September 27, 2008

台風、ふたたび

 非常に強い台風15号が、先島諸島方面に向かって
進んでいます。現在は925hpaと勢力を強めています。

 八重山地方に最接近する可能性があるのは明日28日(日)。
竹富島へご来島予定のみなさま、天気予報のチェックを
お忘れなく。

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恒例のゆがふ館裏庭からみた空。
どんよりとした雲が空を覆っています。

(ta)

投稿者 takidun : 12:00 PM

September 26, 2008

種子取祭の日程について

 平成20年度(2008年)
竹富島の種子取祭

1. 9月7日(旧暦8月8日)、世迎い(ユーンカイ)。
  竹富島にニライカナイの国から神々によって、種もみがもたらされるという神事が行われる。

2. 8月27日(つちのととり)、節祭(昔の正月)
  新しい季節を迎えたことを神々に祈り、作物を育む大地と命の水(井戸)に感謝する神事。

3. 古来より節祭から49日目のつちのえねの日を祭日とする種子取祭に入るとされている。

4. 本年は、10月15日がつちのえねの日にあたり、その日に種を蒔く。昔から、それより4日前
   のきのえさるの日から種子取祭の日程に入るとされている。

5. 10月11日(きのえさる)種子取祭初日。
  初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行い、玻座間、仲筋の両地区の長者
  (ホンジャー)の前で無事に奉納芸能が尽くせるようにとの祈願を行なう。

6. 10月12,13,14日
  種子取祭の諸準備。踊り、狂言の稽古を行う。

7. 10月15日(つちのえね)
  男生産人(16歳〜65歳迄)は、早朝から幕舎張りなどの奉納芸能の舞台つくりを行う。
  出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。
  各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。公民館役員や神司は、揃って玻座間御嶽、
  世持御嶽、清明御嶽、根原家などを廻り種子取祭の願いを行なう。神司は、その後
  それぞれの御嶽で祈願して案内をかける。

8. 10月16日(つちのとうし)
  ンガソウジといって、前日に蒔かれた種がしっかりと土につくように、精進を尽くす日とされる。
  家の主がブママンガンー・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を招いてイイヤチ戴みの
  儀式などもある。芸能の稽古の総仕上げの日。午後8時から公民館役員、三郷友会
  会長などがブドゥイドゥン狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する。

9. 10月17日(かのえとら)
  バルヒル願いの日、奉納芸能初日。
  午前6時、彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願。
  玻座間御嶽では神司たちの祈願。その後、両者は世持御嶽で合流し、バルヒルの願い、
  イバン取りの儀式がある。場所を奉納芸能の舞台に移して、干鯛の儀式が行われる。
  そして、8時前、仲筋地区の主事宅へ参詣。
  9時頃、世持御嶽へもどる。午前8時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に
  関する講話がまちなみ館で行われる。
  9時30分頃から、庭の芸能を奉納。棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、
  腕棒、馬乗者の順で行われる。
  10時30分頃から玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。その順序は、玻座間長者、
  弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
  別途演目あり。曽我の夜襲で初日の芸能は終了する。
  (玻座間村の舞踊は、東と西の両地区が一年ごとに担当し、担当しない地区は数点を
  提供することになっており、本年は西地区の担当)。17時30分頃、イバン戴みの儀式が
  ある。それから世乞い(ユークイ)が始まる。
  世乞い(ユークイ)は、種子取祭を根原カンドゥをまつる根原家から始まり、
  その後、三地区に別れてユークイが深夜まで行なわれる。西地区は、神司の家、
  玻座間長者宅、主事宅それから各家々を回り最後は高嶺家。東地区は宇根家、
  与那国家、神司家、その後に各家々を回り最後は宇根家。
  仲筋村は、仲筋長者家、神司家、主事宅、その後に各家々を回る。
  22時30分頃石垣への船の臨時便あり

10. 10月18日(かのとう)
  午前5時、三地区に別れていたユークイの一団は、根原家で一つになってユークイの留め
  を行なう。
  5時30分頃、世持御嶽へ。イバン返上を行ない、ユークイは総て終了。
  二日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、それを祝して仲筋村の
  シドゥリャニが奉納される。その後、前日同様の干鯛の儀式がありその後、玻座間村
  西地区の主事宅へ参詣。9時頃世持御嶽へもどる。9時30分頃から、
  庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。10時30分頃から、仲筋村の舞台の奉納芸能
  が終日行なわれる。別途奉納芸能演目がある。
  仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種蒔い狂言、天人狂言などがあり、最後は鬼捕
  りで奉納芸能は終了。17時30分頃、芸能の奉納はすべて終了し、18時30分頃、
  石垣行臨時船便あり。種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。

11. 10月19日(みずのえたつ)
  男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。午前10時頃
  から竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会(石垣・沖縄・東京)幹部との
  懇談会がある。
  支払い議会を開催して種子取祭の精算を終える。
  夜は全国竹富島文化協会の総会が開催される。

12. 10月20日(みずのとみ)
  種子取祭物忌(むぬん)。現在は省略している。

 特定非営利活動法人たきどぅん
 事務局長 阿佐伊 孫良

投稿者 takidun : 02:56 PM

September 24, 2008

 只今、ゆがふ館にはグロテスクなお花を活けています。
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さて、このお花はいったい何の植物だと思われますか?

正解は、山ウコンです。

そして、よく見ると頭に小さな白い花を咲かせています。
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ウコンの種類によっては全体的に白い花を咲かせるものもあるようです。

 この花、見た目に似つかわしくない香りを放ちます。
すっきりとした清々しい香りで、月桃によく似ています。
それもそのはず、同じショウガ科です。

ゆがふ館にお立ち寄りの際には、そっと花の香りを嗅いでみてください。

(UK)

投稿者 takidun : 04:15 PM

September 22, 2008

第85回敬老会

 昨日は、まちなみ館にて
「第85回敬老会」が開催されました!

 今年から敬老会員になられる島民は4名。
(東集落2名、西集落、仲筋集落各1名)
 昭和14年生まれのかたが対象です。
八重山の行事では、数え年(生まれた時点で1歳となる)
や干支で祝うケースが多く、満69歳になるかたがたも
敬老会員の仲間入りです。

お祝い事には舞踊がつきものです。
今年も各集落から敬老会員のみなさまに余興のプレゼントです。

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(ta)

投稿者 takidun : 01:02 PM

September 21, 2008

松竹昇助さんの手わざ!

 竹富島の民具づくりの伝承者であり、
NPOたきどぅん主催の「竹富島民具づくり教室」の
講師を務める松竹昇助さんが、エメラルドグリーンの浮玉に、
見事に網をかけてゆがふ館に持ってきてくれました。

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 松竹昇助さんは、民具づくりの講師として、
竹富小中学校やぶなる(婦人)会に引っ張りだこ。
竹富島の民俗資料館である喜宝院蒐集館にも、
若かりし頃の昇助おじぃの手わざが展示されています。

 浮玉の網かけは、以前から興味があったものの、
なかなか機会がなく制作できなかったそうですが、今回
僅か1日のミーナライ・シキナライ(見て習う、聞いて習う)で、
きれいな網模様を作られています。

何気ないことですが、竹富島の伝統の底力をふと感じました。

(ta)

投稿者 takidun : 11:38 AM

September 19, 2008

美術展のご案内

沖縄県立美術館で2008年3月15日(土)〜5月11日(日)に開催した
企画展「世界の現代アーティスト50人展−ガルシア・ロルカを顕彰して−」の
石垣巡回展のお知らせです。

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以下、沖縄県立美術館より。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ガルシア・ロルカの生涯に共鳴したクロアチア出身のトニー・ポリテオ氏によるコレクションを国内で初めて開催(沖縄県立博物館)。芸術という観点から、人々が国境を越え、交流の橋をかけることをその趣旨とした世界の著名な現代アーティスト50人の版画展示です。

トニー・ポリテオ氏は、クロアチア人で、彼の家系はルネッサンス時代のクロアチアの詩人ピーター・へクトロヴィック(Petar Hektorovic)につながっています。幼少のころから文学に親しみ文学への情熱は大きく膨らんでいきました。後にその情熱は彼の生涯の仕事となる美術に傾倒することになり、文学と美術は彼にとって切り離せないものとなりました。父が美術に関心があり、文化省のディレクターであったことともあり、ザグレブの美術学校で学んだ後、1977年にユーゴスラビアで初めてのプライベートのギャラリーを開き、国内外で精力的に展示会を開催し、東京の国際美術見本市やパリのFIAC(国際美術見本市)で展示会をするなど、積極的に美術家たちと交流しヨーロッパ美術界に入っていきました。1977年12月、マドリッドの町をスペインの代表的作家ルイ・カルンチョ(Luis Caruncho)と歩きながらスペイン文学の対話をしていた時、ガルシア・ロルカの話になり、彼の生誕100年記念(1998年)のために、世界の代表的なアーティストに版画を作ってもらうこととなりました。
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開催要項
○日程 2008年9月24日〜10月5日(休館日 9月29、30日)
○場所 石垣市民会館 展示ホール
○開館時間 10:00〜18:00
○主催 文化の杜共同体
○後援 石垣市、石垣市教育委員会、八重山毎日新聞
○協力 ハートライフ病院、ギャラリーアトス、南西医療器(株)
○観覧料
  ●前売り 一般 \640 高・大学生 \400 小・中学生\240
  ●当日  一般 \800 高・大学生 \500 小・中学生\300
  ※前売り券の取扱い店舗 山田書店、TSUTAYA石垣店、
   Booksきょうはんやいま店

投稿者 takidun : 11:56 AM

September 16, 2008

祭事、台風、祭事、そして大雨

10日の結願祭奉納芸能を終えた翌日、台風13号が竹富島を
襲いました!
11日、11時の便をもって定期便は欠航。
夜半から激しい風雨に見舞われ、集落内は約1日半の停電。

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台風の桟橋。

そのため、「竹富島ゆがふ館」と桟橋待合所「てぇどぅんかりゆし館」は
終日休館です。

幸い、一昨年の台風13号に比べると被害はほとんどありません
でしたので、ひと安心です・・・。

定期便が出航せずとも、14日は十五夜祭です。
このため各集落ごとに行われました。
学校の校庭に高々と上がる旗頭をみることは出来ませんでしたが、
集会所では旗頭に対しての祈願、そして餅や天婦羅をつまみに
みんなで歌や踊りの余興で盛り上がりました。
普段、観光業に従事する方々も、船が出ないとなれば集会所に
集まってきます。
こうした点からみると今年の十五夜祭は存分に楽しめた
のではないでしょうか。

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ようやく定期便が出航するようになった翌15日はふだんの竹富島に
戻りましたが、まだまだ台風13号の影響は残り、
本日、16日は停電と大雨の被害に見舞われています。

まだまだ台風13号の影響をうけている竹富島です。

(ta)

投稿者 takidun : 09:39 AM

September 10, 2008

結願祭奉納芸能

本日、竹富島では結願祭奉納芸能が
清明御嶽で執り行われました。

夜籠りを終えた神司と竹富公民館執行部は、
22の御嶽の参拝し、清明御嶽に集います。

奉納芸能の開始は14時から。
今年も島民はじめ大勢の方々が集まりました。
なお、演目は次の通りです

 1 始番      結願祭狂言部
 2 辺野喜節   西集落
 3 世果報口説  仲筋集落
 4 玻座間口説  東集落
 5 芋掘狂言   結願祭狂言部
 6 弥勒御水   西集落
 7 仲作田節   仲筋集落
 8 竹富ガンギ   東集落

“芸能の島”と云われる竹富島。
奉納芸能は、結願祭と種子取祭のみに行ないます。
 
竹富島の四大神事のひとつである結願祭のスナップを
皆さんにご紹介しましょう。

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(ta)

投稿者 takidun : 06:43 PM

September 09, 2008

結願祭奉納芸能の稽古

 一年間の豊年祈願を解く、「結願祭」奉納芸能
の稽古もいよいよ仕上げに入っています。

 9月10日、14時より清明御嶽で執り行われる奉納芸能には、
結願祭狂言部による狂言
 『始番狂言』 『芋掘狂言』が奉納され、
舞踊が各集落から2点づつ、計6点が奉納されます。

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 昨晩の狂言の稽古には、
斜里町立川上小学校生徒13名、西集落婦人のかたが見学に訪れています。

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 奉納芸能に目が向きがちですが、祭祀は今晩から執り行われます。
神司は、清明御嶽、幸本御嶽、西塘御嶽に夜籠し、線香の灯を絶やさぬ
ようにします。
 公民館執行部は、祈願する22の御嶽を参拝できるように様々な手配を
行います。

竹富島でもっとも慌ただしい祭祀ともいえる結願祭
祭祀は今晩から、奉納芸能は明日14時から執り行われます。

(ta)

投稿者 takidun : 12:23 PM

September 07, 2008

世迎い(ユーンカイ)

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9月7日は、旧暦の8月8日
竹富島では世迎い(ユーンカイ)の神事が執り行われました。

ニーラスク・カネーラスク(ニライカナイ)の神々を竹富島に迎え入れ、
竹富島、八重山中の豊年を祈願します。

ニーラン石での祈願後、竹富公民館執行部と神司一行は、
仲筋村、幸本御嶽、小底場、玻座間村を巡り、
神々の業を祝います。

 ウヤキユーバ タボラル

(ta)

投稿者 takidun : 11:16 AM | コメント (0)

September 06, 2008

第31回テードゥンムニ大会

 昨晩、第31回テードゥンムニ大会が開催されました!

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「ムニバッキタ シマバッキ シマバッキタ ウヤバッキルン」
(言葉を忘れると 島を忘れ 島を忘れると 親を忘れる)

 竹富島のことわざに残るほど、
テードゥンヒトゥ(竹富人)は島言葉を大切にしてきました。
テードゥンムニ(竹富言葉)の継承を目的としたテードゥンムニ大会も
31回を数えています。

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昨年に引き続き、今年もまちなみ館に入りきれないほど大勢のかたが訪れました。

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座開きは保育所の子どもたちによるわらべ唄です。

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結願祭に奉納される“始番狂言”

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体験談を披露したり・・・。

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寸劇ありと・・・・。

 今年も盛りだくさんのテードゥンムニ大会でした。


(ta)


投稿者 takidun : 08:57 AM | コメント (0)