August 31, 2008

ねぷたが竹富島にやって来た!

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 漆黒の闇夜に浮かぶ2基のねぷた。
 昨晩の南北の文化・芸能交流は、大勢のご来島の皆さまのおかげで、
 大成功に終わりました。

 斜里 ヤーヤ・ドーする会
 弘前 七夕会
 竹富 全国竹富島文化協会

 の皆さまはじめ、竹富島のかたがた、玻座間民俗芸能保存会青年部
 のみなさま、大変お疲れさまでした。
 
 素晴らしい芸能交流会でした。
 
(ta)

投稿者 takidun : 09:00 AM | コメント (0)

August 27, 2008

節祭

 竹富島における節祭は、古代の正月と云われており、
土地の大祓い、井戸水の清めをし、所作物に荒風、毒虫の発生なく、
来年度も豊作であるようにと土地の神に祈念します。
 旧暦干支の「つちのとゐ」の日をもって祭日と定め、
家毎の戸主は海水(潮の花)で火の神の霊石を洗い清め、
香炉の白砂を新たに浜からとってきたものと入れ替えます。
また畑からススキの芽を取って家の四すみの軒にさし、
土地の神に家内安全のため魔祓いの願いをします。
 現在行われてはいませんが、
その翌日は節振舞(チチフルマイ)と言って四つ組の膳に料理を載せ、
来年度もまた豊作で食膳を賑わしてくださいとの意から、
家族一人一人に振舞われていたそうです。
 また、福を迎え入れるということから、
迎え入れることは何でもあれ大変喜ばれるが、
出すことは嫌われており、特に金を出すことは禁じられていたそうです。
また物音をたてること、土地を動かすことも禁じられており、
祭が開始してからの三日間は物忌として畑仕事をせず、
大地に感謝をささげます。

 往古はこの三日間の入港船を歓迎し、出帆を嫌うため、
浜には監視人を置いて厳重に船の出入港を見守ったそうです。

 なお、節の夜はマジューヌ(魔物)が出没すると云われており、
子どもたちの格好の「肝試し大会」であったそうです。

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(ta)

投稿者 takidun : 02:03 PM | コメント (0)

August 26, 2008

祭事教室「節祭」と「世迎い」

 昨晩は竹富島ビジターセンター運営協議会主催による
祭事教室「『節祭』と『世迎い』」が開催されました!

 ねぷたの来島や結願祭(9月9,10日)など、島内行事が目白押しのため、
普段に比べると参加者は少なめでしたが、古代の正月と呼ばれる『節祭』と、
竹富島における1年間の神事の始まりとなる『世迎い』を、
ゆがふ館所蔵の映像を観ながら、神事の流れを理解し、
NPOたきどぅん事務局長 阿佐伊孫良さんの解説により、この2つの神事が
竹富島にとってどのような存在であるかを学びました。

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 現在行っている家庭は少なくなったものの、以前は殆んどの家庭で、
節祭の際は“シチフルマイ”いった沢山の料理が食卓を賑わしていたそうです。
 そして、3日間は畑仕事を止め、大地を清め、井戸を清め、自然の恵みに
対して感謝をしていたそうです。

 世迎いは、ニライカナイの神を迎える竹富島にとっては大変重要な儀式です。
五穀の種子を満載した神の船がニーラン石に船のとも綱をかけ、竹富島に降り、
幸本御嶽にある小底場と呼ばれる小高い丘から八重山中に種子を配ったとの
伝承に由来しています。

 今年の節祭は8月27日、世迎いは9月7日に執り行われます。

(ta)

投稿者 takidun : 08:38 AM | コメント (0)

August 25, 2008

ゆがふ館の珍客

 今日のゆがふ館には大変珍しいお客さま(?)
が来館されています。

 アオバト、リュウキュウアカショウビンはよくご来館(??)
されますが、今日の珍客はズグロミゾゴイと呼ばれるサギ科の
大きな鳥です。

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財団法人自然環境研究センター発行のレッドデータブックを開いてみると、
準絶滅危惧種(NT)に該当されています。

一旦は館外に出したものの、再度ゆがふ館に侵入し、
入館者のかたがたを和ませたのち、正面入口から飛び去って行きました。

野鳥も出入りする
ビジターセンター竹富島ゆがふ館ならではです。

(ta)

投稿者 takidun : 04:46 PM | コメント (0)

August 24, 2008

祭事教室の開催について

 この度、竹富島ビジターセンター運営協議会では、祭事教室を
開催いたします。
 今回は、沖縄に古くから伝わる神事「節祭」(シチマツリ)と
1年間の神事(農事サイクル)の始まりとなる「世迎い」(ユーンカイ)
についてご紹介いたします。

 古代の正月と云われている「節祭」は南島一円で執り行われている神事です。
土地ならびに井戸を清めるなどの井戸に関する祈願という点では共通していますが、
竹富島の「節祭」は神事の日取りの決め方などをみると、
古くから行われている神事であると考えられます。
さらに、「世迎い」はニライカナイの神を迎える神事として、
他の地域とは異なった形式をのこす特殊な神事であるといっても良いでしょう。

 神事を知ることによって、なかなか皆様に触れることのできない
竹富島の深遠なる世界を、今回の祭事教室を通じて感じていただきたいと存じます。

 大勢のかたのご来館をお待ちいたします。

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         祭事教室 「節祭」と「世迎い」

●主 催:竹富島ビジターセンター運営協議会
●日 時:平成20年8月25日(月) 午後8時〜
●場 所:竹富島ゆがふ館
●講 師:阿佐伊孫良 (NPOたきどぅん事務局長)
●料 金:無料
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(ta)

投稿者 takidun : 09:20 AM | コメント (0)

August 23, 2008

竹富島民具づくり教室

 7月19日から毎週土曜日にNPOたきどぅんが主催する
「竹富島民具づくり教室」も、今回で第5回を数えました。

 “伝統文化の継承”と何やらお堅い主旨で開催した
民具づくり教室ですが、蓋を開けてみると、参加者は和やかで楽しく
講師のかたに民具づくりを習っています。

 教室はゆがふ館の前庭で行われるため、
時折、観光客の方が興味深くご覧になっています。

祭事行事が行われる以外は毎週土曜日にゆがふ館で開催している
「竹富島民具づくり教室」

今後は、“ゆがふ館のもうひとつの顔”になってもらいたいな。
と考えています。

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 ところで、民具づくりに必要なのは“材料”です。
そこで、今日はゆがふ館の裏手にあるクバの葉を伐採し、裏庭に干しています。
身近なところに材料があるのですね。

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クバの葉を落とす講師の富本衛さん

(ta)

投稿者 takidun : 01:34 PM | コメント (0)

August 17, 2008

もう一つの“アンガマー”

 ショーロも終え、竹富島は日常通り穏やかな時間が流れています。
今日は風もあり、厳しさも少し和らいだ日差しとともに観光客を迎えています。
 ゆがふ館にご来館される方々は、風通りのよいゆんたくコーナーで
お茶を飲みながらのんびりとくつろがれています。


 ショーロの最終日(送り日)、有志が集って竹富島のとても大切な
人の供養を行っています。
 竹富島の伝統文化の継承において欠かすことのできない、
故上勢頭亨翁ならびに祖霊への供養です。

 上勢頭亨翁は、竹富島の日本最南端のお寺及び竹富島の民俗資料館である
「喜宝院蒐集館」を設立され、さらには竹富島の民俗を知る上でバイブルとも云われる
『竹富島誌』(民話・民俗編、歌謡・芸能編)の著作としても知られています。

 竹富島にはジーキョンギンとバラシキョンギンの二つの狂言が存在し、
前者は神に捧げる厳粛な狂言、後者は笑いをかもしだす即興の狂言であることや、
竹富島にはいくつもの神口(カンフチ)と願口(ニガイフチ)が残されており、
この神歌が数十編も残されていることを熱く語る上勢頭亨翁について、
沖縄民俗学の権威であり、琉球王国の由来と歴史を探るには欠かすことのできない
『おもろそうし』の解読、翻訳で知られる外間守善先生は、
「私はもう完全に上勢頭さんと竹富島という島に圧倒されてしまった。」
と述べられています。

 こうした神口、願口ばかりでなく、芸能、伝承、古謡、民芸など
多くの竹富島の伝統文化を記録し、
私たちにしっかりと継承された上勢頭亨翁に対してへの心配りをされています。

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 先人を慈しむ思い。
 竹富島の“目には見えない”素晴らしい世界です。

(ta)

投稿者 takidun : 01:15 PM | コメント (0)

August 16, 2008

スードーリ

 昨晩はショーロ(お盆)の送り日。
アンガマーたちが集落を去った後は、家庭行事となります。
ウチカビ(紙で出来たお金のこと。あの世でお金に困らないようにするためです。)
を燃やし、祖霊をあの世へ見送ります。

その翌朝、東、西集落ではスードーリが行われています。

スードーリとは、「道祓い」のこと。

ご馳走を腹いっぱい食べ、舞踊を楽しんだ祖霊たちは、
もっとこの世に居たい。と里心がついてしまいます。
この世の私たちは、祖霊を無事に見送らなければなりません。
そこで、道を清掃することによって祖霊があの世に戻れるようにします。

 スードーリの儀式は以前はお盆の翌日と、旧正月三日の翌日に
行われていたそうですが、現在はお盆の翌日のみ行われています。
参加者は原則として16歳から65歳の男性のみ。
昔は、スードーリに参加できない者は「スック」と呼ばれ、
罰金が課せられていたそうです。

(ta)

投稿者 takidun : 08:33 AM | コメント (0)

August 15, 2008

里帰り

 お盆は、祖霊にご挨拶をする時期。
高速道路の大渋滞は困ったものですが、それでも
ご先祖様にご挨拶しようと多くの方が故郷に帰ります。

 竹富島においても、お盆の時期は多くの若者が帰省します。
年に1回現れるアンガマーを観に、そしてご先祖様に元気な姿を
見せるために戻って来ます。

 昨晩の西集落のアンガマーが訪れた家には、いずれも若者が戻り、
自らがアンガマーに扮し、夏の夜を愉しみます。

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 アンガマーが訪れた一か所は、ご先祖様に初孫を紹介されています。
ご先祖様に最高のご報告ができたことでしょう。


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 本日は送り日。
 今夜も竹富島では三線と太鼓の音色が響きます。

(ta)


投稿者 takidun : 11:36 AM | コメント (0)

August 14, 2008

ショーロ(お盆)

 8月13〜15日は祖霊を迎える日、お盆にあたります。
八重山では旧暦の7月13〜15日でお盆の日取りを決めますが、
今年は本土と同じ日程となりました。
 石垣島ではアンガマーが登場し、ウシュマイとンミのやり取りが
絶妙な面白さを醸し出していますが、竹富島のお盆では、
アンガマーが踊りを披露します。

 一般的には石垣島(字登野城、大川、新川、石垣のこと
 四カ字と言われる)のアンガマーは士族階級が生み出したとされており、
竹富島で行われるアンガマーは農村文化が色濃く残った古い形式であると
言われています。

 竹富島のアンガマーは、東・西集落に登場し
(仲筋集落は行われていない)各集落の家庭を訪れ、祖霊の供養をします。

 昨晩は東集落2件、西集落2件でアンガマーが踊りを披露しています。
アンガマーの踊りは、結願祭・種子取祭奉納芸能とは異なり、比較的のびやか
に踊っています。アンガマー(踊り手)のリラックスした舞踊もまた一興です。

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 昨晩は初日。迎え日にあたります。
 今晩は中日、明晩は送り日にあたり、都合3日間、アンガマーは竹富島の夜を彩ります。

(ta)

 

投稿者 takidun : 08:31 AM | コメント (0)

August 12, 2008

みやまくむ ユングトゥ

 今日はみなさんに「蜘蛛」についてご案内したいと思います。

 現在、ゆがふ館の裏手に大きな蜘蛛と蜘蛛の巣を見ることができます。
昆虫に嫌悪感を抱くかたもおられるかと思いますが、ぜひこの蜘蛛の巣
をご覧ください。見事なものです!

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 この蜘蛛は7月17日(台風7号来襲時)にはゆがふ館に巣を作り始めて
います。
その後、台風8号による強風からも逃れ、すっかりゆがふ館に住みついています。


 竹富島には、蜘蛛ついて触れている古謡が遺されています。

「みやまくむ ユングトゥ」

 このユングトゥに登場する主人公は、蜘蛛を参考に自らの人生を切り開こうとしています。
大らかな自然のなかに垣間見える生き抜く厳しさ。
この厳しさのなかに生きる蜘蛛を通じて、生きる知恵を見出した男の“ひとり言”です。


NPOたきどぅん事務局長 阿佐伊孫良さんが謡う「みやまくむ ゆんぐとぅ」は
下のURLから聴くことができます。

www.mf247.jp/jp/artist.php?aid=51045


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(ta)

投稿者 takidun : 12:16 PM | コメント (0)

August 09, 2008

ねぷたが竹富島にやってくる!

 8月30日(土)の夕刻、竹富島の白砂の道を
ねぷたが練り歩きます!

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 竹富町の姉妹都市にあたる北海道斜里町ならびに
斜里町の姉妹都市にあたる弘前市から遠路はるばるやってくる2基のねぷた。
以前、竹富島にご来島いただいた関係者が集落の道幅を測り、
竹富島サイズのねぷたを制作しています。

 竹富町役場、全国竹富島文化協会を中心とした
 南北芸能交流の集い実行委員の方々、搬送の手配や様々な御苦労、
大変お疲れさまです。

 白砂の道に灯るねぷた。ぜひお楽しみいただきたいと思います。

(ta) 

投稿者 takidun : 09:22 AM | コメント (0)

August 07, 2008

七夕願い

8月7日の陽も傾くころ、彌勒奉安殿では、
「七夕願い」の神事が執り行われました。

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「ミルク神の御面の虫干し」と云われる僅か15分程度の
神事ですが、年に3回お顔をお出しいただく内の1回となります。

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竹富公民館執行部、與那國家の当主・大山家の当主ならびに
島の有志たちは、彌勒奉安殿に安置されているミルク神の御面を
拝見し、お神酒、マーシュ(塩)をいただきます。

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七夕願いを終えると、1週間後にはショーロ(お盆)がやってきます。
島の人々は、お盆の準備に取りかかります。

(ta)

投稿者 takidun : 07:07 PM | コメント (0)

August 03, 2008

高潮注意報

高潮注意報が発表されている、8月3日大潮時の西桟橋の様子です。

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(写真提供 上勢頭芳徳)

投稿者 takidun : 04:08 PM | コメント (0)

August 02, 2008

第2回ぶなる(婦人)会学習会

 昨晩は、ぶなる(婦人)会による学習会が
羽山会館(仲筋集落集会所)にて開催されました。

 “ぶなる”という言葉は、“姉妹”という意味です。
婦人の方々が、姉妹のように仲良くお互いに助け合おうという
思いをこめて、竹富島では、ぶなる会という名称を用いています。

 今回の学習会は、芸能に必要不可欠な着付けの講習。

 竹富島では、種子取祭、結願祭、奉納芸能以外にもさまざまな
余興を披露する機会があります。こうしたなか、しっかりと、手早く
衣装を纏うことが大切です。さらに、玻座間村(東、西集落)と
仲筋村とでは着付け方が異なるので、お互いの着付け方を教え合いながら、
自らだけはなく、子どもたちへの着付け方も学びます。

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サジ(頭巾)のかけ方でも5パターンあるそうです。

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ミルクのファーマー(子供)のサジのかぶせ方を練習します。

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たすき掛けの講習です。演目によってたすきの掛け方は様々です。

学習会は、“ぶなる”の名のとおり姉妹のように和やかで、楽しげに行われていました。

(ta)

投稿者 takidun : 08:23 AM | コメント (0)