイゴは液剤を取り込むスピードが遅く、
このデイゴも液剤の注入にかなり時間を要しました。

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 デイゴヒメコバチが巣食う目印となる葉のコブもまだまだ
目立ちますが、上手に液剤を取り込んでくれることを願うばかりです。

(ta)

投稿者 takidun : 03:05 PM

March 21, 2010

静かな戦い

 竹富島の玄関口、
竹富東港から集落へ至る道、ホーシ道。
現在では舗装され、多くの観光客を竹富島の集落へ導きます。

このホーシ道のアクセントとなるのがデイゴの並木。
離島では珍しいデイゴ並木ですが、開花時には観光バスが
一旦停車し、竹富島を訪れた皆さんの心を和ませています。

3月にもなると、赤い花が緑の葉の合間に見られるようになり、
緑と赤のコントラストが、青い空とエメラルドグリーンの海と共に映え、
ホーシ道を歩く人々に素敵なプレゼントをもたらしてくれます。

しかし、
このホーシ道のデイゴにも、多数のデイゴヒメコバチが寄生しています。


竹富島にお越しになる際は、
ホーシ道入口の比較的ちいさなデイゴに目を向けてください。
枯死するか否かは、僅かに残された葉の力に懸っています。

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私たちに今すぐできることは、
小さなデイゴで繰り広げられている静かな戦いを知り、
何を思うかです。

(ta)


投稿者 takidun : 09:39 AM

March 09, 2010

ニンガチカザマーイ

ningachikajimai.jpg


今日の竹富島は大荒れ。
夏を思わせた一昨日の陽気がウソのような悪天候です。

この天気は、ニンガチカザマーイと呼ばれる
春を呼ぶ北風ともいえます。


さあ、いよいよウルズンの季節が訪れます。


竹富島の季節に関しては以下のアドレスをご覧ください。

http://www.taketomijima.jp/12kagetu/12.html

(ta)

投稿者 takidun : 04:43 PM

September 21, 2009

星砂のこと

hoshisuna.jpg

 ご覧いただいている写真は、満天の星ではありません。
 ゆがふ館カウンター前に置かれている星砂です。

ご来館いただいた多くのかたがカウンター前に足を止め、
星砂を興味深くご覧になります。

 1977(昭和52)年、日本作詞大賞作品賞を受賞した歌謡曲『星の砂』。
民芸運動とともに(?)竹富島の名を全国に広める一翼を担いました。
実は、星砂は「バギュロジプシナ」という名の有孔虫の一種で、
石灰質の殻と網状の仮足を持ったアメーバ様原生生物の一群です。
日本では、沖縄各地のさんご礁礁原に分布し、
岩盤、礫、海藻などに根足を伸ばして付着して生息しています。
石灰質の殻は通常5本の尖端の棘を有し、中央部の直径約1.5mmまで。
偽足をのばして移動し、餌をとります。
共生藻をもち光のあたる場所に多く、1屬某十万いることも珍しくないそうです。
つまり、星砂は生き物であり、皆さんが目にする星砂はアメーバの亡骸。
そう、抜け殻なのです。

残念なことに竹富島では以前に比べると少なくなり、
探すのも一苦労となってしまいました。

原因は土産物としての乱獲や、
コンドイ浜海水浴場から流れでる日焼け・日焼け止めオイル
による海水の汚染ともいわれています。

星砂は、西表島や鳩間島でも目にすることができますが、
竹富島だけに星砂にまつわるロマンチックな伝承がのこされています。
ブログをご覧のみなさまにご紹介しましょう

「星砂の伝説」

 子の方向にある星を父星と言い、午の方向にある星を母星と言う。
ある日、母星がお産をしたいとのことで、天の大明神に申し出た。
大明神は竹富島の美しい、広い南の海に降りてお産をするように命じた。
母星はその通りに竹富島の南の海に降りて、沢山の子供を産み落とした。
すると、海の係の七竜宮神が、
「自分の所有のこの海を、母星が勝手にお産の場所に使ったことは決して許せない」と、
海の大蛇を使って、星の子供を全部かみ殺させた。
大蛇が食べた星の子供の骨がフンとなって南の海岸に打ち上げられたのが星砂である。

 島の東美崎の神は、この星の子の骨をひろい集めて自分のそばに祀り、
いつか天国に帰してやろうと考えていた。
 そのことから、御嶽の神女は必ず、香炉の星砂を年に一度は入れ替える習慣が残っている。
そして、島の神女のおかげで、星の子は昇天しているので、
午の方角の母星のそばに多くの子星が光っているという。

出典:『竹富島誌―民話・民俗編―』 上勢頭亨著 法政大学出版局発行

(た)

投稿者 takidun : 01:41 PM

July 22, 2009

竹富島でみられる皆既日食

 今日(22日)は46年ぶりの皆既日食が起こる日。
八重山の天候は晴れです!

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八重山地方では最大83.4パーセントが欠けるとあって、
石垣島ではイベントが開催されています。

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竹富島でも、10時46分頃には太陽の欠けた影響により薄暗く、
日差しも和らいでいます。
46年ぶりの天体の不思議。
ゆがふ館では皆既日食をみる専用のメガネを、
ご来館いただいた皆さまにご利用いただいています。

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(た)

投稿者 takidun : 11:13 AM

June 04, 2009

ナナフシモドキ

ゆがふ館の網戸にへばり付く
ナナフシモドキ

nanafushi.JPG

些細なところに、ごくごく当り前のように
都会では見ることができない生物が存在しています。

(た)

投稿者 takidun : 09:23 AM

November 23, 2008

スジグロカバマダラ

 昨日に引き続き、今日もポカポカ陽気の観光日和と
なりました。

 ふと目を向けると、ゆがふ館裏庭に自生する長命草
(タプナ)の花には、沢山のスジグロカバマダラが集まっています。

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 些細なところに見られる、竹富島の豊かな自然です。

(ta)


投稿者 takidun : 11:32 AM

September 24, 2008

 只今、ゆがふ館にはグロテスクなお花を活けています。
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さて、このお花はいったい何の植物だと思われますか?

正解は、山ウコンです。

そして、よく見ると頭に小さな白い花を咲かせています。
ukon2.jpg
ウコンの種類によっては全体的に白い花を咲かせるものもあるようです。

 この花、見た目に似つかわしくない香りを放ちます。
すっきりとした清々しい香りで、月桃によく似ています。
それもそのはず、同じショウガ科です。

ゆがふ館にお立ち寄りの際には、そっと花の香りを嗅いでみてください。

(UK)

投稿者 takidun : 04:15 PM

August 12, 2008

みやまくむ ユングトゥ

 今日はみなさんに「蜘蛛」についてご案内したいと思います。

 現在、ゆがふ館の裏手に大きな蜘蛛と蜘蛛の巣を見ることができます。
昆虫に嫌悪感を抱くかたもおられるかと思いますが、ぜひこの蜘蛛の巣
をご覧ください。見事なものです!

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 この蜘蛛は7月17日(台風7号来襲時)にはゆがふ館に巣を作り始めて
います。
その後、台風8号による強風からも逃れ、すっかりゆがふ館に住みついています。


 竹富島には、蜘蛛ついて触れている古謡が遺されています。

「みやまくむ ユングトゥ」

 このユングトゥに登場する主人公は、蜘蛛を参考に自らの人生を切り開こうとしています。
大らかな自然のなかに垣間見える生き抜く厳しさ。
この厳しさのなかに生きる蜘蛛を通じて、生きる知恵を見出した男の“ひとり言”です。


NPOたきどぅん事務局長 阿佐伊孫良さんが謡う「みやまくむ ゆんぐとぅ」は
下のURLから聴くことができます。

www.mf247.jp/jp/artist.php?aid=51045


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(ta)

投稿者 takidun : 12:16 PM | コメント (0)

August 03, 2008

高潮注意報

高潮注意報が発表されている、8月3日大潮時の西桟橋の様子です。

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(写真提供 上勢頭芳徳)

投稿者 takidun : 04:08 PM | コメント (0)

July 16, 2008

大塚勝久写真集『島の原風景』発刊!

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 沖縄を代表する写真家、大塚勝久さんが新たな写真集を発刊しました!
八重山の島々の原風景や、石西礁湖など美しい自然を中心とした写真集です。

 大塚勝久さんはこの写真集を発刊するにあたり、八重山の自然を今のうちに
撮り、記録として残しておかなければならない。と語っていました。
 写真集のなかにおいても「2013年には新石垣空港が開港、良しも悪しくも
島が大きく変わる。島の宝、人類の宝でもある八重山諸島の自然景観を
子供たちの未来へと念じつつ、今日もシャッターを切り続ける」とも述べており、
ひたひたと八重山を襲う環境の変化を示唆しています。
 今回の写真集の特徴は、パラグライダーを用いた空撮が多い点でしょう。
私たちが気づいていない、八重山の島々を感じていただけると思います。

 〜きらめく自然の豊かさを子供たちの未来へ〜

 をテーマにした写真集。ぜひご覧になっていただきたいと思います。

 大塚勝久写真集
 西表石垣国立公園 『島の原風景』 石垣島・八重山の島々
 発 行 所 : 株式会社ルック
 企画協力 : 環境省那覇自然環境事務所
 翻   訳 : 神谷良昌 クリス・マドーレ
 価   格 : 4,000円(税別)

(ta) 
 

 

投稿者 takidun : 11:15 AM | コメント (0)

April 19, 2008

リュウゼツラン開花中!

高くそびえ、その先に咲く黄色の花。

何十年かに1度しか咲かないといわれる
“リュウゼツラン”が開花しています!

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株の真ん中から天に向かって真っ直ぐに伸びた茎の上に花を咲かせています。
昔はアイホーシ(今の港の東側)にたくさんあり、
葉からは繊維をとって織物に使ったそうです。
また、子どもたちにとっては遊び道具。
葉の先の刺を使って大きな葉っぱに落書きをして遊んだそうです。

投稿者 takidun : 04:48 PM | コメント (0)

April 16, 2008

ホッカル

 今年もホッカル(リュウキュウアカショウビン)が
 竹富島を訪れています。
 今年ものどかな歌声を島人に聞かせてくれることでしょう。

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竹富島ゆがふ館裏門石垣にて

(ta)

投稿者 takidun : 08:15 AM | コメント (0)

November 07, 2007

牛と鷺

 現在、竹富島には469頭の放牧牛が飼育されています。
(平成19年10月12日 竹富公民館清掃検査実績集計表)
 島の人にとっては何気ない光景ですが、
牛と記念写真を撮る観光客をよく見かけます。
都会ではなかなか牛を見ることはできないでしょうから・・・。

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 牛の周りには白い鳥、鷺が飛び廻ります。
鷺は牛の周りに群がる虫を餌とし、牛もまた纏わりつく虫を
食べてくれる鷺に感謝しているかのようです。

 あいにくの天気が続いている竹富島ですが、
 牛と鷺がたわむれる
 ほのぼのとした光景にめぐりあえるといいですね。

 (TA)

投稿者 takidun : 10:44 PM | コメント (0)

September 13, 2007

ギンネム

 現在の竹富島で一番の厄介者となっているギンネム。

 実は在来植物ではなく、大正時代に竹富村初の民選村長
であった上間廣起先生により台湾からもたらされました。
かつては薪として、ヤギの餌として島に多大な貢献をしてきましたが、
観光が主産業となった現在では活用方法が見出せずにいます。

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ギンネム(ギンゴウカン)
マメ科の帰化植物。他の植物の種子の発芽を阻害する物質をだしていると言われる。
タンパク質、ビタミンK、カロテン、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウムなどに富む。
生命力が強く純林を形成する。
 
 ギンネムは繁殖力が旺盛で、かつ根が真下に伸びる特徴があります。
つまり、放置していると周辺はギンネムだらけとなり、かつ除草する際は
大変除草しにくい植物なのです。

 多くの御嶽・史跡が残る竹富島。
 これらを守るために、沢山の雑草との戦いを繰り広げています。

(TA)

投稿者 takidun : 09:55 AM | コメント (0)

September 12, 2007

クミスクチンの花

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マレー語で“ネコのひげ”の愛称を持つクミスクチンの花が満開です。
(東集落)

(TA)


投稿者 takidun : 10:54 AM | コメント (0)

April 09, 2007

うるずん

うっすら曇った花曇りの空と、
温かい晴天の日がかわるがわるやってくる。
そう、ウルズンの季節、春の始まり。
様々な花が咲き始め、目にする蝶の姿も増えてきます。
冬鳥が去り夏鳥が飛来します。

この、ウルズンの季節をうたっている歌を紹介します。

『キルリ(霧下)アヨー』
一、うるずんぬよー したりよー きるりや したりよー
  たきさどぅりどぅよー したりよー きるりる

二、ばがなちぬよー したりよー きるりや したりよー
  むるさどぅりどぅよー したりよー きるりる

三、うふどぅりゃぬよー したりよー ゆらいや したりよー
  しまざしにどぅよー したりよー ゆらりる

四、しるどぅりゃぬよー したりよー ゆらいや したりよー
  しるはまにどぅよー したりよー ゆらりる

五、ばやけーらぬよー したりよー ゆらいや したりよー
  ざしきばなどぅよー したりよー ゆらりる

六、ゆすけーらぬよー したりよー ゆらいや したりよー
  ゆはなざにどぅよー したりよー ゆらりる

七、だいぬざふさきよー したりよー まいなし したりよー
  びんぬさき したりよー まいなし

八、ひとぅりゃもちよー したりよー むちむち したりよー
  たぬぎゃむちよー したりよー むちむち

九、うぬざふどぅよー したりよー にがゆる したりよー
  うぬかふどぅよー したりよー てぃじりよぅる

【訳】
一、陽春の 霧のおりゆく様は
  御嶽の木々を つたいながら 下りて行くものだ

二、若夏の 霧のおりゆく様は
  丘の木々を つたいながら 下りて行くものだ

三、大鳥が飛来してくる様は 
  島崎に降り立ち 群れるものだ

四、白鳥の飛来してくる様は 
  白浜に降り立ち 群れるものだ
  
五、我等は満ぞろいして いつものように  
  座敷に相集い はなを咲かせるものだ

六、よそ様も満ぞろいして いつものように 
  座敷に相集い はなを咲かせるものだ

七、高台のお酒の前に正座して
  花瓶のお酒の前に正座して

八、一人ひとりが 盃をいただきながら 
  お互いに盃を 交わしながら

九、この世の豊穣を願い
  お互いの健康と息災を祈ろうではないか
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
収穫祝、新築、出産などのいろいろな祝宴で、
お酒をいただきながらこの歌を歌います。

投稿者 takidun : 10:56 AM | コメント (0)

April 08, 2007

ホッカル☆

数日前から、来ているようです。
ホッカルのあの鳴き声が、遠くで聞こえてきています。
春の到来!


ホッカルは、東南アジア方面からやってくるカワセミの仲間の夏鳥です。

夏にかけて子育てをし、秋にはまた東南アジア方面に帰ります。

ホッカルの声が聞こえたら、農作物は収穫の時期を迎えます。

投稿者 takidun : 03:51 PM | コメント (0)

March 23, 2007

リュウキュウコスミレ

うっかりすると踏んでしまいそうな、
足下にひっそりと咲いている、
“リュウキュウコスミレ”。

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庭先から山地路傍まで、ごく普通に見られる多年草本。
和名の琉球小スミレは、“琉球産の小型のスミレ”の意味で名付けられました。
ーー『沖縄動植物野外活用図鑑』より

投稿者 takidun : 02:23 PM | コメント (0)

September 28, 2006

9月の自然のお話し2

台風が去り、島は涼しくなりました。
台風ですっかり緑が吹き飛ばされましたが、
いまは、芽吹きがあちこちで・・・
新緑が待ち遠しいですね。

そしてこのころは、ソテツが実を付ける時期です。
朱色の実が赤々と実るのでしょう。

「ムチマイシイチ*は、蘇鉄大主*が馬艦船*に乗った時に
 「大風なので避難します。」ってごまかして慶良間まで行って、
 そこから持ってきたんだよ。
 舟底に隠してね。
 おかげで食糧難の時も助かったさぁ。
 十五夜祭がすんだら獲ってもいいよ。」


*ムチマイシィチ
 ソテツは島の言葉でシィチと言います。ムチマイは餅米のこと。
 竹富島にはモチモチした食感のムチマイシィチと、普通のシィチがあります。
 ソテツの実は、大正末期から昭和初期にかけて起きた昭和恐慌の時や、
 戦中・戦後の食糧難の時も、味噌やおかゆにして食べ、飢えをしのぎました。
 17世紀末から18世紀にかけて首里王府の役人を務めた蔡温(さいおん)は
 飢饉に備えて強制的な植樹を行わせ灰汁抜きの仕方や食べ方も細かく指導したと言われています。

*蘇鉄大主中国に国書や貢ぎ物を運ぶ進貢船の船頭を務めていた。
 竹富島の西表家の祖先、松峯大主さんのこと。
 西表家では、大主の霊を奉り、大主が航海の安全を祈願した馬艦船の掛け軸を信仰しています。

*馬艦船
 沖縄島や宮古諸島、八重山諸島を往来した中国式の帆船のこと。

投稿者 takidun : 04:43 PM | コメント (0)

September 25, 2006

9月の自然のお話し1

この時期、タコがリーフ内に移動します。
タク(タコ)は、岩の隙間などの巣穴に隠れていて、カニや貝などを食べています。
巣穴のタコを先の曲がったモリで突き、引き出して獲るのがサンゴ礁でのタコ漁。
軟体動物のタコは、殻はどこにも見えませんが、貝の仲間です。

島の人の言葉にこんなのがあります。

「タコの頭の中には
 胃が入っているんだよ。
 タコ獲って海でさばく時に、
 胃がすごく満腹になっていると
 二〜三日のうちに必ず天気が悪くなるんだ。
 天気が悪くなるから
 タコは穴の入口を閉めるんだよ。
 天気が続く時はそんなに食べてないなぁ。」

投稿者 takidun : 04:34 PM | コメント (0)

September 21, 2006

台風13号

非常に強大な台風13号は竹富島にも大きな爪痕を残しました。
台風の通過中は風に強さが恐ろしく安心して眠れない夜となりました。

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木々が倒れ、緑が吹き飛ばされ、島の景色は一夜にして変わりました。

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見事な大木も倒れ、

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立派なトタン屋根なども吹き飛ばされてしましました・・・

しかし、島の人の言葉には強さを秘めたこんな言葉があります。

 台風がくるとよ、
 風に吹かれて吹かれて
 家の石垣の草や木もぜ〜んぶ葉っぱがなくなるさぁ。
 枝が棒みたいになって、残っているだけだよ。
 でも、
 その後一週間くらいでいっせいに新緑になるんだよ。
 あれは、きれいさぁ。

投稿者 takidun : 05:28 PM | コメント (0)

April 17, 2006

“サミ”が見頃です!

竹富島で“サミ”と呼ぶ“月桃(ゲットウ)”は、
独特の香りのあるショウガ科の多年生草本。
沖縄でよく見られる植物で、3m程まで成長するものもあります。
殺菌作用や防虫作用があり、
細長い葉は、餅を包むのに使います。
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投稿者 takidun : 02:45 PM | コメント (0)