June 25, 2008

ゆがふ館開館4周年記念

 6月24日には、ゆがふ館開館4周年記念イベントが行われました!

 今回4周年を迎えるにあたり、ゆがふ館を担当する
環境省職員のかたが交代されました。竹富島のみなさんにご挨拶していただく
機会を持ちたいという点も含めて開催いたしました。
 今回、イベントを盛り上げてくれた、竹富青年会の皆さん、
竹富島コーラスグループの皆さま、竹富公民館をはじめとする竹富島民のみなさま、
竹富島にご宿泊された観光客の皆様、ご参加いただいた方々に厚く御礼申し上げます。

 さて、8時を若干過ぎ、陽も暮れかかったころ開演したイベントについてご紹介しましょう。
 ゆがふ館正門入り口では、竹富青年会の皆さんから「ソーラン節」を披露していただきました。
踊りの中からは、はちきれんばかりのパワーを感じることができました。

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 つづいては、ゆんたくコーナーにて宇根勝末 竹富公民館長にお祝いの言葉をいただき、
竹富島コーラスグループによる合唱が披露されました。
「椰子の実」や「芭蕉布」など、南国の香りを漂わせた音楽が、100余名の来館者の心を
和ませました。

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 最後は、テードゥンシアターにて、昭和51年の竹富島の映像を放映しました。
故安里八重さん(前久間原御嶽神司)を中心として、豊年祭前日の竹富島の風景
を紹介しています。
 鬼籍に入られた方々の元気な姿をご覧になられたみなさんは、昔の竹富島の光景に
懐かしさを感じられていたようです。

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 最後は、NPOたきどぅん理事長、上勢頭保さんによる閉会の言葉をいただき、
ゆがふ館4周年記念イベントは無事に終了しました。

 6月24日現在、竹富島ゆがふ館は949,610名の方に足を運んでいただいています。
あと少しで、100万人のお客さまを迎えるゆがふ館。

 今後とも、よろしくお願いいたします。
 シッカイト ミーハイユー

(ta)

投稿者 takidun : 11:26 AM | コメント (0)

June 23, 2008

もうひとつの慰霊祭

 沖縄県では6月23日を「慰霊の日」として独自に公休日としています。
これは、第二次世界大戦における沖縄戦の組織的戦闘が終結した日として、
また、県民に対して沖縄戦で犠牲になったかたがたを弔うための日とされています。
以前、沖縄県議会はこの日を休日にすることを中止する法案を提出しましたが、
県民からの大反対を受け、現在も公休日として、犠牲者を弔う日として存続しています。

 竹富町には、竹富島の世持御嶽境内にある竹富町戦没者慰霊碑にて
慰霊祭が毎年とり行われています。今年も竹富町長はじめ多くの方々が
慰霊碑に手を合わせ、戦没者を偲び、恒久平和を願いました。

 ところで、みなさんは竹富島にもう一つの慰霊塔があるのをご存知でしょうか。
喜宝院蒐集館敷地内にある「大石隊戦没者慰霊之塔」のことです。
 大石隊は高知県人を中心とした150余名の部隊で、竹富島を守備範囲
として配属されていました。
竹富島は、石垣島の軍事基地を攻撃する拠点として占領される恐れがあったのです。

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 大石隊隊長であった大石喬さんは陸軍中野学校卒とは異なり、私学である明治大学
法学部卒という肩書もあってか、住民との信頼関係を保つことを重視しました。
そのため、竹富島では石垣島や波照間島などで見られた日本軍の横暴な行動はみられず、
島民とは良好な関係が築かれていたそうです。

 こうした背景もあり、上勢頭亨前喜宝院院主が私費を投じてマラリアなど不慮の事故
で亡くなった9名の隊員に対し、1970(昭和45)年8月に慰霊の塔を建立したのです。
軍人による悲惨な行為が伝えられる沖縄において、こうした例は、稀だといっても良いでしょう。

 温和で住民との信頼関係を第一と考えた大石喬さんが駐屯されたことは、
竹富島にとって幸いだったと言えます。

 これに対して、波照間島は山下虎雄(偽名)が住民の指揮を執ることにより、
強制疎開先の西表島にて1,587名の住民がマラリアに罹災し、477名のかたが亡くなられ、
八重山における沖縄戦による最大の被害者を出しています。

 八重山における戦闘による死亡者は178名。沖縄本島に比べるとわずかな被害ですが、
軍命などによる強制疎開先でのマラリアによる死亡者は3,647名に上ります。
 しかし、戦争は負傷者や死亡者の数だけではありません。

竹富島のあるお年寄りの一番の自慢が
「南方(サイパンなどは日本の占領地であった)から引き揚げた際、
自分の子供に手をかけることなく無事に育て上げた」
という一言が、この戦争がいかに住民を巻き込んできたかということを浮き彫りにしています。

 戦後、台湾、南方から逃れた方々が竹富島に戻り、
一時、島内は2,000名を超える人口となります。戦争は8月15日を終えても、
なお竹富島に食糧難という重大な問題を抱えさせました。竹富島、八重山ばかりでなく、
全国にこのような光景がいたるところで見られたのでしょう。

 私たちは、6月23日の慰霊の日を迎えるにあたり、
沖縄戦を振り返り、過去の愚行を謙虚に受け止めなければならないと切に感じました。

(ta)

投稿者 takidun : 06:34 PM | コメント (0)

June 21, 2008

竹富島ゆがふ館4周年記念

 2004年6月24日に開所した「環境省西表石垣国立公園
竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館」もおかげさまで4周年を
迎えることができました。
 少しづつ歳を重ね、徐々に竹富島の景色に馴染んでいくゆがふ館
には、開所以来940,736名の方にご来館いただいております。
(2008年5月31日時点)

 つきましては、来る6月24日にゆがふ館開館4周年記念イベントを
開催いたします。今後とも、竹富島のかたがた、観光客のみなさん、
多くの方々に愛されるゆがふ館を目指していきます。

 島民の皆さんはもちろんのこと、竹富島にご宿泊の予定
の方々もふるってご参加ください。

(ta)

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 日 時: 6月24日(火) 午後7時30分開場、午後8時開演
 場 所: 西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館
 主 催: 竹富島ビジターセンター運営協議会
 共 催: 地縁団体法人竹富公民館
       特定非営利活動法人たきどぅん
       竹富民宿組合
       有限会社竹富島交通
 入場料: 無 料
 問合せ: 竹富島ゆがふ館
 備 考: 竹富青年会による余興、竹富島コーラスグループによる合唱
       テードゥンアーカイブでは貴重な映像を放映予定です。
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投稿者 takidun : 03:38 PM | コメント (0)

除草からみる島人のこころ

 梅雨明けのこの季節は、植物は太陽の光を浴び、突然訪れるスコール
の恵みによってぐんぐん繁殖していきます。訪れる人々は、亜熱帯地方特有
の気候であると一様に口を揃えて云います。

 終戦直後、小さな竹富島に2,000名以上のかたがお住まいでした。
食糧の確保が火急の課題であり、耕作できる土地はすべて畑であったそうです。
現在、絶景の夕陽スポットとなっている西桟橋も、この時代に造られています。

 やがて、島チャビ(離島苦)という言葉が島を覆います。
過疎化が進み、次第に畑は荒れ果て、ギンネムが生い茂るようになりました。
産業に乏しい竹富島から徐々に人が離れ、平成4年には251名まで
人口が落ち込みました。

 しかし、島人は島をきれいにする精神をずっと持ち続けていました。
年に2回の清掃検査はもちろんのこと、集落内の清掃は絶えず行われています。
島内を歩くとお気づきになると思いますが、環状線の周りは島人の良心により、
ハイビスカスや月桃が植えられ、きれいに除草されています。

 竹富島がきれいなのは、先人から受け継いできた思いと、身の周りを
きれいにして、みんなに快適に過ごしてもらいたいと思う島人の心がけです。

 陽が西に傾くころ、いたるところから草を刈る除草機の音が聞こえてきます。
この時期の竹富島の風物詩と言ってもいいでしょう。

 現在、竹富島の人口は341名。人口と比例して島もますますきれいに
なることを切に願います。

(ta)

投稿者 takidun : 08:50 AM | コメント (0)

June 17, 2008

今日の竹富島とゆがふ館

今日の竹富島は初夏特有の暑さとなりました。

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「梅雨明けしたのかな?」と思いがちですが、時々激しい降雨がある
ことで、まだ梅雨が続いているのかな・・・と連想することができますが、
本日の14時の気象庁の発表によると、八重山では梅雨明けの見込み
とのことです。

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ゆがふ館からみた石垣島です。左手には東桟橋を見ることができます。
電線が気になりますが、今朝の八重山毎日新聞の報道では、
大舛線(ホーシ道)の電線埋設工事が7月から着工されるとのことです。

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昼時のゆがふ館です。
壁面展示「しきた盆」の左手に掲示しているポスターは、
環境省生物多様性センターによる「いきものみっけ」ポスターです。
このプロジェクトでは、生物や自然現象の情報提供や、
地球温暖化に関する実態調査を行います。
「いきものみっけ」プロジェクト

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ゆがふ館の前庭です。照りつける太陽、突然訪れる降雨。
植物にとってはまさに天国といってもいいでしょう。

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テードゥンギャラリーに展示中のバラッタジナー(藁で編んだ縄)です。
民具づくりの基本となる縄。島のおじぃが編んでいます。

(ta)

投稿者 takidun : 01:57 PM | コメント (0)

June 14, 2008

JICA研修員の来館

 本日は、毎回恒例となっているJICA研修員10名および
引率のNPOおきなわ環境クラブの職員、通訳の方12名が来島し、
『素足で感じる竹富島』ツアーの体験や、「旧与那国家住宅」
で行われる竹富島についての講習会を受講されました。

 今回ご来島された研修員のお国柄は・・・
バングラディシュ、ガンビア、ドミニカ共和国、グアテマラ、ベネズエラ、ペルー
のかたがた。

 今日のガイドさんは“まっちゃんおばぁ”こと古堅節さんです。

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 名ガイドの“まっちゃんおばぁ”にかかれば、言葉は通じなくても
竹富島の魅力が存分に伝わったかと思います。

 昼食後は、喜宝院蒐集館の上勢頭芳徳館長による
『竹富島のこれまでとこれから』の講習会が「旧与那国家住宅」で行われました。
 竹富島での観光のあり方、そして、今後の竹富島の活かし方を研修員の
かたがたは熱心に耳を傾けていました。

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 それぞれの国で今後の観光を担う研修員の皆さんから、島を離れる際に
握手攻めにあったことで、竹富島の素晴らしさがしっかりと伝えられたと感じました。

 シッカイト ミーハイユー
 またお会いしましょう。

(ta)

投稿者 takidun : 04:19 PM | コメント (0)