December 31, 2009

よいお年をお迎えください。

2009年もいよいよ残り僅かとなりました。

ブログをご覧いただいた皆さんにとって
今年はどんな一年でしたでしょうか?

竹富島ゆがふ館も、
今年も大勢の方にご利用いただきました。
まことに有難うございました。

今後も、竹富島の自然・文化遺産に触れる機会を、
今まで以上にご来館いただく皆さまにお伝えできるよう、
スタッフ一同努力していきたいと思います。

環境省 西表石垣国立公園
竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館は
年末年始(12月29日〜1月3日)
を休むことなく開館いたします。

オーリトーリ シッカイト ミーハイユー

来年も大勢の皆さまのご来館を
心よりお待ち申し上げます。

(た)

投稿者 takidun : 11:22 AM

December 26, 2009

場儀納屋のカヤ葺き(その2)

 昨夜から明け方まで降り続いた雨も午前中には止み、
観光日和とまではいきませんが、本日は土曜日とあって、
島には大勢の観光客が訪れています。

こうしたなか、西集落の場儀納屋のカヤ葺き替え作業は、
午後から作業を開始しています。

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作業は順調に進み、今日は屋根の中段から作業開始です。

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葺き替えが完了すると、撮影することができない棟木の墨書銘を、
今回は特別に撮らせていただきました。

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天官賜福紫微鑾駕と書銘されています。
棟木には大工の銘はなく、口承によるとバドゥシュマイという方が
棟梁を務められたと伝えられています。
棟木にはニンニクと塩が詰められた袋がぶら下がっていました。

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東側野地下面の写真です。瓦屋根に比べると竹の隙間が広くとられています。
カヤを多く葺くと雨漏りもありません。

1226baginaya5.jpg
屋根表面では、竹を用いてカヤがずれ落ちるのを抑える工夫が施されています。
竹富島ではカヤの根元を上部に置き、下面から縄を通し上面で縛ります。
この工法は地域によって異なるそうで、石垣市新川地区ではカヤの根元を下部に向けて
葺くそうです。さらに沖縄本島では上面から縄を通し、下面で縛るそうです。

縄のしばり方やカヤの置き方など、何気ないところに
「なるほどな・・・」と感心してしまう職人技が隠されています。
様々な知恵が凝縮されているカヤの葺き替え作業でした。


(た)

投稿者 takidun : 03:42 PM

December 24, 2009

煤払い

2009年も残すところあと数日。
お正月を迎えるにあたりゆがふ館でも煤払い。

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ゆがふ館の天井には「海晒し」をイメージした展示があります。
その、展示に使用してる竹富島の織物の掃除をしました。

通常の織物とは違い、流れを表現するために横糸はところどころにしかない
繊細な織物のため、手元と、高い脚立上の足元に気を使いながらの作業ですが、
ある程度埃を取り除けた織物は、下から見るとやはりきれいになりました。

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「煤払い」とは、屋内の煤や埃をはらい清め、正月の神様を迎える準備をすることだそうです。
囲炉裏で生活していた頃、年末には欠かせない行事だったでしょう。
今では、正月を迎えるための大掃除として行っていることが多いのではないでしょうか?

投稿者 takidun : 10:50 AM

December 23, 2009

場儀納屋のカヤ葺き

一昨日の寒さがウソのようなポカポカ陽気の竹富島。
昨日今日とご来島いただいた皆さまは、一様に満足されていたようです。

集落に入り、西水牛車乗り場(新田観光さん)の東にある、
竹富島最古で唯一のカヤ葺き家屋、場儀納屋(バギナヤ)では
カヤの葺き入れ作業が始まっていました。

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場儀納屋は慶応2(1866)年に建てられたと伝えられており、
本来の竹富島の家屋でもあるカヤ葺き屋根の家屋として、
文化庁より伝統的建造物として保存対象物件となっています。

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使用するカヤ(チガヤ)は4,500束。
今回は石垣島の赤石地区の方からご協力をいただき
カヤを調達しています。

昔のカヤの葺き替えはユイマールにて行なわれ人数が多いため、1日で終えることが
できたそうですが、現在では職人さんを中心として約1週間かけて葺き替えます。

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竹富島民具づくり教室の講師でおなじみの松竹昇助さんが
カヤの葺き入れの陣頭指揮を執ります。

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場儀納屋は、波利若御嶽のトゥヌイムトゥ(御嶽の統括者)の家でもあり、
屋敷の南東部にあるジージョンが、作業を静かに見守ります。


場儀納屋の葺き替え作業、引き続きブログでご報告いたします!

(た)

投稿者 takidun : 04:45 PM

December 19, 2009

ナーキヨイ

 全国的に広がる寒波は、竹富島も覆っています。
本日13時現在の気温は19度。
とはいえ、北風が冷たく体感気温はもっと低く感じられます。
ゆがふ館にご来館いただく皆さまも厚手の衣服をまとい、
南国らしくない寒さのなか、集落を散策しています。

 今日、竹富島では
ナーキヨイ(長月祝い)の神事が執り行われています。
竹富島の4大神事のうちの一つであるこの神事は、
種子取祭に蒔いた種子がすくすくと育つように願う祭りです。
竹富島の神々である六山(ムーヤマ)の氏子たちは、
それぞれの御嶽に集い、健康の願いや島の繁栄を祈ります。

下火になりつつありますが、インフルエンザは
現在竹富島も襲っています。
残念ながら、
御嶽ではしゃぐ大勢の子どもたちの姿を見ることができず、
少々寂しいナーキヨイですが、
プイ(豊年祭)とナーキヨイに各家庭で作るムチャネーを
食べながら、静かに訪れる年の瀬を感じています。

(た)

投稿者 takidun : 01:17 PM

December 05, 2009

今日の竹富島

連日冷たい北風と厚い雲に覆われていた竹富島ですが、

今日は久しぶりの小春日和。

竹富保育所では運動会&バザーが開催されているからでしょうか?
集落のなかでは子どもたちの元気な声が響いていました。

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 毎年11月〜12月にかけてはご来島いただく観光客も少なめ。
“観光地”のイメージよりも、“島らしさ”が前面に出ていた
丁度いい雰囲気だった今日の竹富島の光景でした。


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ゆがふ館のハスノハギリ、ヤエヤマオオタニワタリも、
久しぶりの太陽の光を浴びて嬉しげです。

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西表島祖納集落からいただいた蝶豆(ちょうまめ)も見事に成長しました。
花は染料として利用することができます。

(た)


投稿者 takidun : 06:21 PM